
菊池寛 『無名作家の日記』
文藝春秋社を興し、芥川賞、直木賞を世に広めたのは菊池寛である。 つまりこの人がいたから...

菊池寛 『無名作家の日記』 その2
書店に行くまでに小さな橋があり、その橋に差し掛かると我慢出来ずにページを開いて読み耽...

菊池寛 『無名作家の日記』最終章
遂に芥川の小説は認められ、彼は新進気鋭の小説家として世に出た。 端正なマスクの彼の写真...

友に会いに
ゆかりは、新幹線の快適なシートにもたれて目を瞑った。 30年前のキャンパスの思い出が蘇る...

友に会いに その2
Tは大学教授になった。 卒業後、沢木耕太郎の『深夜特急』みたいな旅をして、再び大学に戻...

友に会いに その3
驚いた事にTはドアをわざと開けたままにしておく。 おまけに「これ、口をつけてないから」...

友に会いに 最終章
後で考えると、SNSは公開したも同様のものだから、生徒に見られたのだろう。 ある時点からT...

岩村暢子『日本人には二種類いる』
二種類の日本人と聞くと、もっと高尚な説を想像する。 ところが、著者の見方は単純明快であ...

岩村暢子 『日本人には二種類いる』 その2
1945年に終戦を迎え、除隊した男たちは次々と故郷の家へ帰った。 そこに待つ女性たちがいた...

岩村暢子 『日本人には二種類いる』 最終章
著者は現在の風潮、大人の子ども化やあなた任せに批判的ではあるが、今後の指針は出して...