前回に続き、大理古城とその近辺を歩いてみました。
洱海湖畔の才村で開かれていた路上市場。
働いている姿は全て女性たち。
ペー族の男性諸君は役立たずのようです。
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観光地で観光客を避けていると、つい市場を覗いてみたくなります。
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前回に続き、大理古城とその近辺を歩いてみました。
洱海湖畔の才村で開かれていた路上市場。
働いている姿は全て女性たち。
ペー族の男性諸君は役立たずのようです。
大理古城は8世紀末に南詔国の都として、そして10世紀には大理国の都としてモンゴルによる侵略を受けるまで栄えた都です。
ペー族は都がこの地に建立される以前からの土着の民族で、今も人口の7割近くを占め、その守り神である本主廟を至る所で目にすることができます。
バスで大理古城へ向かい。古城の人混みを避け、まずは三輪タクシーに乗って洱海の港の才村碼頭へ直行しました。
大理古城の港、才村碼頭
洱海の景色
洱海の景色
洱海の景色
洱海の景色
洱海の景色
洱海の景色
洱海の景色
洱海の景色
洱海は周囲のホテルや飲食店などの汚水が流れ込んでいることから、このような入江には水草や藻が溜まっています。
洱海に突き出たレストラン
行ってみると既に営業をやめているようです。
湖畔に立ち並ぶ真新しいホテルや飲食店。
でも近づいて良く見ると全て営業を停止しています。
この村の住民は地元政府に対して観光地化による洱海汚染を訴え、洱海のこの地域に立ち並ぶホテルや飲食店の全てを営業停止にまで持ち込むことに成功したようです。
「こんにちわ、可愛いお孫さんですね」
次回へ続きます。
今回もまたアチャン族の村での出来事の続きをお伝えします。
いつの間にかアチャン族の乾坤披露宴に紛れ込んでしまいましたが、結婚式の儀式は無事終了。
そしてこれからは宴会が始まろうとしています。
仁山村のある漕澗鎮の位置
儀式を終えた花嫁は参加者の待つ下の階へ降りて新たな家族の一員となったことをアピールしてまわります。
新郎に近い人には贈り物を渡し挨拶をして廻ります。
気心の知れた者どうしが集まりご馳走に手を出します。
人数が多いので、食事中でも更に料理を作り続けます。
自家製腸詰め
自家製豆腐
次々に出される料理
もう食べ終わったんですか?」
「うん食べたよ。あんたもウロウロしてないで、そこに座って食べなさいな」
披露宴の手伝いをしていた女性たちもようやく食事にありつけます。
ご馳走を目の前に指を加えていた子供たちもやっと一緒に食べられます。
ママさんたちにもようやく訪れた寛ぎのひととき。
私もご相伴に与っていると、子供たちが寄ってきます。場違いな外国人の私が珍しいのでしょう。
この娘たちもカメラのレンズを向けると嬉しそう。
ということで、良い思い出と共に仁山村をあとにしました。
前回に引き続き、仁山のアチャン(阿昌)族村での出来事。
成り行きで村の結婚披露の場所へ紛れ込んでしまった私、果たしてどうなることやら・・・
新郎の家の中では参列者を迎える準備中。
表では、これから花嫁の家で行われる仲人への感謝の儀式の為に、そこへ持っていく品々の準備が整うのを、新郎側の世話人たちが待ち構えています。
この方は新郎のお母さん。
「私もお邪魔していいですか?」
「どうぞどうぞ」
花婿の親戚の人々
