気侭に

その時々で気の向くままに

尋甸の風景 - 1(中国雲南省)

2017年05月31日 | 中国雲南省
尋甸は雲南省中心部から北東に位置し、主にイ族・回族・漢族が棲み分けている地域です。
 
 84%が山岳地帯という雲南省にあって、国境のある東側ほどは険しくない山の中にあり、その山肌を利用した農業が盛んに行われています。
 
 
緩やかな山肌を開墾した畑


この地域に住む農民達の生活の知恵。
刈り取りが終わり干した稲を道路に広げているところ。
道路に広げられた稲の上を通る車を利用した脱穀。
 
 
ここも車を利用した脱穀作業中。
その向こうに見える田んぼでは、既に田植えが行われています。
 
 
この地域では二期作が行われていますが、脱穀と田植えが同時に行われる光景は日本では見られないことです。


高地には一面畑が見渡せます


清水海という名の湖
一見広大な湖に見えますが、実はダム湖です。緩やかな山の谷間をせき止めたことで、このように大きなダム湖となってしまいます。
 
 
広大な棚田と段々畑
有名な元陽の棚田では農家は山の上に居を構えていますが、このあたりでは畑の下と棚田の下に集まっています。
 
 
棚田の下の農家


緩やかな山肌に広がるタバコ畑





甸沙郷老村村の老村小学校


授業風景


この中には1時間以上かけて登校してくる生徒も多くいます


明るい笑顔を向けてくれる女の子たち



民族衣裳で下校するイ族の女子生徒たち



小学校には家が遠くて通えない生徒のための寮がありますが、そこへ入れない生徒は使っていない教室で寝泊まりしています。



また来てね! 再見!


ネットで拾った面白い小話ー6

2017年05月30日 | 小話

この『ネットで拾った小話』もいつの間にか6回目になりましたが、今回はこれまでと違いお題は一つで、あるカップルの携帯電話での会話をお届けします。



◎『俺の彼女にはイラつく』 の編

 

女『車のエンジンがかからないの 

男『あらら?バッテリーかな?ライトは点く?』 

女『昨日まではちゃんと動いてたのに。なんでいきなり動かなくなっちゃうんだろう。』 

男『トラブルって怖いよね。で、原因がバッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く?』 

女『今日は○○まで行かなきゃならないから車使えないと困るのに』 

男『それは困ったね。どう?ライトは点く?』 

女『前に乗ってた車はこんな事無かったのに。こんなのに買い替えなきゃよかった。』 

男『ライトは点く?点かない?』 

女『時に約束だからまだ時間あるけどこのままじゃ困る。』 

男『そうだね。で、ライトはどうかな?点くかな?』 

女『え?ごめんよく聞こえなかった』 

男『あ、えーと、ライトは点くかな?』 

女『何で?』 

男『あ、えーと、エンジン掛からないんだよね? バッテリーがあがってるかも知れないから』 

女『何の?』 

男『え?』 

女『ん?』 

男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、ライト点けてみてくれないかな?』 

女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたらライト点かないよね?』 

男『いや、だから。それを知りたいからライト点けてみて欲しいんだけど。』 

女『もしかしてちょっと怒ってる?』 

男『いや別に怒ってはないけど 

女『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』 

男『だから怒ってないです!』 

女『・・・何か悪いこと言いました?言ってくれれば謝りますけど? 

