音信

小池純代の手帖から

日々の微々 240418

2024-04-18 | 歌帖

     春夏  


 くもりなき塗りのお重に容るるものなく「然らば」と光が籠もる

                        然:しか


 わがままな人用の椅子ひとつあり誰彼我が席をあらそふ
                   誰彼我:だれかれわれ


 肝試し的な夢にて脅されつ騙されつして試されてをり


 春よ春花たてまつる夏よ夏鳥たてまつる風ことごとに









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