家族全員で参加する大きな大会は12/2で今期は最後になります。あとはセンター大会や両親だけのエントリーになっています。12月は年末チャリティーや納会、お正月に向けての大会が結構あります。気軽に参加できる大会ですので、気が楽です。
さて前回「見えない敵アベレージ編」を書いたのですが今回は「オイル」についてです。ボウリングはメンタルなスポーツである反面物理学的・力学的な要素も多いのです。レーンに塗られているオイルとボールの曲がりがその典型的な例です。ゲーム数が進むとオイルが摩擦によって無くなり(または奥に伸び)ボールが曲がったり曲がらなかったりと自分の投げ方だけではどうにもならない現象が起きてきます。その時にどう対処するか(アジャストと言います)が問題になるのです。立つ位置を変える、ボールを替える、スパットを替える、スピードを変える、手首の曲がりを調節する、これを一ずつやるのか全部やるのかいくつかを組み合わせるのかをチョイスするのが、ボウリングが上達する秘訣でもあるのです。
先日の大会では後半にレーンが「遅い」状態になり、長男のボールが左へと流れていきノーヘッド(一番ピンに当たらない状態)になってきました。その時にどう調節すればよいのかは、単にその場しのぎのアドバイスだけでは巧くいきません。彼は悩んだ末に一番右端のスパットのほんの少し右側を通す事で納得のいくボールを投げる事が出来ました。自分でそれを見つけていく過程がボウリングの醍醐味であり楽しみでもあるんです。「当たった」時はスコアに反映されていきますから、やりがいがあります。本人の体調やメンタル面での変化も大きく影響してきます。普段から様々な状態のレーンで練習できれば良いのですが、とかく同じボウリング場の同じ日・同じ時間帯になりがちですから、難しいのです。ですから外の大会に参加することは大きな成長にもなるいい勉強なのです。
ちなみにマイシューズを手に入れた長女は最初のうち慣れないため、苦戦していました。でも器用なんですね。2G目にはいつもの彼女に戻り、機嫌良く投げる事ができました。
決勝戦には勝ち進む事が出来ませんでしたが、飛び賞で長男が賞品をゲット!順位の書いた「のし」をうれしそうに学校に持って行きました。担任やクラスメイトに見せるためです。順位が問題なのではなく、好きな事を一所懸命にやっているということが大事だと思うからです。
何か好きなことを見つけて夢中でやる。簡単な様で難しいことです。
我が家は全員同じ目標をもって進んでいます。幸せな事です。