早く来た人たちは時間つぶしに麻雀やカードゲームをしています。
「この人だれ?」
「シッ、目を合わせちゃダメ!」
近所の人たちも三々五々集まってきます。
二階では花嫁を迎える儀式の準備が進められています。
「準備は終わりましたか?」
「もういつでも始められるわよ」
一式揃えた花嫁の実家へ届ける供え物も一階におろして準備万端
大勢の参列者に向けて、ここでも女性たちは食事の準備をしています。
このグループも。
外ではいよいよこれから別の儀式が進められます。
先ほど待っていた人たちが、新郎側から用意された仲人への感謝の儀式に使われる一式を受け取って花嫁の家へ向かいます。
今回は漕澗鎮にあるアチャン族の村、仁山を訪ねてきました。
アチャン(阿昌)族は中国ではほぼ雲南省のみに居住している小数民族で、その居住地域も雲南省西方に集中しています。
アチャン族の先祖はチベット系の羌人とされていて、言語も独自のアチャン語を使ってはいますが、それぞれが険しい山々に隔たれた地域に集団をつくって居住している為にその方言の違いが著しく、互いに通じないことが多くあるようです。
南詔国や大理国の統治下にあった頃のアチャン族は、勇敢で戦いが強いことで重んじられ、またアチャン族が作る刀(戸撒刀)は優れていることから、他の民族までもがそれを手に入れるためにアチャン族の村までわざわざ出向いてきたようです。
アチャン族の居住地と仁山村のある漕澗鎮を示しています。
アチャン族が住む仁山村入口
漕澗鎮の街から三輪タクシーで20分
また降り出した小雨に、先ほど降りた三輪タクシーに傘を忘れてきたことに気が付いたものの後の祭り。
ところが、三輪タクシーがその傘を届けに追いかけてきてくれたのです。
運転手と仲良くなっているとこのような幸運も訪れます。
アチャン族の村へ入っていくと、道が二つに分かれていました。通りがかりの人に聞いてみるとアチャン族の資料館のような所は坂を登っていくとあるそうですが、あえて直行するのは避けて右側の道を選んでみました。
村の共同井戸
村の屋並み
同じ家紋が付いている家は親族でしょうか。
若い娘さんが通りかかったので声を掛けてみました。この雑貨店の人でしたが、今日はもう閉店のようです。
門の入り口で座ったままのお爺さん。
旅の写真が続きましたので、久しぶりに、再びネットから拾った面白い小話集を適当に並べてみます。
どうぞお寛ぎのひとときにでも、ご利用ください。
ただし、突然吹き出してお近くの方に迷惑をかけることのないようご注意ください。
▼男は、本当に必要ならば、千円のものにも二千円払う。
女は、二千円が千円になっていれば、必要でなくても買う。
男と幸せに暮らすには、男を理解しようとしなければならない。
女と幸せに暮らすには、女を理解しようとしてはいけない。
女は、結婚したら夫に変わってほしいと思う。でも夫は変わらない。
男は、結婚しても妻に変わらないでほしいと思う。しかし、妻は変わる。
●夫婦の会話。
妻「ね~、もし9999万9999円あったらさあ、どうお?」
夫「外車が欲しいなあ。きみは?」
妻「もう1円欲しいかなあ」
●ネコってどんな動物?
・したいようにする
・人の言うことを聞かない
・行動が予測できない
・都合のいいときだけ声を出してなく
・気まぐれ
・部屋に長い毛を落としていく
・こっちが一緒に遊びたいときは一人でいたがる
・こっちが一人でいたいときは一緒に遊びたがる
結論:ネコは女といっしょ
●イヌってどんな動物?
