『わがひそかなる愉しみ』その2
先日のブログ、アンソロジー『わがひそかなる愉しみ』、今日は森茉莉『貧乏サヴァラン』を紹...
リンドウの花言葉は怖い?
見出しの写真は借りものであまり可憐とは言えませんが、リンドウと言えば野山に咲く可憐で素...
過去を消した主人公たち
あの『白夜行』を彷彿とさせる東野圭吾作『幻夜』、純粋な(?)悪人を主人公としたところは同じですが、読後の印象はかなり異なります。阪神淡路大震災の最中に、実の叔父を殺してしまった若い...
カッコ悪すぎる話
しばらくご無沙汰しておりました。いつもの方のブログを見て(ごめんなさいですが、ザッと)、...
宮部みゆき 『不文律』
『不文律』は宮部みゆきの短編集『地下街の雨』の一編です。この短編集は作者の書きたい盛り...
月に叢雲 花に風
今年は本日が中秋の名月にあたります。私の住む場所からは、せっかくの満月が雲に隠れているようです。雲の向こうに月がいるのに無月と呼ぶそうです。この年、9月21日の満月の夜は十五夜で芋...
マンジュシャカ
ブロ友さんのブログ拝見すると艶やかな「彼岸花」の写真が目立ちます。お彼岸近く、季節の花...
『風渡る初恋』について
今、午前1時6分。私がこの時間にネットを弄るのは初めてです。コロナ禍に見舞われて...
風渡る初恋 最終章
12月も半ばを過ぎて、漸く民子とミホの退院が決まった。二人はお互いの連絡先を教え合い、「...
風渡る初恋 その3
ミホは幼い頃から一人で眠る習慣を付けられていた。それは西洋風の子育てを信奉する実母がつ...