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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

現在分詞の形容詞的用法【第888回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-03-21 04:08:54 | 現在分詞・過去分詞・動名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ロープ下りの途中のロープにナマケモノがいました。
どいてくれるのに15分かかったようです。
「現在分詞の形容詞的用法」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 現在分詞の形容詞的用法

▷今日の例文

 英文▷ A child zooming on a zip-line through a rainforest in La Fortuna, Costa Rica collided into a slow-moving sloth clinging to the cable.

 訳例▷ コスタリカのラ・フォルトゥナの熱帯雨林を通り抜けるジップラインを猛スピードで降りていた子供がケーブルにしがみついているスローな動きのナマケモノに衝突しました。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 現在分詞(動詞ing)には、名詞を修飾(説明)する使い方があります。「現在分詞の形容詞的用法」と呼ばれます。
 意味は、「〜している〜」「〜していた〜」となります。
 現在分詞がそれ一語で名詞を修飾する場合は、普通は名詞の前に置き、現在分詞が他の語を伴う場合は、名詞の後ろに置きます。

 「今日の例文」には、「zooming」と「clinging」という現在分詞があります。
 いずれも他の語と組み合わさって直前の名詞を後ろから修飾しています。 
 
 「zooming on a zip-line through a rainforest in La Fortuna, Costa Rica」が「A child」を修飾しています。
 「clinging to the cable」が「a slow-moving sloth」を修飾しています。

 なお、「slow-moving(鈍い、のろい)」も「-ing」がついていますが、形容詞として扱っている辞書が一般的なようです。

▷その他の単語

 zoom: 猛スピードで進む、疾走する 
 zip-line: ジップライン ※終点の方が低くなるように空中にワイヤロープを張り、人が滑車でぶら下がって移動できるようにした設備   
 rainforest: 熱帯雨林
 collide: 互いに衝突する
 slow-moving ゆっくり[のろのろ]進む[動く]、速度の遅い、動き[動作・売れ行き]の遅い[鈍い・緩慢な]
 sloth: ナマケモノ 
 cling: しがみつく、すがりつく、からみつく
 cable: ケーブル

▷今日の例文は「The Sun」から
Child Runs Into Sloth While Zip Lining Through Costa Rican Rainforest

形容詞で始まる分詞構文【第887回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-03-20 04:39:29 | 分詞構文
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ネコが小屋の屋根に登ろうとしましたが先客がいました。
「形容詞で始まる分詞構文」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 形容詞で始まる分詞構文

▷今日の例文

 英文▷ They walked towards the log store kept in the garden, unaware that a fox was sunbathing on the top.

 訳例▷ そのネコは庭にある丸太の倉庫に向かって歩きました。でもその屋根でキツネが日光浴をしているのに気づいていませんでした。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 ある文の前、または後ろにくっついて捕捉的な説明をしたりするのが「分詞構文」です。
 分詞構文は、現在分詞(-ing)から始まるのが普通ですが、以下のように現在分詞から始まらないのもあります。
 
 ①過去分詞から始まるもの
 Powered by big butteries, this plane can fly 10 hours.
 (大きなバッテリーを備え、この飛行機は10時間飛ぶことができる。)

 ②形容詞から始まる場合
 Full of a lot of toys, the room is always in a mess.
 (たくさんのおもちゃでいっぱいで、その部屋はいつも散らかっている。)

 ③名詞から始まる場合
 A very honest man, he never lies.
 (とても正直な人なので、彼は決してウソをつかない。)

 これらの分詞構文はいずれも、「be動詞」の現在分詞である「being」が省略されているものと考えることができます。
 
 「今日の例文」の後ろの部分の「unaware that a fox was sunbathing on the top」は、②の形容詞から始まっている分詞構文です。

 なお分詞構文にはいろいろな意味があり、文脈に応じて自分なりに解釈するといいです。

▷おまけ
 「今日の例文」は以下の文章の一部です。
 
 This cat was roaming around in their neighbor's garden on a sunny day. They walked towards the log store kept in the garden, unaware that a fox was sunbathing on the top.

 「They」が使われていますが、これは前の文の「This cat」指しています。
 このように単数のものであっても、オスかメスかわからない場合、また人間だと性別がわからない場合は「They」を使います。

▷その他の単語

 walk toward: ~に向かって歩く ※イギリスではtowards
 log store: 丸太の貯蔵庫
 garden: 庭
 unaware that: 〜ということを知らないで ※that以下は文
 fox: キツネ
 sunbathe: 日光浴をする、ひなたぼっこをする
 top: 屋根

▷今日の例文は「The Sun」から
Cat Startled by Fox Sunbathing on Top of Garden Shed



the way+文【第886回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-03-19 04:55:54 | 関係代名詞・関係副詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

寒い中を二匹のネコが寄り添って暖め合いながら歩いています。
「the way+文」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 the way+文

▷今日の例文

 英文▷ The way these cats walk together will melt your heart.

 訳例▷ このネコたちが一緒に歩く歩き方はあなたの心をなごませるでしょう。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 関係副詞を使う時、関係副詞か先行詞のどちらかが省略されることがあります。

 This is the place where I would play in my childhood.
 (ここが私が子どもの頃よく遊んだ場所です。)
 ⇒ This is the place I would play in my childhood.
 または This is where I would play in my childhood.