・寝そべるのは家の一番いい場所
・ほっとくと散らかし放題
・おもちゃがあれば一日中機嫌がいい
・アホヅラに腹が立つこともあればアホヅラがかわいいこともある
・都合のいいときだけ声を出してうなる
・おねだりが上手
・こっちが一緒に遊びたいときは一緒に遊びたがる
・こっちが一人でいたいときも一緒に遊びたがる
結論:イヌは男といっしょ
●男「君はまるでおれを犬のように扱うね」
女「あら、そんなことないでしょ? 私、犬は好きだもの。」
●「おたくの旦那さん、朝起きたらいつも何て言うの?」
「そうね、たいていは『おはよう、かよこちゃん』かしら」
「で、あなたは何て答えるの?」
「『あたしは、まなみ。』」
●久しぶりに、高級レストランとやらに行ってみた。
隣のテーブルに、若い品の良さそうなカップルがいた。
ウェイターが、魚料理をしげしげと運んできて言った。
「スズキでございます。」
すると、男の客のほうが、「久保田です。」
女のほうも、にこにこして「細谷です」と言った。
●旦那が酔っ払って帰って来た。
ソファにどたっと倒れこみ、そのまま轟沈。
ぼそぼそ、なにか言っている。
どうもタクシーの運転手に道を指示しているようだ。
「…その先の…手羽先…手羽先方面を右折…です」
●「私、もう数え切れないほど『結婚してくれ』って頼まれたわ」
「そりゃそうだろう。君の両親は心配してるんだよ。」
●船旅をしていたある早熟な少女の日記には、こう書かれていた。
(月曜日)船長に食事に誘われる
(火曜日)船長と一日を過ごす
(水曜日)船長に下品な申し出をされる
(木曜日)船長に、もし申し出を断れば船を沈めると脅される
(金曜日)500人の乗客の命を救う
今回はこれにて。
また次回をお楽しみに!
今回も前回に引き続いて大理喜洲の紹介です。
麗江古城の商店街にも似ています。
金属アクセサリーの加工販売
ここでもババを売っています。
「あんたは外人だね。どこから来たんだい」
私の顔立ちでは中国人ではないのがすぐにバレてしまいます。
洱海で行われている真珠の養殖。
インスタントではないカップ麺?
饅頭のような・・・
プラム売り
小粒ですが甘酸っぱくてなかなか美味しいです。
喜洲は大理古城から洱海に沿って北に約20 kmの場所にあります。
大理にペー族の都があった頃はとても栄えていたようで、今も残る古い街並みはナシ族の麗江古城の雰囲気によく似た印象すら感じさせます。
喜洲のバス停から利用した三輪タクシー
このような古い建物は雲南省の「重点文物保存単位」で保護されています。
メイン通りに近づくと人通りも多くなってきます。
喜洲でよく見かけるババというお好み焼きのような食べ物
私は毎年中国を訪れていますが、その都度年ごとの様々な変化に驚かされています。
中でも今回のベスト3を上げてみますと
1.自動販売機
2.レンタル自転車
3.タクシー
驚かされたNo.1の自動販売機ですが、まず最初に気が付いたのが上海空港内にあった自動販売機。
ジュースやお菓子、そしてカップ麺まで自動販売機で買えるようになっているのですが、でもそれらは現金では買えません。買うために使用するのはスマートフォンなのです。
次に驚いたのはレンタル自転車です。
オレンジ色のmobikeや黄色のofoなどの自転車が街中の要所要所にずらりと並べられています。ただしこれらもスマホがなければ利用できません。
そして3番目に驚いたのはタクシーです。
もっともタクシーと言っても緑ナンバーのタクシーではなく、日本でも解禁され始めている自家用タクシーですが。
駅や空港などですとタクシー乗り場もあってすぐにタクシーを利用することができますが、それ以外のタクシーを拾うのが困難な場所でも、スマホを使えば一番近くに居るタクシーを呼ぶことが出来るだけでなく、最安料金のタクシーまで選ぶことができるのです。反面、スマホがなければこのサービスも使えません。
と、以上ベスト3をあげてはみましたが、実は私、スマートフォンを利用していないのです。ですから空港では自動販売機を利用できませんでしたし、レンタル自転車にしても自家用タクシーにしても、今回の旅に同行してくださったRさんのスマホのお世話になった次第です。
20年間ガラケーを使い続けてきた私も、いよいよ崖っぷちに立たされてしまったようです。
