国宝の五重塔のなかで3番目に古いのが醍醐寺の五重塔。

高さ38.2m、建立は951年。
国宝、国の重要文化財に指定された五重塔24基のなかでも4番目の高さを持つ
堂々とした風格だが周りを樹木で囲まれているので近くまで行かないと見えない。
塔としてはすばらしいのだが、遠方からもランドマーク的な姿を見せる東寺や
八坂の塔、備中国分寺の五重塔に比べるとやや物足りない感じがする。
ただ塔全体を一枚の画像でカメラに収めるにはこれくらいの高さがちょうど良い。
周囲にかなりの広さの空地もあって少し離れれば一枚に収まる。
ところで醍醐寺といえば「醍醐の桜」。太閤秀吉が亡くなる半年前に1300人もの
大人数で大花見会を開いたという。そのために多数の茶屋を建て、開花時期を
合わせた桜を多数近隣から集め移植したらしい。
数年前の4月の初めに長男が名古屋で挙式し、その帰りに桜を見ようと訪れた。
しかし残念なことに、式の前日に回った名古屋城は満開の桜だったのに僅か2日
遅れで醍醐寺の方は散り始めの状態であった。
名古屋城と桜

醍醐寺の桜

ここの三宝院に立派な庭園があるが撮影禁止が徹底しており、室内はもちろん
庭園も厳しく撮影禁止。何でもない通路の廊下で家人を撮ろうとしたらそれも
ダメという。庭園の片隅に桜が満開であったが仕方がないので退出したあと、
塀の外から上に出ている部分を撮影した。
撮影禁止の庭園は他に1件あった記憶があるだけで殆どない。なぜか狭量な
印象が今も強く残っている。
庭の桜

なお、車で行ったのだが近場の駐車場はシーズン中どこも混雑しまた異常に高い
というのが身に染みている。周辺地域を回ってリーゾブルな駐車場を探すうちに
寺の北側に閑静な住宅街があり、そこの道路の路側帯に車1台を停めるだけのスペ
ースがあった。電柱が路側帯に立っていて車は通れず通行の邪魔にはならないし、
車の往来もない。駐車禁止でもなさそうなのでここに停めさせてもらうことにした。
そこで車を置き道路反対側を見るとなにやら説明板が立っている。建物は周辺地域の
集会所のような平凡な建物であるが、これが赤間薬師堂という。
説明版に、赤間関(下関)で祀られていた木像薬師如来を源平の乱を避け、この地に
祀るとある。
山口からたまたま来て、そこで山口に縁(ゆかり)のある仏像に出会えるとは。
この奇遇に驚く。

高さ38.2m、建立は951年。
国宝、国の重要文化財に指定された五重塔24基のなかでも4番目の高さを持つ
堂々とした風格だが周りを樹木で囲まれているので近くまで行かないと見えない。
塔としてはすばらしいのだが、遠方からもランドマーク的な姿を見せる東寺や
八坂の塔、備中国分寺の五重塔に比べるとやや物足りない感じがする。
ただ塔全体を一枚の画像でカメラに収めるにはこれくらいの高さがちょうど良い。
周囲にかなりの広さの空地もあって少し離れれば一枚に収まる。
ところで醍醐寺といえば「醍醐の桜」。太閤秀吉が亡くなる半年前に1300人もの
大人数で大花見会を開いたという。そのために多数の茶屋を建て、開花時期を
合わせた桜を多数近隣から集め移植したらしい。
数年前の4月の初めに長男が名古屋で挙式し、その帰りに桜を見ようと訪れた。
しかし残念なことに、式の前日に回った名古屋城は満開の桜だったのに僅か2日
遅れで醍醐寺の方は散り始めの状態であった。
名古屋城と桜

醍醐寺の桜

ここの三宝院に立派な庭園があるが撮影禁止が徹底しており、室内はもちろん
庭園も厳しく撮影禁止。何でもない通路の廊下で家人を撮ろうとしたらそれも
ダメという。庭園の片隅に桜が満開であったが仕方がないので退出したあと、
塀の外から上に出ている部分を撮影した。
撮影禁止の庭園は他に1件あった記憶があるだけで殆どない。なぜか狭量な
印象が今も強く残っている。
庭の桜

なお、車で行ったのだが近場の駐車場はシーズン中どこも混雑しまた異常に高い
というのが身に染みている。周辺地域を回ってリーゾブルな駐車場を探すうちに
寺の北側に閑静な住宅街があり、そこの道路の路側帯に車1台を停めるだけのスペ
ースがあった。電柱が路側帯に立っていて車は通れず通行の邪魔にはならないし、
車の往来もない。駐車禁止でもなさそうなのでここに停めさせてもらうことにした。
そこで車を置き道路反対側を見るとなにやら説明板が立っている。建物は周辺地域の
集会所のような平凡な建物であるが、これが赤間薬師堂という。
説明版に、赤間関(下関)で祀られていた木像薬師如来を源平の乱を避け、この地に
祀るとある。
山口からたまたま来て、そこで山口に縁(ゆかり)のある仏像に出会えるとは。
この奇遇に驚く。