
サンリオSF文庫でジョージ・ゼブロウスキー『オメガ・ポイント三部作(翻訳は2作目まで)』の
「灰と星」と「オメガ・ポイント」が出ていました。

物語の時系列では「灰と星」「オメガ・ポイント」の順ですが、
執筆は「オメガ・ポイント」(1972)「灰と星」(1977)の順で、
「オメガ・ポイント」はゼブロウスキーの処女長編でもあります。
話は「灰と星」のほうが面白かったですね。
「オメガ・ポイント」の既視感はクリス・ボイスの「キャッチワールド」(1975)に似ているせいか。

主人公がいじいじ悩んでいるのが「哲学的」とみるなら、哲学的スペオペと言えるかもしれません。
「ガンダム」のアムロも同じように悩んで自閉症になるくらいだから、
「機動戦士ガンダム」も哲学的ロボットアニメと言えるかも(いやいや)。
タイトル「オメガ・ポイント」はもちろん、ティヤール・ド・シャルダンからの引用ですが、
ティヤール・ド・シャルダンを紹介した本は意外になくて、唯一古い講談社現代新書に
「ティヤール・ド・シャルダン 未来への問いかけ」(山崎庸一郎)があるくらいでしょうか。
(本人の著作翻訳はけっこうあります)

同書では、シャルダンの生涯とオメガポイント神学のさわりが読めます。
カソリック神父でありながら古生物学者である、というドグマとサイエンスに引き裂かれていたと思いきや、
キリスト教義と進化論を融合させ、オメガポイントという人類だけでなく
すべての物質存在もろともの進化を幻視しているのは、まるっきり遠未来SFです。
そのせいか、コードウェイナー・スミスが影響を受けていたことは有名です。
クラークの「地球幼年期の終わり」もネタにしているのではないか。
ダン・シモンズの「エンディミオン」に反教皇ティヤール1世が登場するのは、
教会の最高位階で教会そのものを否定するアイロニーなのでしょうか。
「灰と星」と「オメガ・ポイント」が出ていました。

物語の時系列では「灰と星」「オメガ・ポイント」の順ですが、
執筆は「オメガ・ポイント」(1972)「灰と星」(1977)の順で、
「オメガ・ポイント」はゼブロウスキーの処女長編でもあります。
話は「灰と星」のほうが面白かったですね。
「オメガ・ポイント」の既視感はクリス・ボイスの「キャッチワールド」(1975)に似ているせいか。

主人公がいじいじ悩んでいるのが「哲学的」とみるなら、哲学的スペオペと言えるかもしれません。
「ガンダム」のアムロも同じように悩んで自閉症になるくらいだから、
「機動戦士ガンダム」も哲学的ロボットアニメと言えるかも(いやいや)。
タイトル「オメガ・ポイント」はもちろん、ティヤール・ド・シャルダンからの引用ですが、
ティヤール・ド・シャルダンを紹介した本は意外になくて、唯一古い講談社現代新書に
「ティヤール・ド・シャルダン 未来への問いかけ」(山崎庸一郎)があるくらいでしょうか。
(本人の著作翻訳はけっこうあります)

同書では、シャルダンの生涯とオメガポイント神学のさわりが読めます。
カソリック神父でありながら古生物学者である、というドグマとサイエンスに引き裂かれていたと思いきや、
キリスト教義と進化論を融合させ、オメガポイントという人類だけでなく
すべての物質存在もろともの進化を幻視しているのは、まるっきり遠未来SFです。
そのせいか、コードウェイナー・スミスが影響を受けていたことは有名です。
クラークの「地球幼年期の終わり」もネタにしているのではないか。
ダン・シモンズの「エンディミオン」に反教皇ティヤール1世が登場するのは、
教会の最高位階で教会そのものを否定するアイロニーなのでしょうか。
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