あえかのブログ【2005-2009年】

teacupより移行したシンガーソングライター「あえか」の昔のブログです。

母っち

2005-07-20 01:54:32 | ノンジャンル
仕事後、母っちと上野で待ち合わせ。
マルイのバーゲンで衣装になりそうなものを買い貯めした。

何だか今日は母っちとの時間がとても楽しく感じられ、幸せだった。
お寿司食べた後、「コーヒー飲みたいねっ」
と、どちらからともなく提案し、スタバで二次会。。。

色々な話をした。
母っちは
「あまり仕事に気をとられず、本来あなたがやるべきこと(=音楽)に意識を向けなさい。」
と言った。何だかジンときた。

1年前の母っちの口からは、とてもあり得ない言葉。。。

1年前の最大の悩みは、母っちが私のヤリタイコト(=音楽)を理解してくれないことだった。ちょっとでも音楽の道に進みたいような言葉を出せば、呆れるか怒るかどちらかだった。そんな母っちの反応が怖くて、隠れて音楽をしていた時期もある。

その頃、母っちは私を妬んでるんだと思っていた。

母っちは、学生時代器械体操をやっていて、結構いい線まで行ってたらしい。
でも、途中で考えを変え、小学校の教員になった。結婚しても絶対続けるつもりだったらしいが、私を腕に抱いた時に、
「この子を自分の手で24時間育てたい。」
と決心し、専業主婦になったという。熱血教師だった母っち先生が辞める、というのは、かなり衝撃的だったらしい。

母っちのヤリタイコトが、器械体操だったのか、小学校の教員だったのかは分からないけれど、とにかく全てを切り捨てて私を育てる事に専念した。だから、ヤリタイコトをやろうとしている私を羨ましく思っているのでは・・・?と一時期、思った。

そんな気持ちを友だちに打ち明けた時、すごい怒られた。

「あえかのお母さんはそんな風に思うような人じゃないっ!あえかがやるって決めれば、誰よりも精一杯応援してくれる人だよ!」
と・・・。

目が覚め、すごく恥ずかしい思いで一杯になった覚えがある。

その友だちの言う通りだったなと・・・。
コーヒーを飲みながら、衣装について熱く語る母っちを見つめた。