男『大丈夫だから。・・・怒ってないから。大丈夫、大丈夫だから』 

女『何が大丈夫なの?』 

男『バッテリーの話だったよね?』 

女『車でしょ?』

男『もともとは、そう。車の話でした。』

女『も~っ、友達との約束の時間にもう間に合いそうにないわ』 

男『ライト点いた?』 

女『なんの?』 

男『車の』 

女『あっ 屋根のライトついた』 

男『屋根?』 

女『聞こえなかった?』 

男『いや、聞こえたけど』 

女『じゃどうして聞き返すの?』 

男『・・・ごめん』 

女『ごめんじゃないわよ。急いでいるのに』 

男『えっと、屋根って室内灯のこと?』 

 

  ここで別の携帯電話の着信音

 

女『ちょっと待って、友達からこっちの携帯に電話が入った』 

男『あ、うん、OK 

女『もしもし、うんそうなの、あたし。車壊れちゃってさぁ・・・』 

 

  —— 20分経過 —— 

 

女『うん、そういうわけだから、じゃまた掛けるねー』 

男『終わった?』 

女『なにが?』 

男『いや、いいや。で、室内灯は? 

女『ちょっと待って、いいやってなに?』 

男『は?』 

女『あのね、確かに私はあなたに助けてもらっているかもしれないよ』 

男『いや、大したことじゃないし 

女『でもね、困っている人を助けるのってフツーじゃない?』 

男『・・・』 

女『助けてやってる~みたいな感じで、いやいいとか馬鹿にしてるの?』 

男『・・・』

 

   結局、こいつとは別れた。・・・・・

 

 

 

おやおや、若い男女の間ではよくありそうな話ですね。 

 

それでは次回もお楽しみに!


*今回は『ネットで拾った面白い小話』シリーズのpart5ですが、これまで載せてきた分もまとめてご覧になりたい方は小話からどうぞ。


 

尋甸の風景 - 1(中国雲南省)

芒市の風景 - 3 市場(中国雲南省)

ネットで拾った面白い小話ー5

 


芒市の風景 - 3 市場(中国雲南省)

2017年05月29日 | 中国雲南省
 
 
雲南省西部、ミャンマーに近い徳宏タイ族ジンポー族自治州の芒市。ここにはタイ族、ジンポー族、ドゥアン族などの人々が多く居住しています。

日中戦争当時、援蒋ルート遮断のために陸軍第56師団(福岡・佐賀・長崎出身の兵士)が駐留していましたが、国民党の雲南遠征軍による反撃で多くの日本兵がこの地で玉砕しています。

この地域は日本陸軍が居留した街ということもあり、料理などに刺身の舟盛りがあったりと、日本料理の影響が今も受け継がれています。

 

夜明けの芒市第一総合市場正面入り口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



犬も当然食材です

 


 

 魚は淡水魚が中心です

 

これはウナギです

 

 

 

 

 

 

ネットで拾った面白い小話ー6

芒市の風景 - 2 勐巴娜西珍奇园 (中国雲南省)



芒市の風景 - 2 勐巴娜西珍奇园 (中国雲南省)

2017年05月28日 | 中国雲南省

 雲南省西部、ミャンマーに近い徳宏タイ族ジンポー族自治州の芒市。ここにはタイ族、ジンポー族、ドゥアン族などの人々が多く居住しています。 日中戦争当時、援蒋ルート遮断のために陸軍第56師団(福岡・佐賀・長崎出身の兵士)が駐留していましたが、国民党の雲南遠征軍による反撃で多くの日本兵がこの地で玉砕しています。

 この地域は日本陸軍が居留した街ということもあり、料理などに刺身の舟盛りがあったりと、日本料理の影響が今も受け継がれています。


勐巴娜西珍奇園

ここは園内に孔雀などの鳥も放し飼いになっていて、エキゾチックな雰囲気の熱帯植物園です。

入り口














園内のレストラン






このヘリコニア・ロストラタは雲南省の南西側で良く目にします





























カノコガ
 

芒市の風景 - 1  勐煥大金塔 (中国雲南省)

2017年05月27日 | 中国雲南省
雲南省西部、ミャンマーに近い徳宏タイ族ジンポー族自治州の芒市。ここにはタイ族、ジンポー族、ドゥアン族などの人々が多く居住しています。

日中戦争当時、援蒋ルート遮断のために陸軍第56師団(福岡・佐賀・長崎出身の兵士)が駐留していましたが、国民党の雲南遠征軍による反撃で多くの日本兵がこの地で玉砕しています。

