
菫の危機 その1
3日前に菫が打ったメールは絵の羅列だった。 「🇹🇭🍉🍰🖐」 受け取った長浦和也は友達の衣笠...

菫の危機 その2
和也は悪いなと言う表情を浮かべて説明し出した。 実は和也はこのメールを貰った直後に安否...

薫の危機 その3
「ごめん証拠はない。ただ心配なんだ。こちらが疑ってる事を分からない様に、彼女の家の様...

薫の危機 その4
「薫に頼まれてた届け物をしに来た」と予め用意した嘘を伝えると、門は開いた。 ここでヨシ...

薫の危機 その5
和也は以前薫の家を訪ねた事がある。 博物館見学を欠席した薫に、報告がてら資料を届けに行...

薫の危機 その6
「仮に薫さんの両親じゃないにしてもだ、親戚の人が出たのかも知れない。 窓が閉まってたの...

薫の危機 その7
最後に和也は警視庁に勤める叔父の名前を出した。 そして、怪しい夫婦との会話の一部始終を...

薫の危機 その8
更に調査を進めると、応接間の等身大の鏡が異様に大きいのが目に付いた。 その脇にツマミが...

薫の危機 その9
それはいざという時に用意してあった業務用の大型冷蔵庫の中だった。 小柄な夫妻は身体を不...

薫の危機 最終章
薫は現在ある土地で暮らしている。 亡くなった実母の姉が独りで暮らす島である。 見違...