
そういえば、加田伶太郎「完全犯罪 加田伶太郎全集」(創元推理文庫)。
新潮社の福永武彦全小説「加田伶太郎全集」、新潮文庫「加田伶太郎全集」にも入っていなかったので、
なにをトンチンカンなことを。入ってましたね。
タイトル作の「完全犯罪」を。
クイーン「Yの悲劇」の与えた影響は計り知れない。
福永武彦全小説「加田伶太郎全集」にはSF「地球を遠く離れて」が収録されています。
この作品が発表されたのは、SFマガジン創刊1年前の1958年、発表誌は別冊小説新潮。
星新一が別冊宝石に転載という形で登場したのが1957年、
筒井康隆が同じようにデビューしたのが1960年なので、
「地球を遠く離れて」がいかに早かったが分かります。
が、SFマガジンの創刊1年前というだけで、それまでSF小説がなかったわけではなく、
SF小説のようなものはたくさんあったのではないか? という疑問もあります。
話題になった「発酵人間」は1958年の発行でしたから(ダジャレ)。
「地球を遠く離れて」はファーストコンタクトものですが、読んでいると
「2001年」のアンサーソングでは?とか(「2001年宇宙の旅」の日本公開は1968年)、
スタニスワフ・レムを読んでいたのか?とか、いろいろ想像がわいてきます。
「深夜の散歩」収録の「推理小説とSF」を読むと、
「恒星プロクシマへ行く話」とあるので、実際はもっと先までのプロットが存在していたのか。
未来なのに日本語で書かれている理由も捻ってあるので、都筑道夫が喜びそうです。
たしか「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」で相棒ダイジャの名前がなんとか、って後書きに書いてましたね。
新潮社の福永武彦全小説「加田伶太郎全集」、新潮文庫「加田伶太郎全集」
なにをトンチンカンなことを。入ってましたね。
タイトル作の「完全犯罪」を。
クイーン「Yの悲劇」の与えた影響は計り知れない。
福永武彦全小説「加田伶太郎全集」にはSF「地球を遠く離れて」が収録されています。
この作品が発表されたのは、SFマガジン創刊1年前の1958年、発表誌は別冊小説新潮。
星新一が別冊宝石に転載という形で登場したのが1957年、
筒井康隆が同じようにデビューしたのが1960年なので、
「地球を遠く離れて」がいかに早かったが分かります。
が、SFマガジンの創刊1年前というだけで、それまでSF小説がなかったわけではなく、
SF小説のようなものはたくさんあったのではないか? という疑問もあります。
話題になった「発酵人間」は1958年の発行でしたから(ダジャレ)。
「地球を遠く離れて」はファーストコンタクトものですが、読んでいると
「2001年」のアンサーソングでは?とか(「2001年宇宙の旅」の日本公開は1968年)、
スタニスワフ・レムを読んでいたのか?とか、いろいろ想像がわいてきます。
「深夜の散歩」収録の「推理小説とSF」を読むと、
「恒星プロクシマへ行く話」とあるので、実際はもっと先までのプロットが存在していたのか。
未来なのに日本語で書かれている理由も捻ってあるので、都筑道夫が喜びそうです。
たしか「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」で相棒ダイジャの名前がなんとか、って後書きに書いてましたね。
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