気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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現代建築と和のしつらい

2010-08-29 00:47:40 | アート・文化

 日本の住宅は「和洋折衷」ですね。今の新築はほぼフローリングのリビングダイニングに、主寝室や子供部屋もフローリング。リビングに続く一部屋を和室にして畳みを置くような間取りが多いように思います。20年くらい前の住宅だとほぼ全室が畳みの和室ですがカーペットや絨毯をひいて洋室として使用しているようですね。ベッドに机にオーディオ関係かな。地方に行けばいくほど玄関は大きく長くどこまでも続く廊下。全部フローリング。縁側もある。ふすまを取り外せば冠婚葬祭が出来る大広間が出現。

 でも、そういう「和」のテイストを保ったままの家は数少なくなりました。窓はアルミサッシになり、玄関もそう。エアコンも完備。収納も箪笥よりクローゼットの方がいいとか、ウオーキングクローゼットも流行った事もありましたね。

 水周りもだいぶ違う。我が家には三か所のトイレと二か所の洗面所。風呂も二か所ある。脱衣所兼洗濯機置き場も広く、二台の洗濯機がフル稼働。全自動と二層式。これは便利なんですよ。

 和室は一つ。琉球畳み表にしてあり、壁にはもみじが落ちる様子がレリーフの様になっている。雪見障子が良い感じ。でも使い勝手が悪い部屋で、以前は収納もあったのですが、通気が悪いので取り払い、仏間にしました。床の間もあるので、茶室を兼ねて憩いの場になっています。リビングの不用品を隠すのにも重宝しています(笑

 着物での生活をしていて、洋風の家具に囲まれてちょっと変な感じではありますが、これで良いと思います。着物を着ているからと言って「和」にどっぷり浸っているわけではない。だからこそ、「和」を大切に思う気持ちが生まれるのかもしれません。だから季節の行事は大事にします。御月見や七夕、勿論ハロィンもクリスマスも大好き。お正月も好き。

 着物生活をしていると季節に敏感になります。着物は柄が勝負なので季節に合った花や草木に敏感です。先取りはしても遅れたり重なったりしてもいけない。そうすると庭の草木が愛おしいのです。茶花も多く植えられている庭ですから、そういうところも敏感です。春の牡丹に芍薬。薔薇や夏の紗羅など。冬のサザンカに秋の紅葉。沈丁花が匂いたち。寒椿が雪をかぶる姿は日本人である喜びを感じます。でも抹茶ばかりを飲んでいるわけではありません。朝はコーヒーにバゲット。

 洋室に障子はとても良く合うのです。私の部屋がそうです。庭に面した障子度は雪見になっていますが、天井を見ればシャンデリアがある。でも壁は無垢のひば材。出窓にはカフェカーテンがあって、庭には薔薇がある。琵琶の木に実をつければ山鳥がやってきてにぎやか。今は鈴虫が鳴いています。

 廊下のチェストの上はディスプレイの場所。季節ごとに置物を替えて楽しんでいます。一番大きな物はクリスマスツリーでしょうね。180センチはあります。クリスマスは大好きなのです。ハロウィンも大好きで仮装大会もします。

 着物を着ていないと落ち着かないようになってきて、日本家屋に住みたいなと思い始めました。古い古民家が欲しい。ちょっと不自由でも。西洋館でもいいな・・とか。

 でも現在の家に直す個所はないので「匠」を呼んでも直しようがないでしょうね。

 というのも姫の部屋のクローゼットに桐たんすを置く置かないで悩んだからです。桐は洋服を収納するにも良い素材ですから着物に限らず持っていて損は無い品ですから、嫁入り前に準備してあげたいなと思います。と言っても姫は嫁には行かないと言っていますからはて・・・・。

 八月も終わりなので薄物をしまい衣替えの準備に突入。そうなるとやはりあちこちいじりたくなる。

 それよりも二階の住人(ツレと子供二人)の部屋を片付けさせないとと。


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