この地域は日本陸軍が居留した街ということもあり、料理などに刺身の舟盛りがあったりと、日本料理の影響が今も受け継がれています。

街のメイン通り
 
 

 
 
 
大金塔入り口
 
 
大金塔入り口
 
 
 
大金塔入り口

 
 
大金塔
 
 
 
 
 
大金塔
 
 
 
銀塔
 
 
 
大金塔 本堂外陣

 
大金塔 本堂外陣
 
 
 
大金塔 本堂外陣
 
 
 
大金塔 
 
 
大金塔
 
 
 
大金塔
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大金塔の高台より眺める芒市市街
 
 

神秘の湖 濾沽湖(中国雲南省)

2017年05月26日 | 中国雲南省

濾沽湖は世界遺産の麗江から北へ3000m級の峠をいくつも超えながら220km、中国雲南省と四川省の標高約2700mの省境にある神秘的な湖です。最深部が94mで透明度が11mもあり、昔からその地に住む小数民族にとっての神聖な湖として崇められてきました。

ただ、最近では観光化が進み周辺にホテルや商店なども増え、その排水を湖に垂れ流ししている為に水質が年々悪化しているそうです。

やはり観光地の神秘の湖として有名な北海道の摩周湖と根本的に違うのがこのようなところで、そこがまた中国らしいとも言えそうです。 

 











チベット仏教で使用されるタルチョー(五色の祈祷旗)


チベット仏教寺院


こちらでも絵馬と同じく願い事を御札に書いて下げているようです



寺院からの眺め


梨の木も





萩も自生しています



麗江へと続く道


ダム湖


阿海ダム


阿海ダム



山羊に道路を塞がれて・・・


 

 

芒市の風景 - 勐煥大金塔 (中国雲南省)

ネットで拾った面白い小話ー5

変わりゆく昆明老街珠宝花鳥市場 (中国雲南省)




ネットで拾った面白い小話ー5

2017年05月25日 | 小話

今回も再び面白い小話を。

 

私がネットから拾った面白い小話集を適当に並べてみます。

どうぞお寛ぎのひとときにでも、ご利用ください。

ただし、突然吹き出してお近くの方に迷惑をかけることのないようご注意ください。

 

 

 

 

女の子に「恋って何?」って聞いたら、「恋っていうのは、まずその人のことを見るとドキドキして、逃げたいような、逃げたくないような気持ちになって、声を聴いただけで緊張しちゃうの」って言われた。

さっき警察に路上で職務質問されたとき、俺はまさにそんな感じだった。

 

中学の頃、授業参観の前日、教室で先生が言った。

「お前ら、明日の授業参観はな、このクラスの活気のある感じを出したいんだ。だから、先生が『分かる人』って聞いたら、とにかく全員で元気に「はい!」っと言って手を上げろ。

「答えられなかったらどうすればいいんですか?」

「大丈夫。本当に分かるやつは右手、分からんやつは左手を上げればいいから。」

 

最近パソコンを始めたばかりの親戚のおじさんが、不具合でサポートセンターに電話したらしい。

「パソコンの環境を教えてください」

「え~~っとですね~、・・・2階の南の部屋です。」

「?・・・そ、それでは、ともかく一度パソコンの環境設定を変えてもらう必要があります」

「いまやるんですね、ちょっと待ってくださいよ・・・よっこらしょと。・・・いま、窓際に持って行きました」

「?・・・いえあの・・・、では周辺機器は何をお使いですか?」

「コタツです」

「・・・(汗)」

私はこういう会話、嫌いじゃない。

 

会社で総務課の私が「ボウリング大会」の幹事を任されたときのこと。

案内メールに「ボーリング大会」と書いたら、嫌味な課長から「土でも掘るのかバカが」とつっこまれた。

頭にきたので、「泥で汚れますので、汚れても良い格好で来て下さい」と追伸メールを送ったら、社内が大混乱になった。

課長が叱られたのは言うまでもない。

 

