しばしば野良猫が我が家の庭を横切っていく。どうやら彼らには広い縄張りがあってパトロールしているようだ。
隣の家が一部家庭菜園にしている裏庭をそのまま抜ければ難なく抜けられるのにわざわざブロック塀を乗り越え庭を通って玄関先に抜けていく。逆のコースもある。
野草好きな義母が庭の半分を手入れもせずジャングル状態にしているので身を隠しやすいと見ているのか、あるいはそのジャングルもテリトリーの一部にしているのか、ともかく小ばかにしたように庭を抜けていく。
ただ抜けていくだけなら実害はないのだが、家人によると二階のベランダに干していた布団の上で日向ぼっこをしていたり、ベランダのサンダルの上など方々に小水をかけるなどの悪戯をするという。
何よりも20数年前のこと、ダイニングキッチンの天井で子猫の鳴き声が聞こえるので電気屋を呼んでシーリングライトを外して貰ったら、なんと天井の僅かな隙間に野良猫の巣があり子猫が数匹いたことがある。また数年前は庭の剪定に入った庭師が義母の作ったジャングルの中で猫の死骸を見つけたこともある。
近所に猫に餌を与える人がいるらしいが、近辺住民がこのような迷惑を受けていることは全く意に介さない困った人たちである。注意しても止めないそうだ。
兎も角、庭に巣でも作られたら困る。最初は見つけると追い払っていたが敵も去るもの、一旦は逃げるものの間合いを置いて立ち止まってからこちらの出方を窺っている。さらに追いかけると逃げはするが懲りずにまたやってくる。一度、車庫に逃げ込んだのでこれ幸いと閉じ込めて散々脅かしてやったのだがこれも効果がなかった。
そこで野良猫の通り抜け阻止に躍起になっている。
まず玄関の門扉の下にあった5cm余りの隙間は金網で潰した。猫は頭さえ入れば体がすり抜けられると言われ、実際に猫を追いかけたらするりとくぐり抜けたことがある。しかしこの金網はさすがに通り抜けられないようだ。
そして次はブロック塀。長さが30m以上あるので対策は難しい。少しずつ効果を見ながら猫対策を練っていくことにする。
最初は去年の秋、取って来た山栗の実を取り出した後、外側のイガを見て猫対策に利用しようと思いついた。ブロック塀の手前にちょっとした段差があるのでそこにこのイガを敷き詰めた。しかし僅かな余地を見つけてそこに脚を掛け乗り越えていく。これはあっさり失敗。
猫はお腹の皮膚が弱いのでトゲのあるものが嫌いだといい、バラを庭に植えだけで寄ってこなくなるということを聞いたが全く根拠がないようだ。家の庭にはバラが二本もある。

次は金網の自家製のトゲ。5mm穴の金網のところどころを適当に切断しワイヤを折り曲げるようにして5mmほどのトゲを一面につけた。指先で触ってみると痛い。猫も踏めばいたいはずだ。これなら効果があるだろうと踏んでいたがこれも敢え無く失敗。家人に言わせると平気でトゲの上を歩いているし、なんと毛づくろいまでしていたという。トゲを立てるのには相当時間がかかっている。ますます怒りが増してきた。

次に100¥ショップの猫対策グッズ。家人がたまたま見つけた。プラスチックのグレーチングに20mmほどのピンが立ててある。長さ50cmのものが2枚セットで100¥。ブロックの上は比較的狭いので縦に半分に切っても収まる。切ったものを一列に繋ぐと2mにもなる。まず玄関先の通り道になる塀の上に乗せてみた。これは効果があって、一度玄関先まで猫を追いたてたところ超えられないと見て慌ててひき返しそれこそ必死の形相で体の脇をすり抜けていった。通路のそばに並べている植木鉢をなぎ倒してしまった。
そこでこれをブロック塀の上にも並べてみた。まだここを超えたところを見たことがない。

ただこれはピンが目立ち見栄えはあまり良くない。それと風穴がついていないブロックは固定することが難しい。
トゲが長いと効果がありそうだと判った。そこで先の金網のトゲをさらに伸ばしてみることにした。とげの長さは10mmほどと最初より長くなった。

