気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

初心者指南は面白い

2013-11-09 18:23:36 | 日記・エッセイ・コラム

 着付け教室でのセミナー参加でお友達が出来ました。彼女は姑の残した着物を譲り受けせっかくだからと習い始めたとのこと。近所なので遊びに行ってきました。

 ともかくは・・・・という話から箱を開けてたとう紙を開いていきます。黄ばんだりよれたりしているので、なるべくなら、年に一回は取り換えてねえ・・・というと「え?」そうなんですよ~。「着物ってそういう手入れが面倒だよね?!」という。う~ん。そうなんだけれど、そうやって着ていない着物を広げることでまたそれを着ていく場所を考えたりして、出番になることもあるかなあ。って答えておきました。

 まあまあ、ともかくは素晴らしい着物ばかり。お姑さんの夢は引退したら着物での生活をしたいということで、普段着が多い。江戸小紋や、江戸更紗、大島紬や、染大島など。友人にも目利きがあるのか、良い品ばかり。勿体ないから沢山着てあげましょう?と。で、コーデが分からないという。確かにこの着物の枚数だと帯がお対ではないので、困るのでしょうが、お姑さんが買うときに充ててみた写真があるので、それを参考にしていたとのこと。

 でも…・中にはまったく意味不明の組み合わせもあって・・・・。う~ん。どうしてこうなったのかしら?と不思議で。多分勢いだけで購入したか、おまけについてきたか。

 で、小物はとても少ない。帯揚げ帯締め扇子半襟といった着物を着るにはとても重要なものがない。これは・・・・・。とここだけはそろえて行かないとねえ。と。

 で、彼女はフォーマルなのかカジュアルなのか区別がつけられないという。帯にも金糸銀糸が使われているからフォーマルだと思い込んでいる。いや・・・これはカジュアル。これは・・と一つ一つ説明。え”~という驚きの声ばかり。ウサギの帯は冬用。アヤメの帯は五月だけ。というと「そうなの?」と・・・・。ええ、そうなんですよねえ。季節限定の柄ってあるんですよ。それがないのが江戸小紋とか更紗とか紬なんですが・・・・。紬も最近はカジュアル・日常着ではなく訪問着の格を持つものも作られてきている。だって勿体ないですよねえ。あれだけの手間暇かけておいて日常でしか着ないんですから。究極の贅沢ですよ。

 それを考えると・・・・我が家は持ちすぎな位。今更処分はしませんが・・・・、もっと出番を多くしてあげないといけないと思いましたね。

 卒業記念パーティーにはどれを着るのか・・・・。って更紗を選んだというから、う~んこれはカジュアルなんで、ちょっと向かないかな・・・っていうと、「先生もそういうのよねえ」って。当たり前なんですが、分かってない。仕方ないけれどね。

 手持ちの着物の中でパーティーに行けるもの。黒の久米島紬の小紋なら柄が無いので、すっきりとしていていいかも・・・。で、帯はこれで・・・と合わせてあげたら「え~?」ってこれも驚く。なんで?そう見つけられるの?と。う~ん。こればっかりはねえ。経験でしょうか。

 髪をアップにしたいのにピンがないというので、我が家へ移動。かんざしの類は沢山あるので、貸すことにしました。買うならお試ししてから買った方がいいですもの。貸しましたよ。パールのついたコーム。これならなんちゃって夜会巻が出来るんです。おくれ毛をピンでとめて、ディップで留めて・・・・・・。まあ、まあなんとかなりました。

 で、明日一人で着るんで~というから「迷惑じゃなかったら保険代わりに来てあげるよ」というと恐縮しながらもそうしてほしいと言うんで、行ってきました。

 着付は上手。確かに三回目の教室だというくらいには出来ている。けど・・・・。伊達締めの折り上げ方や、衣紋が詰まった時の対処法。帯揚げのたたみ方と結び方のちょっとしたテクニックがない。半襟をつけるのに二時間はかかるとか・・・・。刺繍の半襟は柄が出るようにちょっとずらしてつけるのですが、白無地半襟のようにきっちり真ん中で縫い付けたので、胸元に柄が来ない。。。。。。う~ん。これって着付け教室では教えないことなのかしらねえ。

 私はともかく、半襟をつけたり、小物を選んだりする時間がとても好き。というと「信じられない!」と。え~?着ていくまでが楽しいんで、着たらもっと楽しいんで。。。。。

 で、ともかく着物でお出かけしましょうよ・・・・と約束。

 別の友人にも話したら、あなたの最初の時みたいね。と。

 そうそう、そうでした。加湿器事件で沢山の着物をダメにするところを何とか救出したんですよねえ。で、開けてみて写真を撮ってと。やりましたやりました。

 まあ、これから先また着物生活になりそうなので、お兄ちゃんが使っていた部屋を着物部屋にすることにしました。お兄ちゃんは納戸へ移動。たまにしか帰ってこないのに勿体ないし、納戸では狭くて着物を探すのも一苦労なんですよ。

 まずは、お兄ちゃんの部屋の掃除から…です。ああ!これには何日かかることやら。ごみの山・・・・。床が見えてないし!

 どうにかしないと・・・・・・。