どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)東野 圭吾講談社このアイテムの詳細を見る |
東野圭吾の『どちらかが彼女を殺した』を読んだ。
一時期はまった東野圭吾の作品だが、とんとご無沙汰だった。
きっかけは会社の女性社員との会話にある。
ひょんなことから話すこととなったこの女性。
主に話すことと言えば本に関する話。
彼女が東野圭吾の本を読んでいるという話と、私がかつて東野圭吾にはまったということからあの本は読んだ?的な話で・・・。
で、先日彼女が『どちらかが彼女を殺した』を読んだらしく、読んだことあるかと問いかけられた?
無いと答えると、彼女が読後感をだーっと話すのだが思いっ切りネタバレで・・・。
《 注意 以降の記述は『どちらかが彼女を殺した』のネタバレが含まれております。 》
ネタバレというのは、この本、最後まで読んでも犯人がわかりません。
それを推理させるのが、この本の最大の目的と思いますが、そこん所を私にしゃべっちゃって、「どちらが犯人かわからないんで凄く気持ち悪いんです。」って・・・。
そりゃ、ないんじゃないの?
しかし、明らかに挑戦と受け取った私は、その事前情報を仕入れて『どちらかが彼女を殺した』を読んだ。
あらかじめ、最後まで読んでも犯人がわからないとなればこっちもそれなりに読みますよ。
その描写を逐次頭に入れ確認しながら読み進める。
(登場人物も限定されているから、対して苦労は無い。)
読み終わって、「これって○○が犯人ちゃうん」って思いながら解説ページを読む。
はぁ~んってなもんです。
最後に犯人を知らされていないとわかっており、その覚悟で読めば犯人はわかりますよ・・・。