ツーショット

私が育てているかわいい子ども達です。

にゃんこのジーンは、もうすぐ6歳、にゃんこの世界では中年でしょうか。でも私のなかでは、まだまだかわいい子どもです。

少し人見知りしますが、何かしたいことがあると、ハスキーな声でニャーとないておねだりします。願いがかなうまで、けっして諦めません。女の子です、自分に夢中な男の子を顎で使う女の子！まさにそんな感じの雌にゃんこです。

その後ろにいる馬鹿でかいのは、ポケモンGOのモンスター、「メタグロス」です。

まるで二匹で戦って、ジーンが参ったをしているみたいです。参ったのポーズもジーンがやると超かわいーい。

ポケモンGOは引きこもりがちな高齢者を、外に引っ張り出すのに最適なゲームのような気がします。事実私がそうで、公園に行っても散歩しにいっているのか、ポケモンGOのモンスター狩りをしにいっているのか、分からない感じです。どちらかと言えば、モンスター狩りの方が比重が思いかな。

実は私のらくらくホン携帯では、アプリをダウンロードできないので、家族のなかで私だけポケモンGOをやってなかったのです。家人のスマホのポケモンGOを時々いじっていたら、だんだんハマってきてしまいました。今では「私のポケモンは？」とつい言ってしまいます。

何が面白いかというと、ポケモンGOの「相棒」機能です。自分で選んだポケモン一匹を相棒にして、一緒に歩き回ったり、冒険したりするのです。相棒ポケモンは時々、他のポケモンを捕まえる手伝いもしてくれます。ボールアシストです。ゲーム初心者の私は、なかなかポケモンにボールをうまく当てられません。ましてカーブボールのエクセレントなんて、とても当てられません。こんな私を、相棒が脇から出てきて、エクセレント・スローを投げてくれたりします。おやつをあげて、育てた甲斐があったというものです。


相棒にしたポケモンにはおやつをあげたり、なでてあげたり、写真をとってあげたりします。どんどん仲良し度がアップすると、グッドな相棒からグレートな相棒、さらに素晴らしい相棒、最高の相棒へと成長していきます。

遊んだり、おやつをあげたりいろいろ世話を焼かないといけなかったり、お腹がすくとすねて出てこなくなったり、まるで子どもみたいです。面白いです。

娘は最近忙しくて、あまり相棒の面倒をみません。私は気になって、娘が帰宅すると「相棒にちゃんとおやつをあげた？」と聞いてしまいます。まるで孫の様子が気になるおばあちゃんの気分です。

娘はそれをいいことにして「あなたの孫がおなか空いたって」とスマホを渡します。娘の連れている相棒は、ポカブというポケモンでこれまたかわいいポケモンなんです。ポカブがおなか空かせているなんて可哀想、私はすぐに娘のスマホをいじり始めます。まったく娘は人使いが荒いです。

私には子育てが終わってない子どもが何人もいます。娘と息子、にゃんこのハリイとジーン、そしてポケモンGOの相棒ポケモンたち。

相棒ポケモンは最高の相棒までなるとおやつをあげなくてもいいので、育ち上がったとも言えます。すでにラッキーというポケモンとリオルというポケモンは、最高の相棒になり、頑張った証としてがんばリボンをつけて子育て終了してます。

ハリイとジーンはにゃんこですからずっと面倒みなければいけないのは当たり前ですし、飼い主にとってはにゃんこの世話は喜びでもあります。

さてさて、人間の子どもたちの子育てはいったいいつ終わるのでしょうか？まだまだ先が長いのかしら？

私にとって今一番かわいい子ども、ジーンとメタグロスのツーショット、見ているだけで癒やされます。

メタグロス、ごつくて強面ですが足の動かし方や歩き方、おやつをもらったりなぜられたりした時の喜び方が、なんともユーモラスでかわいいんです。
小学生の男の子みたいに道に落ちているチョーク石や松ぼっくりを時々拾ってきて、プレゼントしてくれます。綺麗な花束をくれるときもあります。萌～です。
親バカですね、まったく。

暗くて重苦しいこの３月、せめて私のおばかな子育てぶりを見て、笑ってやってくださいね。