味の大西１

次に向かうには選択肢が多い。

よし、こうなったら、サイコロだ（笑）

ということで、またも沼津で乗り換え、向かった先は「湯河原駅」。

うん、人生初めて降りる駅です。

ちょっと嬉しい

温泉地の観光地ということもあり、すごい人

こんなに人が降りるんだ

駅前はお店がずらりと並んでいます。

よく見ると観光案内所、お土産屋、食べ物屋が多いですけどね。

その中をテクテクと歩くと、すぐに着きました

「味の大西本店」です。

ここは支店もある大きなお店です。以前から名前は聞いていて、行ってみたかった

いやあ、しかし、知らなければ入れません、このたたずまい。

見た目は完全に中華料理店ですね。

中へはいると、すごく広い

4人掛けのテーブルが８つくらいあって、カウンター。奥には大きな座敷。

さて、どうしようかと見ると、みんなテーブルへ座っている。そんなもんかな、と思いテーブルへ座ろうと思うと、

「カウンターへお願いします」と店員さんから言われました。

まあ、もちろん一人だし、調理が見えるからカウンターの方が良いですけど




しかし、案内された席が流しの真ん前。落ち着かないなあ

座ってしばらくすると、

「その席落ち着かないでしょうから、テーブルへ変わりますか」と別の店員さんから。

「いえ、ここで良いです。」と頑固なオイラ

ていうか、ここで変わると案内した店員がバツが悪い。

そこまで気を遣うのか、オイラ

そのうちに混んできて、カウンターにも座るようになりましたけどね。




メニューを見ると、中華料理店というよりも、まさにラーメン屋。

そこに、ちょこちょこおつまみメニューがある感じでした。

カウンターの手羽先が美味しそうです、生ビールと合わせてえ～

ラーメンが650円～です。

ほかにも五目系とサンマー麺などもありました。

ラーメン以外はカツ丼やカツライスなど。

メニューのバランスはちょっと変わっている感じでした

ということで「ラーメン650円」を注文

調理場の様子がよく見えます。

大量にネギを切っていますね。

その奥でラーメンを作っていますが、かなりユニーク。

台の上に丼を並べられるだけ並べてあります。

20個くらい丼があったかな

注文が入った順番に、スープを入れていくようです。

できあがるとまた丼が補充される感じ。

キャパはまともにはいると90人くらい一度に入れそうなお店です

団体もいましたが、やはり観光地だから団体の観光客が多いのでしょうね。

しかし、調理は大分アバウトな感じ。

スープは少なくなってきたら、事前に作っておいたものを箱から寸胴の中に入れるようです。さらに煮詰まった分は水を足していました。

麺も一度に６人前ずつくらい茹でるみたいです

巨大な中華鍋＋平ざるなのでいくらでも茹でることができそうですが、多すぎないかな

見ているとスープはかなり透明。

あっさり目かなあ。

麺が茹で上がり、一気にみんなで具を盛りつけます。

この暑いのに大量の具の箱が全部出しっぱなしは…





なんやかんやして、来ました。

おお、かなり濃ゆい感じ

さっそく、食べてみます。

見た目通り、かなりの脂。

ラードタップリです。

このラードはタレに入っているのかな

かなり豚豚した味がするのは良いのですが、やはり少し酸化しています。

スープ本来は、あの透明度を見るとどうかと思いましたが、しっかりと動物系と野菜系の出汁が出ていましたよ～

具はメンマ、ねぎ、海苔、叉焼。

メンマは大量に入っているのですが、やはり少し品質が落ちていました。

もったいないなあ

ネギはさすがにしゃっきり、もっとたくさん入れても良いくらいでした。

そして、叉焼。

これがまたビックリ

たまたま端が多かったのかもしれませんが、なんと４枚入っていました。

味は醤油の味が結構強く、濃い目の味付け。

タレと同じ味がしますね

ただし、叉焼にひと味加えているみたいです。そう、酢を入れてあるようでした。たぶん、保たせる効果ではないかな

意外にもさっぱりした感じで良い味でした。




そして、一番インパクトがあったのが麺。

そうこれです。

白い麺は、細かなウエーブが掛かっていて、地元ではなかなか目にすることがないです。

手もみの麺でしょうか？

平打ちで面白いですね、食べてみるとぷるぷるとした食感。

結構、寝かしてあるみたいです。

ゆで加減がどうかなあと思いましたが、ちょうどよく、美味しかったです

するすると、食べ終わりました。

やはり喉が渇くラーメンで、スープ全部はきついかな





作っているところでも、気になりましたが、かなりおおざっぱ。

スープが多い丼からは少しずつスープを取ったりしています。

何て言うか、もっと小さな店で、もう少し気を遣って、一つ一つ丁寧に作れば、すごく良いものができそうです。具、麺、スープの基本は良いと思うので。

でも立地上、これがお店のスタイルなんでしょうね

もしかしたら、支店が多いから、そんな丁寧なお店もあるのかもしれません。

 

面白かったのが、最初に案内してくれた店員さん。

「お水どうですか」と勧めてくれるのは良いのですが、まだコップに半分くらいあるのですが

せっかくなので「お願いします。」というと、そのコップの水を捨て、再度入れ直してくれる。

もちろん冷たい氷水になるから良いのですが、そのやりとり（サービス）が食べ終わるまでに、５回くらいあったのには、ちょっと驚き。

他の人も、最後には「もういいです。」と断っていました

また、来たいお店ですね