小田急線の満員電車の車内でケータイが大きな音で鳴った。慌てたおっさんが、「いま電話の中だから電車切るぞ」って言っていた。

 

この前、トイレに入ったら、大きいほうが使用中だった。我慢できなかったので、コンコンと叩いた。

「・・・入ってますかあ」

「い・・・今、出て・・・ます」

 

お袋からメールが来た。「形態変えました」。

 

自分の部屋にベッドを置こうかなと言ったら、母が言った。

「そんな大きな物置いたら寝るところがなくなるでしょ」

 

美容院でシャンプーしている時。

店員「凄く綺麗な顔してますよね、彼女いるんですか?」

俺「いないですよ~」

・・・(不気味な沈黙)・・・・・・

洗い終わって頭上げたら、隣の客をケアしている店員の声だった。

 

中学生のとき、「好々爺」は何と読むかと先生に指されました。「すきすきジジイ」と答えました。殴られました。

 

新人のOLに、「この郵便出しといて」と言ったら、彼女は元気よく「はいっ」と返事をするなり店封を切り、一生懸命に封筒から中身を全部出してみせた。

 

カラオケ店で、私に歌うことをしつこく求めるのはいいが、いざ仕方なく歌うと恐ろしいほどの無関心さをみせつける女の人が多い。

 

俺の叔母さん(40歳)は路上での教習中、「ここの制限速度は何キロですか?」と聞いた。

教官は、「奥さんの年と同じだよ」と言い捨てた。

叔母さんは、ムっとしてずっと30キロで走り続けたそうだ。

 

トイレに入ったら隣の個室から「こんにちは!」と声をかけられた。

 とまどいながらも「こんにちは」と返事をした。

 「・・・最近調子どう?」。

 え? えええ? 仕方がないのでまた答えた。「まあ、ボチボチです」。

 すると隣の人が、いきなり小声になって、「ごめん。後でかけ直す。隣から変な人が返事してくるんだよ・・」と言った。


 

今回はこれにて。

 

次回をお楽しみに!

 

*今回は『ネットで拾った面白い小話』シリーズのpart5ですが、これまで載せてきた分もまとめてご覧になりたい方は小話からどうぞ。

 

 

 

神秘の湖 濾沽湖(中国雲南省)

変わりゆく昆明老街珠宝花鳥市場 (中国雲南省)

ネットで拾った面白い小話-4



変わりゆく昆明老街珠宝花鳥市場 (中国雲南省)

2017年05月24日 | 中国雲南省

 

 昆明市の最も賑やかな南屏街、そして正義坊の裏にある『昆明老街珠宝花鳥市場』には、その名の通り古い街並みが遺され、宝石やアクセサリー、小鳥や小犬や猫などのペット類、そして花の街昆明ならではの様々な花々が売られている店が軒を並べていました。

 私は老街にある古い木造建築の街並みが好きで、昆明を訪れる度に必ず足を運んできましたが、中国の急速な経済発展に伴い、この地区も大開発の波に飲まれてマーケットも大きく変化し、この地域でしか見られなかった古い建築物が次々に取り壊されていって、真新しい建物へと建てかえられています。  ペットや花などのマーケットはまだ残ってはいますが、近いうちにそれらも形を変えるか無くなってしまうことでしょう。


正義坊

この裏手に昆明老街珠宝花鳥市場があります


これは2010年頃の老街街並み





これは2015年の建てかえられた街並みで、このように一応昔の木造建築様式が引き継がれている所もいくつかあります。


古い木造建築が取り壊されて、後ろに見えるような新しい建物に建てかえられていきます。


古い建築様式を遺しつつ近代的な建物へと変わってしまいました。


これも建てかえられてしまった建物
一見以前と似てはいますが、以前の古い建物にあった滲み出る歴史は感じさせられません。
 
 
花鳥市場の入り口
南屏街の開発で、一年前にあった入り口が無くなっていて、このような所に変わっていました。
 
 
花鳥市場のこの辺りは昔のまま








後ろの建物は次々と新しくなっていきます


 
 
