緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

北海道旅行 その8

2010年10月31日 | 
10月中に報告記は終わらせようと思っていたので、ただいま焦っています。夫婦二人の3泊4日の旅、簡単に終わると思っていたのに、書き出すとあれこれ浮かんできて長く続いてしまいました。

もともとこのブログは、愛犬ラムとの日常や我が家の緑のカーテンやガーデニングのこと、近隣の公園の花木のことを書きとめ、小さな出来事をなんとか忘れないようにしようと思って始めたことでした。心にとまったこと、書き留めていなければ指の間からこぼれる砂のように頭から消え去ってしまうことを、少しだけでも丁寧にみていきたいと思ったからです。

旅行の内容も書き留めておかないと、あら、あの素敵だった場所どこだったかしら、おいしかったあのお店、なんて名前だったかしら・・・ということになってしまいます。というわけで、あと一踏ん張り頑張ります。

摩周湖から阿寒湖へと向かう道の途中の道路沿いに双岳台と双湖台というビュースポットがあります。カーブの途中なので対向車が来ると少し危ないのですが、なんとか車を停めて夕暮れ迫るなか、見物をしました。双岳台からは雌阿寒岳と雄阿寒岳が見えるはずなのですが、雲に隠れてほとんど見えなかったです。双湖台からはパンケトーとペンケトーという二つの湖が見えました。なかなか幻想的で素敵でした。もとは阿寒湖の一部だったのが、土砂でせき止められて阿寒湖とこの二つの湖に分かれたのだそうです。パンケトーはアイヌ語で<下の湖>、ペンケトーは<上の湖>という意味だそうです。ペンケトーのほうは湖の形が北海道の形、ひし形の少し平たいような形にそっくりです。湖までの道路はなく、この双湖台から見るだけでそばには近づけないようです。もう暗くなっていたので、残念ながら写真は撮れませんでした。

北海道最後の夜は、阿寒湖温泉の「あかん遊久の里 鶴雅」http://www.tsuruga.com/という旅館です。阿寒湖を一望する野天風呂があり、お風呂の種類もたくさんあり、楽しい宿でした。しかもまたまた還暦祝い旅の効用でお部屋もグレードアップしてくれて、広くて気持ちのいい部屋でした。和室の畳じきにツインベッドがおいてあり、スリッパを履かずに部屋の中を歩けるのは楽でした。
旅館の中でもいろいろ楽しめるように工夫されていて、その夜はアイヌ文化の講演会があり、参加させてもらいました。武田泰淳の「森と湖のまつり」でのアイヌ知識しかない私には、とても興味深い講演でした。旅館のすぐ前はアイヌコタン(アイヌの集落)で夜遅くまで買い物や食事などできます。アイヌの木彫り店を何軒が見て、バレッタをラムパパに買ってもらいました。ありがとうラムパパ、還暦祝いで赤いバレッタです。

鶴雅の中には、あちこちに木彫りの彫刻が飾ってあるのですが、同じ作者のお店らしい木彫り店もありました。どこかで見たことのある彫刻だなと思っていたら、以前NHKの教育テレビで紹介されていたろう者の彫刻家、瀧口政満氏のお店でした。もともとは関東地方出身の方で北海道の自然に魅了され、阿寒湖畔に住みつき、木彫刻家として活躍しているそうで、その作品が何点も旅館の中に展示されていました。



北海道ではずっと雨に降られなかったのに、最後の日はとうとう雨になってしまいました。雨に煙る阿寒湖です。



今回の旅行は忙しかったですが、とても充実した内容の旅となりました。最後のこの日は昼過ぎの飛行機に乗らないといけないので、ゆっくりはしていられません。阿寒湖畔のおいしいパン屋さん、「パン・デ・パン」で明日の我が家の朝食用のパンとドライブ中のおやつにシュークリームを買って、一路帯広空港を目指します。

帯広市内に着いたのが午前11時過ぎ、少し早めですが、帯広名物の豚丼を「ハゲ天」という店で食べて、大満足のラムパパでした。またまた食べるのに夢中で写真を撮らなかった私です、反省。

北海道は広くて、魅力的な場所がたくさんあり、とても一度や二度では周りきれません。また何度も訪れたい本当に素敵なところです。北海道を舞台にした映画がヒットしたという中国からは団体旅行客がたくさん来ていましたし、韓国の人たちもよく観光に訪れるそうです。釧路でも知床でも摩周湖、阿寒湖、どこでも外国の人たちに出会いました。今回は北のアルプ美術館を訪問するという目的がありましたが、欲張りな私のこと、ついついあそこもここもと駆け足で観光してしまいました。次回は滞在する北海道を楽しみたいと思いました。また行きますね、北海道の皆様。




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