緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

「限界から始まる」 上野千鶴子、鈴木涼美 往復書簡

2021年11月29日 | 
今、読み始めた本「限界から始まる」という上野千鶴子と鈴木涼美の往復書簡をまとめたものがなかなか面白くて、他に読みかけ本がいろいろあるのにほったらかしにして、読み続けています。 上野千鶴子さんの書かれるものはパワーとインパクトがあり、圧倒されながら読んでいます。鈴木涼美さんという往復書簡の相手の方の書かれたものを読むのは初めてです。まだ若い方で、30代そこそこでいろいろな経歴をもった人で簡単に説明 . . . 本文を読む

「卵のふわふわ」 宇佐江真理が描く江戸人情話が美味しい

2016年04月05日 | 
朝日新聞夕刊に「うめ婆行状記」を連載されていた宇佐江真理さんの小説を何冊か読み始めています。 最初は「深川恋物語」という短編集を読み、お江戸を舞台にした暖かい人情話に藤沢周平とはまた違った魅力を感じて、続けて何冊か図書館から借りてきました。 今読んでいるのは、「卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし」という本です。八丁堀の同心の家に嫁いできたのぶという女性を主人公にして、やたらと食べる . . . 本文を読む

寒い日にはなぜか藤沢周平を・・・

2016年01月12日 | 
暖かな年明けだと喜んでいたら、今日は真冬らしい厳しい寒さの一日となりました。 床暖房だけでは朝の寒さにおいつかず、石油ファンヒーターもつけています。灯油が安いので助かっています。 寒いので私はすっかり冬籠り、暖かくした部屋でなぜか今になって藤沢周平の時代小説本を読みふけっています。 藤沢周平の小説は映画化されたりドラマになったり、いろいろ評判は知っていたのですが、あまり読んだことがなかったので . . . 本文を読む

読んだ小説のタイトルが出てこない?

2015年11月19日 | 
読んだ本の中で小説の内容は覚えているのに、なんというタイトルだったか、思い出せないことがあります。歳のせいばかりではなくて、若い時にもそうしたことがありましたが、すでに読んだ本をまた図書館から借りてきて、読み進めてから「あら、これはもう前に読んだ本だ」と気づくなんてことは、やはり歳のせいなのでしょうか。 最近読んだ小説で、妻子と別れてひとり暮らしになり居酒屋を始める主人公とその周りの人たちを描い . . . 本文を読む

「1%の力」

2015年10月25日 | 
十数年前、「がんばらない」という本で有名になった鎌田實先生の近著「1%の力」という本を読みました。 本の帯には「1%は誰かのために生きなさい」と書かれていたのですが、本を読み終えて印象に残った言葉は「自慈心」という言葉でした。 「自尊心は少し小さくして、自慈心は大きくしたい・・・」と書かれていて、私はあまり自慈心という言葉を知らなかったので、自尊心とどう違うのだろうかと興味を持ちました。 . . . 本文を読む

「ナニカアル」(桐野夏生著)という本を読みました

2015年10月04日 | 
秋になりましたね。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋といろいろな呼ばれ方をする「秋」です。 秋になったからとくに読書量が増えるというわけではないのですが、少し長めの本を読んだので、備忘録として書き留めておきたいと思います。 読んだ本は、桐野夏生の「ナニカアル」というちょっと変わったタイトルの本です。 「放浪記」や「浮雲」で有名な作家、林芙美子が戦争中に軍の嘱託としてインドネシアに出向 . . . 本文を読む

「スクリプターはストリッパーではありません」

2014年10月11日 | 
新聞の書評欄で紹介されていたときから「読みたい!」と思っていた本をやっと読了しました。 本のタイトルだけ読むとドキッとするのですが、内容は至って真面目、というか映画界自体があまり真面目とは言えないので、まっとうな正攻法の本です。 日活のスクリプターとして昭和30年からずっと映画に寄り添い、いまだにしんゆり映画祭や川崎映画アートセンターの代表として映画に添い遂げている白鳥あかねさんという方の聞き . . . 本文を読む

トマス・アクィナスの「神学大全」訳書全45巻

2014年04月14日 | 
トマス・アクィナスは 13世紀の中世ヨーロッパの神学者、哲学者として有名な人です。大部な「神学大全」はキリスト教徒のためだけに書かれたものではなく、もっと幅広く人間にとって幸福に生きることは可能なのか?、神を信じるということはどういうことか?などの根源的な問いに答える優れた歴史的な書物だと言われています。 私が初めて職に就いた学術書出版社の「創文社」という会社は、哲学書、歴史学、宗教学、経済学な . . . 本文を読む

友人の著作「揺れる心と向き合いながら」

2014年03月25日 | 
聴覚障害、口唇口蓋裂、内分泌不全、無嗅覚、WPW症候群、まだあったかな、と思うほどいろいろな困難を抱えて生まれてきた私の息子は、赤ちゃんの時からさまざまな方から多くの支えをいただきながら、育ってまいりました。同じような障害をもつ子どもを育てている親たち仲間やご指導くださる先生方、また同じ障害をもった成人の方々、医療・療育関係の方々、本当に多くの人々に助けられ、挫けそうになったときは多くの勇気をもら . . . 本文を読む

「脳の個性を才能にかえる」を読みはじめました

2014年02月26日 | 
近くの図書館から表記の本を借りて来ました。新聞の書評欄になかなか興味深い紹介が載っていたので、予約していたら、思いのほか早くに「予約の本が届きました」とお知らせメールが来ました。 まだ目次を眺めただけですが、とても面白そうです。我が家の課題がまた広がって、「発達障害」の勉強を一からするようになりそうです。歳をとるわけにはいかなくなりそうです。でも、きっと私ってこういうのがけして苦手ではないのだな . . . 本文を読む