 
ここからは小鳥を始め、色んなペットの店が続きます。



小鳥の餌も売っています






この虫も鳥の餌のようです。



これも餌



サソリはまさか餌ではないでしょう。このまま飼うのでしょうか。


亀も色んな種類が取り揃えられています。



ハムスターでしょうか


これらの子豚は一応ペットとして売られてはいますが、買う人によってはペットではなくなるかもしれません。


犬猫小鳥などがそれらの餌と共に売られているようです。


 

犬とウサギ

犬とウサギ






この通りからは生活用品やさまざまな小物を売るマーケットが続きます


様々な小数民族の衣裳や小物も置いてあり、ここで土産を買うのもいいでしょう。


舞踊や太極剣で使う刀や衣裳を置いている店


宝石や石を加工販売しています


お香や仏具の店


通りの先までマーケットが続いています


マーケットを抜けると、静かな通りへと続きます。


ネットで拾った面白い小話ー5

昆明市 南屏街の風景 (中国雲南省)


昆明市 南屏街の風景 (中国雲南省)

2017年05月24日 | 中国雲南省
 昆明市の南屏街は、デパートやスーパー、レストランや市場までがこの地域に集まっている、いわゆる金融、商業、エンターテインメントの中心部で、古くからの商店街であった面影も残っている地域です。
この中心地には車は入れず、幹線道路(東風東路)も地下を通されています。
 海外資本のショップも年々増えてきていますが、日本のUNIQLOもここにあり、連日多くの買い物客で賑わっています。









路上マッサージ




金馬房前の金碧路


金馬房は、古く昆明に都が置かれていた頃の東西中心軸線上に建てられた街門で、文化大革命の時に壊されましたが、1998年になって現在のように再建されました。








金馬房の裏手にある商店街。
お茶や宝石、そして小数民族の衣裳やアクセサリーなどを売っている店もありますので、雲南省のお土産を買う際にはここを利用するのも良いかもしれません。




民族衣裳や手提げなどを店頭で作りながら販売している店もあります。






南屏街の裏通りではウエディングドレスの撮影をしていました




1階と2階に様々な料理の店があり、そこで注文した料理をこのホールのテーブルに持ってきて食べます。





失敗しない手打ちうどん

2017年05月22日 | グルメ

 汗ばむような真夏日が続いていると、ざるうどんの味が懐かしくなり、久しぶりに手打ちうどんを作ってみました。

 手打ちうどんはを作るのは思いのほか簡単で、しかも驚くほど美味しいので、作ったことのない皆さんも一度お試しください。


使う道具や材料は下の写真にあるものだけ。

 コネ鉢はあるに越したことはありませんが、ボールや浅くて口が広い鍋でもいいですし、フライパンでも下に布巾などを敷いてグラグラさせないようにすれば大丈夫です。

 のし板も、少量ならばまな板を使っても良いし、多めに作るのでしたらキッチンテーブルの表面を綺麗に拭いてそのまま使用してもいいでしょう。

 のし棒は百均で売っているすりこぎでも充分です。

 包丁は刃が真っ直ぐな包丁が切りやすいのですが、それがなくても家庭用の包丁でも大丈夫でしょう。

 つまりそれらは皆さんが台所で普段ご使用になっている器具類で充分代用できるのです。

 

 

二人前の材料:

・中力粉200g(写真に写っているのは日清の手打ちうどん用の粉ですが、普通の中力粉であれば充分です)

・水90cc

・塩6g(小さじ1杯ほど)

 

1.コネ鉢に中力粉を山高に入れ、中央をくぼませる。

2.塩を混ぜた水をくぼませた部分に入れる。

3.指先で揉みほぐすようにしてよく混ぜる。

4.だんだんまとまってきて水が均等に染みているようならば団子状に丸め、そのかたまりをポリ袋などに移し、室温で3~4時間寝かせる。寝かせずにそのまま次の行程に移ってもいいのですが、なるべく長く寝かせることでグルテンの結びつきが強くなり食感が良くなります。 

