音信

小池純代の手帖から

日々の微々 240711

2024-07-11 | 歌帖

     試作数句  

 いくたびも地球もんどりうつ酷暑

 冷房の風極楽のいのちづな

 楯並而いざ鎌倉の夏野菜

  楯並而:たたなめて


          †

暑苦しい拙句だけではなんなので、
『おくのほそ道』から芭蕉の涼しげな二句を。

   有難や雪をかほらす南谷   〈羽黒〉

           ほ:(を)


   象潟や雨に西施がねぶの花  〈象潟〉









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