しかしこれは先日乗り越えて行くのを見た。
猫の手足の肉球は硬くても、指の間は柔らかでのだろうとは思うのだが意外としぶとい。多分体重も各脚均等に掛けているのだろう。あるいは我々が靴を履いているのと同じなのかもしれない。
先日、庭を玄関先の方向に平然と歩いていたので追っていくと1mほどの高さの門柱にいとも簡単に跳び上がり平然と逃げていった。
トゲの上でも平気で歩くし1m程度であれば軽くジャンプする。まるで忍者のようだ。
次は猫トラップか飛び道具による脅しかなさそう。まだまだ当分猫とのバトルは続きそう。イタチゴッコならぬネコゴッコになっている。
何よりの一番の対策は猫に餌を与えないことなのだが、猫が懐くのをいいことに近隣の迷惑が判らない手前勝手な人達である。
隣の家が一部家庭菜園にしている裏庭をそのまま抜ければ難なく抜けられるのにわざわざブロック塀を乗り越え庭を通って玄関先に抜けていく。逆のコースもある。
野草好きな義母が庭の半分を手入れもせずジャングル状態にしているので身を隠しやすいと見ているのか、あるいはそのジャングルもテリトリーの一部にしているのか、ともかく小ばかにしたように庭を抜けていく。
ただ抜けていくだけなら実害はないのだが、家人によると二階のベランダに干していた布団の上で日向ぼっこをしていたり、ベランダのサンダルの上など方々に小水をかけるなどの悪戯をするという。
何よりも20数年前のこと、ダイニングキッチンの天井で子猫の鳴き声が聞こえるので電気屋を呼んでシーリングライトを外して貰ったら、なんと天井の僅かな隙間に野良猫の巣があり子猫が数匹いたことがある。また数年前は庭の剪定に入った庭師が義母の作ったジャングルの中で猫の死骸を見つけたこともある。
近所に猫に餌を与える人がいるらしいが、近辺住民がこのような迷惑を受けていることは全く意に介さない困った人たちである。注意しても止めないそうだ。
兎も角、庭に巣でも作られたら困る。最初は見つけると追い払っていたが敵も去るもの、一旦は逃げるものの間合いを置いて立ち止まってからこちらの出方を窺っている。さらに追いかけると逃げはするが懲りずにまたやってくる。一度、車庫に逃げ込んだのでこれ幸いと閉じ込めて散々脅かしてやったのだがこれも効果がなかった。
そこで野良猫の通り抜け阻止に躍起になっている。
まず玄関の門扉の下にあった5cm余りの隙間は金網で潰した。猫は頭さえ入れば体がすり抜けられると言われ、実際に猫を追いかけたらするりとくぐり抜けたことがある。しかしこの金網はさすがに通り抜けられないようだ。
そして次はブロック塀。長さが30m以上あるので対策は難しい。少しずつ効果を見ながら猫対策を練っていくことにする。
最初は去年の秋、取って来た山栗の実を取り出した後、外側のイガを見て猫対策に利用しようと思いついた。ブロック塀の手前にちょっとした段差があるのでそこにこのイガを敷き詰めた。しかし僅かな余地を見つけてそこに脚を掛け乗り越えていく。これはあっさり失敗。
猫はお腹の皮膚が弱いのでトゲのあるものが嫌いだといい、バラを庭に植えだけで寄ってこなくなるということを聞いたが全く根拠がないようだ。家の庭にはバラが二本もある。

次は金網の自家製のトゲ。5mm穴の金網のところどころを適当に切断しワイヤを折り曲げるようにして5mmほどのトゲを一面につけた。指先で触ってみると痛い。猫も踏めばいたいはずだ。これなら効果があるだろうと踏んでいたがこれも敢え無く失敗。家人に言わせると平気でトゲの上を歩いているし、なんと毛づくろいまでしていたという。トゲを立てるのには相当時間がかかっている。ますます怒りが増してきた。

次に100¥ショップの猫対策グッズ。家人がたまたま見つけた。プラスチックのグレーチングに20mmほどのピンが立ててある。長さ50cmのものが2枚セットで100¥。ブロックの上は比較的狭いので縦に半分に切っても収まる。切ったものを一列に繋ぐと2mにもなる。まず玄関先の通り道になる塀の上に乗せてみた。これは効果があって、一度玄関先まで猫を追いたてたところ超えられないと見て慌ててひき返しそれこそ必死の形相で体の脇をすり抜けていった。通路のそばに並べている植木鉢をなぎ倒してしまった。
そこでこれをブロック塀の上にも並べてみた。まだここを超えたところを見たことがない。

ただこれはピンが目立ち見栄えはあまり良くない。それと風穴がついていないブロックは固定することが難しい。
トゲが長いと効果がありそうだと判った。そこで先の金網のトゲをさらに伸ばしてみることにした。とげの長さは10mmほどと最初より長くなった。

しかしこれは先日乗り越えて行くのを見た。
猫の手足の肉球は硬くても、指の間は柔らかでのだろうとは思うのだが意外としぶとい。多分体重も各脚均等に掛けているのだろう。あるいは我々が靴を履いているのと同じなのかもしれない。
先日、庭を玄関先の方向に平然と歩いていたので追っていくと1mほどの高さの門柱にいとも簡単に跳び上がり平然と逃げていった。
トゲの上でも平気で歩くし1m程度であれば軽くジャンプする。まるで忍者のようだ。
次は猫トラップか飛び道具による脅しかなさそう。まだまだ当分猫とのバトルは続きそう。イタチゴッコならぬネコゴッコになっている。
何よりの一番の対策は猫に餌を与えないことなのだが、猫が懐くのをいいことに近隣の迷惑が判らない手前勝手な人達である。