5.寝かせた後、かたまりを取りだしてこねます。この時、二人前ほどの量ですとコネ鉢などを使ってこねてもいいのですが、四人前以上作るのですと、厚手のポリ袋に入れた状態のまま足で踏む方が楽ですしうどんのコシも強くなります。 

*うどん踏みは子供たちにとってはとても面白い遊びになるようです。お子様やお孫さんがいらっしゃる方はどうぞお試しください。うどん作りで一番疲れる作業からも開放されますし。

6.10分程こねたりあるいは踏んだりした後、それを団子状に丸めてのし板の上に乗せます。この際、のし板に充分な打ち粉をしておくと板にくっつきません。

*打ち粉は同じ中力粉でも良いのですが、私は薄力粉を使っています。また麵に切った後茹でるまで長く置いておくのでしたら片栗粉を使用するほうが麺どうしがくっつきにくくなります。 

7.かたまりを手で押さえるようにして円盤状に伸ばしてから、その上に打ち粉をし麺棒を転がしながら広げていきます。この時、麺棒にも打ち粉をしておくことと四方に伸ばすように広げていくことが大切です。

8.ある程度薄くなったら麺棒に巻きつけては裏返しに広げ、麺棒で伸ばすことを繰り返す。(麵が綿棒や板にくっつくようなら打ち粉を振る) 

9.3~6mmほどの厚さになったら生地にまんべんなく打ち粉を振り、屏風だたみに包丁で切れる長さにまで折りたたむ。

10.端から細切りにし、少し切りためるごとに上からパラパラと打ち粉をし、麵をほぐしてくっつかないようにしておく。

 

11.全て切り終えたら、なるべく広くて平らな皿に、山盛りにならないように広げておく。

*小さな器に山盛りにしてしまうと、麵の重さで麺どうしがくっついてしまいます。

 

12.強火の火にかけたたっぷりの熱湯が入っている大鍋に、麵をさばきながら入れ、再び煮立つまで箸でゆっくりと大きく混ぜる。

 

13.麵が浮いてきて煮立ったら少し差し水を加え、それを繰り返す。ゆで加減は麵をちぎってみて針ほどの白い芯があるくらいを目安に、食べて確認する。

 

14.自分の好みにゆであがったら、手早くザルに上げ、たっぷりの冷水で揉むように洗いながら表面のぬめりを取り、ザルや器に分ける。

 

 薬味は、天かすやネギやミョウガ、そして練り生姜などを事前にお好みで用意しておいてください。

 めんつゆも醤油とだし汁にみりんを入れたりと自分で作ってもいいのですが、市販のめんつゆでも充分です。またお好みでごまだれを使ってもいいでしょう。

 

 手打ちうどんは手打ち蕎麦のように難しくなく、初めての方でも失敗することなく作れ、しかも市販の乾麺にはない美味しさを味わうことができますので是非お試しください。

 

昆明植物園(中国雲南省)

2017年05月21日 | 中国雲南省

 

時折小雨がぱらつくような生憎の天気で、花の開花の時期も中途半端でしたが、昆明に行くことがあれば一度は足を運んでみる価値のある植物園です。

 
 

 
 



 

 

 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 




 





昆明の市街-2(中国雲南省)

2017年05月20日 | 中国雲南省

『昆明の市街-1』の続きです。

 

市の中心部を流れる盤龍江


市の最も賑やかな南屏街を少し入ると、まだこのような静かな通りが残っています

 

 

 

 農村部から一緒に連れてこられた子供たちでしょうか


高級レストランの前で新郎新婦を待ち構えるリムジン


東寺塔

東寺塔と西寺塔が一対となり、この一帯が昆明市の観光スポットとなっています




近日楼


近日楼の中では楽器の練習をする人たちが。
この小さなステージで演奏する人たちでしょうか。


 
 
