お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

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川相昌弘 「明日への送りバント」 中編

2005年11月05日 09時54分44秒 | プロ野球(きょうろぐ)
練習メニューを自分で考える
練習をどん欲にやっていかねば生き残れない
練習態度やプロとしての姿勢を見習ったのは、西本聖投手でした。
西本さんの同期入団のドラフト1位は定岡正二投手でした。片やドラフト1位とドラフト外。そんな西本さんはどうすれば定岡さんより上にいけるかを常に考え、自分なりのトレーニングを考えいろいろ取り組んでいたそうです。(中略)
 私自身、小学校の頃から自分でメニューをつくって練習を積んできましたので、自分がやってきた間違いでなかったのだと納得すると同時に、与えられた練習だけで満足するのでなく、考えた練習をどん欲にやっていかないと自分みたいなタイプはプロでは生き残っていけないのだということも思い知りました。


私も自分でメニューをつくっていくタイプですので、ここのところ実感できますね。メニュー通り、予定通りに自分を作り上げていくと自信も出てきます。(メニューは作るがそのとおり実行するかは、私の場合別問題!!)
 自分なりのメニューを作る、これ、自分が好きなものでないと出来ないかもしれません。

 中部製造業は良い製品、商品をつくる為、創意工夫していきますが、自分を造り上げる為にも、創意工夫が必要だということです。


ライバルと比較して勝てるところを探す
川相さんがレギュラー定着を狙った時、ショートのレギュラー候補(ライバル)として岡崎選手、勝呂選手がいました。

ライバルたちに負けたくない!その為には2人より劣っている部分を埋める努力ではなく、勝てるところを探してみました。ライバルが持っていないものでアピールしていこうと思ったのです。まず、ライバル達を分析する必要があります。(中略)
 私に勝ち目があるとすれば、元気と、1番の特長である守備と2番バッターとしての技術や精神的な部分ではないか、そう思いました。


ライバルと比較する、己の力に自惚れがあると、出来ないでしょう。恐ろしいまで冷徹に分析する。「己を知り相手を知れば百戦危うからず」(孫子)とは云いますが、これが難しい。ですが、劣っている部分を埋めるのではなく、勝てるところを磨く。劣っている部分を見ているだけでは、どうしても後ろ向きになりがち。勝てるところを磨く事で、前向きになれるでしょう。
 しかし、プロの世界、首脳陣にアピールしなければ戦力外!!劣っている面を補う時間より勝る面を磨かねば、キャンプ中という限られた時間の中で、時間そのものが足りない、ということも言えます。
 

  以上のような内容は色々な本(自己啓発系)でも書いてあると思います。どんな本でも良いのですが、自分がわかりやすい本、読みやすい本を手本にするのが
一番でしょう。私の場合、ビジネスと直結しないものが良いみたい。

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