~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

小学校訪問

2008年06月16日 | おはなし会・語りの会
水曜日、国分寺市の公立小学校へお話し会に行きました。
3年生の3クラスを訪問しました。

小学校への訪問は、昇降口で、副校長先生とのご挨拶からはじまります。
そして、校長室へ案内され、校長先生と対面します。
この瞬間はいつも、少しだけ緊張します。
笑顔で歓迎されるのは、やはり嬉しいですが、「生徒もわたし達教師も、楽しみにしています。」と言われると、貴重な授業の一環として受け持つ責任を感じます。

今回は、学校側から教科書の音読教材「すいせんのラッパ」のお手本朗読、昔話の語りを二つ、45分の授業いっぱいを使ってください。父兄も参観します」というものでした。

プログラムは
1、朗読『すいせんのラッパ』工藤直子作
2、素語『蜘蛛の糸』芥川龍之介作
3、素話『はなさかじいさん』日本昔話
途中に歌あそび「魚のひらき」をいれました。

『すいせんのラッパ』は春に目を覚ますかえるが登場する話です。
その様子がユーモラスなので、みんな「ふふっ。くすくす」と笑い声をあげていました。
『蜘蛛の糸』は、地獄の様子をいろいろ話してくれました。
子どもたちによると、針の山は富士山くらい大きくて、その山の斜面に無数の針がささっていて、裾野に血の池があるそうです。
極楽は、真白くていい匂いがするといっていました。
『はなさかじいさん』では、飼い犬の白が殺されてしまうところでほとんどの子どもたちが「えー」と悲しそうな声をだしました。
このシーンを知らない子どもたちも多いのです。もちろん最近は日本昔話が読まれなくなっていることもあります。
そして、最近の絵本はここをカットしているものもたくさんあるからだと思います。
みんな素直に笑ったり、驚いたりしていました。お話の世界を充分味わっていたようです。

先生のお話では、読み物語の授業のあとは、感想文を書くのだそうです。
所定用紙があっていつもなら、1枚を書くのがやっとだと言うことですが、今回は、「1枚じゃ足りない、もう一枚ください」と紙を取りに来る子がたくさんいたそうです。
後日私にもそれをコピーして送ってくださるそうなので、とっても楽しみです。

2時間目から4時間目までの通しのおはなし会は喉にはあまりよくありませんが、子どもたちの顔を見ると声も元気にでてくるのですから不思議です。

「おもしろい、おもしろい」終わってからも子どもたちにも余韻が残っていました。「また来てね」ということばは本当に嬉しいです。

朝はどしゃぶりだった雨も帰る頃にはやんでいました。
子どもたちの顔が浮かんできます。
「愛依の風」感じてくれたかな。

校長室でいただいたお茶がとてもほっとするおいしさでした。
昇降口のさつきがとてもきれいに咲いていました。