静岡県の遠州掛川らーめん好きずら?

主に遠州・掛川で食べ歩いてるらーめんの紹介です。

老郷本店1

2011年12月23日 | 神奈川

お次は移動して平塚へ。

 

以前から18切符の行き先としてピックアップしてありました。

こうして行くのは初めてです

駅を降りると、さすが都会ですね。

でもちょっと外れると寂しい通りがあります。

大体の方向を定めて歩くと、見つけましたよ~。

 

老郷本店です。

 

最近ラーメン好きな方が結構訪れていますね。

早速お店に入ります。

お店はカウンターだけの中華系ラーメン店といった風情。

厨房の中には女性が二人です。

おお、女性だけで切り盛りしているんですね

 

荷物を置いてメニューを眺めていると…。

「湯麺で良い

おばちゃんに声を掛けられました。

は、早~

考える間もなく注文が通りました

と言ってもメニューはこれだけ。

シンプル イズ ベストですね

昔は全部ワンコインの500円だったんだろうな、と浮いた5の文字を見ながらほほえみます

 

座った席が微妙で、お水をもらおうとすると隣のお客さんの前になります。

あの、回転寿司とかにあるグッと押すとビッとでるタイプの水ですね

でも、目の前で調理しているのでずっと観察。

一人が麺担当、もう一人が補助&餃子担当のようです。

 

最初に丼にタマネギが入ります。

そこへタレを入れますが、このときの手首のスナップに注目

タレが上から下まで混ざり合うように何度かかき混ぜるんですが、手首を回すことでそれを行います。

納得したときに初めてレードルから丼へ。

その後、何やら酢らしいものをピューっと回し入れます。

そしてスープを投入。

 

麺をまとめる手つきも素晴らしいですね。

サクッとまとめると、すぐに横からワカメとメンマを投入。

これで完成です

なるほどなあ、良い動きだ

 

実は途中で変わった動きをしていました。

寸胴の上にざるに入ったわかめ。

そのわかめに茹で湯を掛けています。

そして、それを捨て、その後に今度はスープをおもむろにかけ始めます。

寸胴に残ったスープはまた戻します。

ということは、最初にまずわかめが冷めたりくっついたりするのを防止、その後はスープで味付けという感じでしょうか。

なるほどなあ、理にかなっているや

 

で、できあがりがこちら。

湯麺 550円

なるほど、これが地ラーメンと言われる「平塚タンメン」か~

まずはそのスープをば。

「うわ、酸っぱ旨い

これは面白い味ですねえ。

一口目に酸味が来ますが、この酢が良い感じ。

米酢かなあとも思いましたが、もしかしてワインビネガーとブレンドしている

ワインをスープに使っている情報がありますが、あのピューの中にも入っているのかなあと思う甘みと清涼感があります。

で、無化調というスープからははっきりと旨みが感じられます。

鶏ガラベースでしっかりとした感じですね。

ラードで脂を加えているのかな

 

具はワカメとメンマ、タマネギとシンプルです。

いつもはラーメンにワカメがのっているとまず最初に片づける派なんですが、このラーメンは違うでしょう

ワカメから旨みがどんどん出てきてスープの味わいが変わっていきます。

ワカメにもほどよく味が付いているのが先ほどのスープをかけた効果でしょうか

で、このワカメの食感も良いですね。

タマネギも歯ごたえが良く、良いアクセントになっています。

 

麺は白っぽい中細のストレート麺。

食べてみるとこれまた独特です。

茹ですぎということではなく柔らかい食感は、一瞬「にゅうめん」を思い起こすよう。

でも食べ進むとそれが心地良いんですよね。

口の中でぷるんと切れる感じがとても良いです

 

この旨みと酸味がとても楽しく、夢中で食べていると、「こちらの自家製のラー油を入れると良いですよ。」と声を掛けられました。

なるほど、では半分食べてからかけてみましょう。

「おお、ミラクル

ガラリと変わりますね。

これが結構辛くて重奏感のあるラー油。

香ばしさとともに辛さが拡がり、すっぱ辛い旨さに変わります。

これ、良いわ

最後まで気持ちよく美味しくいただきました。

かなり気に入った味で、これは全国的にも好まれる味かと思いました。

地元静岡のラーメン店でも「平塚タンメン」という限定メニューで出してくれないかな

焼津の「あのお店」に期待です

 

地元にとってまさにソウルフード、遠くに離れてもこの味をついつい思い出すんでしょうね。

女性二人の動きと接客も良く、人気がうなずけるお店でした

ちなみに餃子も結構頼んでいる人が多く、見たら大きめの餃子で焼き方も上手く、実に旨そうでした

 

 

本日の一言

「また、行きたいなあ。」



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