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東の帝国シリーズ

2012年09月04日 | SF
ハヤカワSF文庫の白背ということで、
フレッド・セイバーヘーゲンの「東の帝国シリーズ」全3冊。
セイバーヘーゲンといえば、バーサーカーシリーズの作者として超有名ですが、
日本ではあまりセイバーヘーゲンの本は翻訳されておらず、
その数少ない翻訳の中でバーサーカーシリーズでない作品は、
この「東の帝国シリーズ」しかありません。
(あとはゼラズニイとの共作「コイルズ」と、コッポラの「ドラキュラ」のノベライズ)



この「東の帝国」の第1作「西の反逆者」は、
ラリイ・ニーヴンとロジャー・ゼラズニイの序文がついているという豪華さ。

文明崩壊後の、前世紀の遺物である科学兵器となぜか魔術が同時に存在する世界、というのは魅力的です。
(すんません、話はすっかり忘れてしまいました)

ゼラズニイは序文の中で、セイバーヘーゲンはバーサーカーの作者だけではなく、
吸血鬼ものやインカ族の話も書いているといっています。
インカ族の話はともかく、吸血鬼もの(ワトソン博士とドラキュラ伯爵が交互に語る作品)は読んでみたいですね。



ところで、バーサーカーシリーズのジャケにある単眼のバーサーカーメカは、
加藤直之畢竟のデザインですね。一時期、この単眼メカをよく描いてましたが、
(「ニーヴン「神の目の小さな塵」の宇宙船など)
ルドンの影響でしょうか。
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