お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

「座頭市」北野武

2005年11月08日 01時36分17秒 | 政治 経済 セミナー
日曜日の夜、北野武版「座頭市」を観ました。私は映画に疎く、ウンチクなど全く頭にありませんが、素直に面白かった。主人公の影響受けて「鍼灸」勉強したくなっちゃうよ。時代劇の良さ、理由としましては、悪党が景気良く切られること、ですかね?
 過去観たことのある、時代劇では
TV版「子連れ狼」(萬屋錦之介)を少し、大五郎を引きつれ、名剣、どうたぬきを引っさげて、柳生一族と死闘を繰り広げる。

「破れ傘」萬屋錦之介ふんする町のお医者さん、悪人に対してこの一言。
「てめえら人間じゃねえ!!たたっ切ってやる!!」のタンカは清々するなあ。

片岡孝夫(片岡仁左衛門)の「眠 狂四郎」無双正宗を手に「円月殺法」
バットをくるくるまわす、日本にいた頃の「イチロー」も円月打法だもんね。(振り子打法という呼び名が有名になったが)

里見幸太郎「長七郎江戸日記」徳川家の血流をひきながら、江戸の浪人さんを仮の姿にして二刀流(徳川さんなのに宮本武蔵風の二刀流?)で悪党どもをたたっ切る。
「俺の名前は引導代わりだ!迷わず地獄へ落ちるがよい!!」

里美さんの会心作じゃない?

年末恒例時代劇、忠臣蔵、水戸黄門(TV版と映画版)を除けばこの程度

わかりやすい悪役が悪さをして、そういった連中を懲らしめる。これが時代劇の真骨頂?

 どうも最近のご時世を考えると、地獄へ落ちるべき人が、テレビのブラウン管(昔風にブラウン管)で平然としていて、ブラウン管前の私が悪いことしていないが、イマイチの生活。

「てめえら人間じゃねえ!!たたっ切ってやる!!」言ってみたいセリフですわ。言いたいが、ぐっと抑えて、この世の中どう思う?何かおかしいよ、とつぶやいて見たくなる。
 
 各作品それほど、作品背景知りませんが、単純に剣での戦いが好きなのです。

スターウオーズシリーズのライトセイバー戦も好き。最新作「エピソード3」観て無いから作品全般についていえないけれど、ジェダイの騎士とダースモール(だったっけ?)の一騎討ちは良かったな。

 今スタジオジブリのプロデユーサー鈴木敏夫氏の「映画道楽」読んでいるのだけれど、鈴木氏は映画が本当に好きで、映画を見まくっているので、過去の「座頭市」シリーズや眠 狂四郎シリーズについても書いてあります。

 機会があれば、書評でも書きます。

悪いやつがたたっ切られる、TV映画を観る事は最高の道楽かもしれない。