 I remember the time when I met her for the first time.
 (私は、初めて彼女に会った時のことを覚えています。)
 ⇒ I remember the time I met her for the first time.
 または I remember when I met her for the first time.

 This is the reason why I was very hungry.
 (これが、私がとてもお腹が空いていた理由です。)
 ⇒ This is the reason I was very hungry.
 または This is why I was very hungry.

 「how」の場合はちょっと特殊です。
 先行詞が「the way」の場合、「the way」か「how」のどちらかを必ず省略しなければなりません。

 This is how I found the fact.
(私はこうやってその事実を見つけました。)
 または This is the way I found the fact.

「今日の例文」は、主語の部分が「The way these cats walk together」となっています。
 これは「How these cats walk together」と書き換えることもできます。

▷その他の単語

 walk together: 一緒に歩く
 melt someone's heart: 〜の心をなごませる

▷今日の例文は「The Sun」から
Cats walking together



so that構文【第885回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-03-18 04:46:49 | 使い方
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

外が好きなイヌが家に帰りません。
「so that構文」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 so that構文

▷今日の例文

 英文▷  In fact, she loves it so much that when called to come back in she often hides behind a nearby flower pot.
    
 訳例▷ 実際のところ、彼女はそれ(外にいること)がとても好きなので、中に戻るように呼ばれる時、しばしば近くの植木鉢の後ろに隠れます。

▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「so〜that〜」の形で「とても〜なので〜」という意味を表します。
 「so that構文」と呼ばれます。
 「so」の後には「形容詞」や「副詞」が続き、「that」の後には文が続きます。

 「今日の例文」では、「so」の後に「much」という副詞が続き、「that」の後に、「she often hides behind a nearby flower pot」が続く構造です。

 ただしその間に「when called to come back in」という節が挿入されているのでややわかりにくくなっています。
 
 ちなみに「when called to come back in」の部分は、主語と動詞が省略されており、実際には「when she is called to come back in」です。
 このように「when」や「while」などの接続詞の後にくる主語と動詞が主節と同じ場合に省略されることがあります。

 なお別の文法的解釈として「接続詞+分詞構文」とみなす場合もあります。
 「when called to come back in」の部分は、「接続詞のwhen」と「過去分詞から始まる分詞構文」とみなすわけです。

▷その他の単語

 in fact: 実際のところ
 call: 呼ぶ
 come back: 戻る
 often: しばしば
 hide: 隠れる
 behind: 〜の後ろに
 nearby: 近くの
 flower pot: 植木鉢

▷今日の例文は「The Sun」から
Dastardly Dog Hides Behind Flower Pot



have go to【第884回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-03-17 04:30:26 | 使い方
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

イギリスで赤ちゃんヤギたちが滑り台を楽しんでいます。
「have go to」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 have go to

▷今日の例文

 英文▷ You've got to be kidding me!
    
 訳例▷ 冗談でしょ!


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 学校ではほとんど習いませんが、ネイティブの日常会話でよく使われるのが「have got to」という表現です。
 通常「I've got to」「You've got to」など「have」の部分は短縮形で使われます。

 主な意味には以下の3つがあります。

 ①〜しなければならない
 例▷ I've got to go.(もう行かなきゃ。)(もう電話を切らなきゃ。)
 この場合の「have got to」は「have to(〜しなければならない)」と同じ意味です。
 これは実際に発話される場合は「got to」の部分が短縮されて「gotta(ガタ)」となります。
 また「have」を省略して「I gotta go.」となったり、さらに「I」も省略されて「Gotta go.」となる場合もあります。

 ②〜を持っている
 例▷ I've got a pen.(私はペンを持っています。)
 この場合の「have got to」は「have」と同じ意味です。
 
 ③〜はずだ、〜に違いない
 例▷ You've got to be kidding me!(あなたは私をからかっているに違いない。)
 
 「今日の例文」は③の使い方です。
 ただし、「今日の例文」は誰のセリフなのかがちょっと微妙です。
 見ている人のセリフなのか、滑っているヤギのセリフなのか、皆さんはどう思いますか。

 ちなみに、「kidding」を使った表現には以下のような例があります。
 
 Are you kidding me?(ふざけてんの?)
 I’m not kidding. I’m serious.(冗談なんかじゃないよ。本当だよ。)
 I’m just kidding. It was a joke.(冗談だよ。ふざけただけだよ。)
  
 など、他にもいろいろあります。

 また、今回実はこの「kidding」が英語のシャレとしても使われています。
 「kid」は上のように「冗談を言う」という意味の他に「子ども」という意味もありますが、なんとさらに「子ヤギ」という意味もあります。

 もともと「子ども」という意味の「kid」は「子ヤギ」から来ています。

 ここでは「kidding」に「子ヤギが冗談ぽいことをしている」という二重の意味を込めているわけです。つまり英語のシャレです。

▷その他の単語

 kid: 冗談を言う、からかう

▷今日の例文は「The Sun」から
Baby Goat Slide