 
雲南民族博物館入り口
この中には雲南省小数民族の歴史・文化・風習・衣裳など、様々な展示物があります。


雲南民族村入口
こちらは雲南省小数民族のテーマパークになっていて、園内が各小数民族の住居・生活様式別に配置されていて、それぞれの民族衣裳を着た係員が案内人を務めています。


民族村のリス族の住居


 
 
 
民族村のメインステージ
ここで各小数民族の民族舞踊ショーが行われています。


タイ族の舞踊


民族衣裳がこのようにデフォルメされると何族の舞踊を表現しようとしているのか分からなくなります


西山森林公園からの眺め
手前に見えるのが滇池で、その先に昆明市街が望めます


 
滇池の水辺
手前にブーゲンビリア
 
 
菱の栽培


雲南震庄迎賓館庭園


呈貢の夜市


昆明の市街-1(中国雲南省)

2017年05月19日 | 中国雲南省

昆明はベトナム・ラオス・ミャンマーと国境を面した中国雲南省の省都で、標高1900mの高原にあります。

位置的には台湾と同じ緯度上ですが、標高が高いために年間を通して温暖な気候で「春城(春の都)」とも呼ばれています。

昆明の空港は、以前は市の中心部近くにありましたが、政府による西武大開発の一環として中心部から東側に25km離れた場所に『昆明長水国際空港』として2012年に開港されました。

 
 
昆明市中心部の地下鉄は2009年より着工され、2012年に空港へ向かう路線の一部で運転が開始されて以来着々と路線を延ばしています。
 
 
市の中心部を南北に流れる朝の盤龍江
 
河沿いの金牛公園には太極剣に精を出す老人達の姿
 
 
こちらでは社交ダンス
 
 

芍薬に似たこの花は?

 

持ってきた小鳥を歩道のこのような所に

 

大通りに出ると朝からこのような路上販売が多く見かけられます

 

白い花を輪に繋げた首飾りでしょうか

 

蓮の実。試しに口にしてみましたが、青臭くて吐き出してしまいました。生では食べないのでしょうね。

 

通行人の気を引くために路上にチョークで色々と書いてはいますが、お金を落として行く人がいるのでしょうか。

睨まれたので退散します。

 

果物売りも

 

状元楼

 

昆明市博物館

 

近日楼

一見古そうな建物には見えるが市が観光スポットとして建てたものです
 
 
近日楼前にはこのようなオブジェも
 

 

 

明拓東体育場 

昆明の中心地にある多目的スタジアムです
 
 
東南アジアへの陸の玄関としての昆明はこの10年で大きく変わり、まだまだ開発が止まりません。
 

 

昆明の市街-2(中国雲南省)

双江の小数民族の暮し(中国雲南省)ー2

家庭で簡単に作れる美味しい味噌作り



家庭で簡単に作れる美味しい味噌作り

2017年05月18日 | グルメ

昨日は年に一度のわが家の行事。

朝から味噌作りに励みました。

大豆・米(米麹)・食塩だけで、添加物の一切含まれない手作り味噌は、作り方も簡単というだけでなく驚くほど美味しいので、この味を覚えてしまうともう市販の味噌には戻れません。

これこそ「手前味噌」(笑)


失敗しない手作り味噌の作り方

ここでは出来上がる味噌の量を4kgに想定して説明していきます。

 

材料: 大豆   1kg

    乾燥米麹 1kg(生麹ならば1.5kg)

    塩    480gほど

 

1. 大豆は前日に洗ってから一晩水に漬けておきます。

*大豆は水を吸うと2倍以上の体積に膨れあがるので大きめの容器にたっぷりの水を入れます。

 

2. これも前日に、米麹1kgと塩370gほどを手で揉むように混ぜ合わせ、冷蔵庫に一晩寝かせます。

 

