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お次は移動して平塚へ。
以前から18切符の行き先としてピックアップしてありました。
こうして行くのは初めてです
駅を降りると、さすが都会ですね。
でもちょっと外れると寂しい通りがあります。
大体の方向を定めて歩くと、見つけましたよ~。
老郷本店です。
最近ラーメン好きな方が結構訪れていますね。
早速お店に入ります。
お店はカウンターだけの中華系ラーメン店といった風情。
厨房の中には女性が二人です。
おお、女性だけで切り盛りしているんですね
荷物を置いてメニューを眺めていると…。
「湯麺で良い」
おばちゃんに声を掛けられました。
は、早~
考える間もなく注文が通りました
と言ってもメニューはこれだけ。
シンプル イズ ベストですね
昔は全部ワンコインの500円だったんだろうな、と浮いた5の文字を見ながらほほえみます
座った席が微妙で、お水をもらおうとすると隣のお客さんの前になります。
あの、回転寿司とかにあるグッと押すとビッとでるタイプの水ですね
でも、目の前で調理しているのでずっと観察。
一人が麺担当、もう一人が補助&餃子担当のようです。
最初に丼にタマネギが入ります。
そこへタレを入れますが、このときの手首のスナップに注目
タレが上から下まで混ざり合うように何度かかき混ぜるんですが、手首を回すことでそれを行います。
納得したときに初めてレードルから丼へ。
その後、何やら酢らしいものをピューっと回し入れます。
そしてスープを投入。
麺をまとめる手つきも素晴らしいですね。
サクッとまとめると、すぐに横からワカメとメンマを投入。
これで完成です
なるほどなあ、良い動きだ
実は途中で変わった動きをしていました。
寸胴の上にざるに入ったわかめ。
そのわかめに茹で湯を掛けています。
そして、それを捨て、その後に今度はスープをおもむろにかけ始めます。
寸胴に残ったスープはまた戻します。
ということは、最初にまずわかめが冷めたりくっついたりするのを防止、その後はスープで味付けという感じでしょうか。
なるほどなあ、理にかなっているや
で、できあがりがこちら。
湯麺 550円
なるほど、これが地ラーメンと言われる「平塚タンメン」か~
まずはそのスープをば。
「うわ、酸っぱ旨い」
これは面白い味ですねえ。
一口目に酸味が来ますが、この酢が良い感じ。
米酢かなあとも思いましたが、もしかしてワインビネガーとブレンドしている
ワインをスープに使っている情報がありますが、あのピューの中にも入っているのかなあと思う甘みと清涼感があります。
で、無化調というスープからははっきりと旨みが感じられます。
鶏ガラベースでしっかりとした感じですね。
ラードで脂を加えているのかな
具はワカメとメンマ、タマネギとシンプルです。
いつもはラーメンにワカメがのっているとまず最初に片づける派なんですが、このラーメンは違うでしょう
ワカメから旨みがどんどん出てきてスープの味わいが変わっていきます。
ワカメにもほどよく味が付いているのが先ほどのスープをかけた効果でしょうか
で、このワカメの食感も良いですね。
タマネギも歯ごたえが良く、良いアクセントになっています。
麺は白っぽい中細のストレート麺。
食べてみるとこれまた独特です。
茹ですぎということではなく柔らかい食感は、一瞬「にゅうめん」を思い起こすよう。
でも食べ進むとそれが心地良いんですよね。
口の中でぷるんと切れる感じがとても良いです
この旨みと酸味がとても楽しく、夢中で食べていると、「こちらの自家製のラー油を入れると良いですよ。」と声を掛けられました。
なるほど、では半分食べてからかけてみましょう。
「おお、ミラクル」
ガラリと変わりますね。
これが結構辛くて重奏感のあるラー油。
香ばしさとともに辛さが拡がり、すっぱ辛い旨さに変わります。
これ、良いわ
最後まで気持ちよく美味しくいただきました。
かなり気に入った味で、これは全国的にも好まれる味かと思いました。
地元静岡のラーメン店でも「平塚タンメン」という限定メニューで出してくれないかな
焼津の「あのお店」に期待です
地元にとってまさにソウルフード、遠くに離れてもこの味をついつい思い出すんでしょうね。
女性二人の動きと接客も良く、人気がうなずけるお店でした
ちなみに餃子も結構頼んでいる人が多く、見たら大きめの餃子で焼き方も上手く、実に旨そうでした
本日の一言
「また、行きたいなあ。」
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