お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

名古屋市中村区廣井中ノ切?天王社

2005年03月15日 00時43分11秒 | 山車祭り
地下鉄桜通線「国際センター駅」を南に
広小路通りまで歩いた所に小さな社がある。
この辺は昔、廣井中ノ切と呼ばれていた場所と推定される。

 ここにはかつて「張良車」と呼ばれた山車があった。
この張良車は現在、大野の南「西の口」に「雷神車」として
現存している。(祭礼日は4月中旬)

 でこの写真は、その廣井中ノ切?の天王社(津島神社)
(秋葉神社 津島神社 熱田神宮がまつられている)

 小さいながらも、綺麗に整備されていた。

 石垣に「中ノ切」の文字が無いか?探したが、
残念ながら無かった。

 数年前「二福神車」が立ち寄った事がある。

 張良って?

 伝説の古代中国屈指の名軍師
漢の高祖、劉邦の軍師として、中国統一に力を発揮する。
若き日、「韓」の国の名家の出身 張良子房は、
「韓」を滅ぼした、秦の始皇帝を暗殺しようと試みるが、失敗。
お尋ね者となる。そこで逃げ回っていた時のお話
あるとき、橋のほとりで独りの老人と出会う。
この老人は、張良にテストする。
(何日の何時にここに来い。時間に遅れたら「遅い やり直し」
を繰り返した、とする説や川に靴を投げ捨て張良に取って来させた。
とする説のある。能の「張良」は川に投げ捨てられた靴を
川の竜神と戦って、靴を取り返した、という話になっている。)

 その後、老人から1つの兵法書を渡される。
 伝説の大軍師 太公望秘伝の書と言われる。
老人は「黄石公」と名乗った。

 その秘伝の書は「三略」といわれ、今日に伝わっている。
(もっとも、あくまで伝説と言われている)

 張良車(雷神車)の写真を載せるときも、「張良」について
書きます。


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2 コメント

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津島神社ですね (yanegami)
2005-03-18 10:11:46
こんにちは。

こちらの神さまは基本的には津島神社なのですが、私は屋根神さまとみなしていますよ。

というのは入り口右手の石柱に真ん中に「津島神社」右側に「熱田神宮」左手に「秋葉神社」と書かれており、一般の屋根神さまと同じ祭神をまつっているからです。

名駅界隈には以前多くの屋根神さまがまつられていたそうですが、現在では少なくなりましたね。
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お見事 (アキ)
2005-03-18 18:57:06
さすが、yanegamiさん、そこまで見抜くとは、お見事。ここにも、明治には山車がありました。中村区の「紅葉狩車」の倉庫のヨコのお社も、屋根神様だと思われます。「二福神車」のところにも昔は、屋根神様の痕跡が残っていましたね。また、東区筒井町の天王祭は、神皇車、湯取車どちらも、旧屋根神様のお祭りですね。屋根神様と山車は、以外に因縁があるのです。
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