これを利用している人を観察してみると、
まずは自動販売機の画面に表示されてあるQRコードをスマホでスキャン
↓
サイトに繋がったら携帯番号を入力
↓
引き替えコードが送られてきたら、それを自販機の画面に入力
というような面倒な手順が必要なようです。
中国で自動販売機が設置されるようになった頃は、その機械ごと盗まれたり、破壊されたりといったことが多くあったようで、その対抗策として現金を使用しない形で改良されたのかもしれません。
確かに中国で買い物をして受け取る紙幣はシワだらけだったり破れかけたものも多くあって、自動販売機では使用出来ません。ですから、このような面からも現金を使用しない形の自動販売機となっているのは必然ともいえるでしょう。
これらの中から好きな自転車を選べます。
周城鎮は白族による扎染布(絞り染め)の産地として有名な場所です。
宿のある風陽邑からバスで北の大理古城へ行き、そこからミニバスに乗り継いで更に23km北の周城鎮へ向かいました。
可能ならば様々な染色工場を訪ね歩きたかったのですがその余裕も無かったので、扎染布の工場もあり、製品販売もしている「瑾真扎染博物馆」に直行しました。
周城村でバスを降りると民族衣裳を着た白族女性の姿が目につきます。
「瑾真扎染博物馆」入り口
「三坊一照壁、四合五天井」と言う典型的なペー族の民家の造り
三坊とは、戸長の居住する最も立派で軒も高い、正房と正房の両側にある控えめな造りの廂房です。照壁とは、中庭を挟んで正房の反対側にある厚い塀のことです。四合五天井とは、4つの連なった家屋と5つの中庭を意味します。ほとんどの民家は土木構造の二階建てで切妻屋根が二重に作られ、屋根の庇がピンと反り返った独特の建築様式となっています。外壁が一般的に上は白く下は灰色に塗られているのが特徴です。
絞り染めの下準備中
下絵に会わせて糸を使った搾りを入れていきます
染色工場
先日雲南省を訪れた際に蕎麦米(蕎麦の実)を買ってきました。
野生の蕎麦を栽培するようになって起源は雲南省で、それが日本へも伝わり、今では日本を代表する食べ物のように思われています。
雲南省は今でも蕎麦の栽培が盛んに行われていて、日本へも多く輸出されています。
雲南省では蕎麦を麵にして食べるよりクレープ状にして食べるのが一般的ですが、私はやはり麵として食べる方が好みです。
蕎麦粉は石臼で粉にする方が良いに決まっていますが、それを保管するスペースがないので電動ミルを使って粉にしました。
蕎麦打ちに必要な一式。
蕎麦粉とのし棒、包丁と水と打ち粉。
二人前の蕎麦粉に真水を加え、手早く粘りが出るまでこねます。
それをのし棒で広げて切るだけ。
たっぷりと熱湯の入った鍋に入れ、さっと上げて冷水に通せば出来上がり。
前回紹介した本主廟と塀を隔てた隣に尼寺がありました。
雲南省小数民族の殆どは先祖から伝承された独自の守護神がいますが、他の宗教の影響を受けたり、文革で本尊が破壊されたりした影響もあって、日本の神仏習合のように都合の良いものは何でも取り入れるという現在の形へと変わってきているようです。
この尼寺も、本来単独であるべきものでしょうが、白族にとってはこれも含めた信仰となるようです。
尼寺の正門
入り口から中に入っていくと
尼寺の本堂
庭を掃除している方が、この尼寺の庵主様
庵主様による祈りが始まりました
水の涸れた古井戸。現在は別の場所に石造りの井戸があります。
風陽邑村を横切る茶馬古道の途中に山へ向かう坂道が一本あり、それを登っていくとお寺のような建物が見えてきました。
白族には先祖伝来の「本主(ベンチュ)経」という独自の信仰があって、チベットから伝わった佛教や漢族からの道教、そしてキリスト教などの影響はあるものの、白族の守護神としての信仰は厚く、各村にはこのような廟を見ることができます。
本主廟の正門
正門から入った内側
まるで仏教と融合したような本主廟の本堂
お祈りの準備をする老婆たち
この人たちを良く見ると、茶馬古道沿いで帽子を編んでいた人たちでした。
本主像
線香も手作り
テーブルの上にある紙の黄色い長箱は、願いを書いた紙を入れる為のもので、これを祈りの後に燃やします。
本主廟には必ずと言ってよいほどこのような調理場があって、ここで本主様に捧げる生贄の料理を作ります。