3. 翌日、大鍋に膨らんだ大豆を移し、ややとろ火で3~4時間じっくりと煮ます。圧力鍋の場合は約15~20分でふっくらとするようです。

*アクや大豆の皮が出てくればそれを取り除きます。

 

4. 豆を潰す。

 煮上がった大豆を、熱いうちにすり鉢やミキサー、フードプロセッサー、ジャガイモ用のマッシャー、など、ご家庭にある好みの道具を使って潰しますが、丈夫なビニール袋に入れて足で踏みつけて潰しても大丈夫です。いずれにしても、この段階で出来上がる味噌の個性の違いが出ますから、出来るだけ丹念に潰してください。

*また、大豆を茹でたゆで汁は次に使いますから捨てずに取っておきます。

 

5. つぶし終えた大豆が人肌になるまで冷めるのを待って、冷蔵庫に入れておいた麹と混ぜ合わせます。この時、取っておいた大豆のゆで汁を少しずつ加え、ハンバーグ生地程度の柔らかさになるようにします。

 

6. 内部を良く洗浄消毒した容器に、混ぜ終えた大豆ペーストを一掴みずつ空気が混ざらないよう強く押さえつけながら詰め込みます。

*容器の洗浄消毒が不完全ですと、味噌の発酵過程でカビが発生してしまいますので要注意です。

 

7. 詰め終わったら上部をラップなどを使って平らにし、雑菌の繁殖を抑えるために残しておいた塩を表面にまんべんなく振りかけ、その上をビニールなどで覆い、清潔な押し蓋を入れてから1kg程の重しを乗せます。

 

・以上で味噌作りの工程は終了ですが、これを冷暗所に保管後、3ヶ月後くらいから食べられるようになります。また、時間が経つに従って色も味も濃く変化していきますが、失敗しないコツは雑菌が入らないようにすることです。

そのことさえ気をつければ上記のレシピに拘る必要もなく、自分流の美味しい味噌が作れます。つまり、このレシピでは使用する塩を480gと書いていますが、コツをつかめば300g程度に減塩することすら可能です。

 

*味噌を仕込むには1月から2月にかけて行うのが最適だと言われていますが、どの季節でも大丈夫です。というより、仕込む季節によって出来上がりの味が変わりますので、それも楽しみの一つと言えるでしょう。


 

追記:

空気に触れないように注意していても、保存しているうちにカビが生えてしまうことがあります。ですが失敗だと思って味噌を捨てる必要はありません。 味噌を熟成している時に発生してしまうカビのような異変には主に3種類あります。

 一つは白カビですが、これは酵母ですから気にすることはありません。

 次に青カビですが、これが発生しだした場合はその部分だけをヘラなどで剝がして捨ててください。このカビの場合はまた発生する可能性がありますので、その後も定期的に熟成過程を見守る必要があります。

そして、味噌の表面が黒くなっている場合ですが、これは実はカビではなく酸化です。ですからそのままでもいいのですが、味や風味に影響を与えてしまいますので、その部分を取り除いておく方が無難です。

  味噌作りのレシピなどに、熟成途中の味噌を定期的に混ぜ合わせるようなことが書かれてあることがありますが、これは大量に造る場合ならば必要ですが家庭で消費する程度の味噌ですと必ずしも必要ではないでしょう。


 

昆明の市街-1(中国雲南省)

双江の小数民族の暮し(中国雲南省)ー2



双江の小数民族の暮し(中国雲南省)ー2

2017年05月17日 | 中国雲南省

前回の続きです。

今回は清平村から50kmほど北西に移動した場所にある布京村の景色を紹介します。

この村は人口約2300人ほどで、その殆どがワ族の人たちです。
海抜はほぼ1220mで、この村を流れる布京川はチベットから流れる瀾滄江と合流してラオスを抜けメコン川となります。
かつてこの村の人たちは焼畑と狩猟で生活を営んでいましたが、文革の大躍進政策で政府によって森林が伐採されて稲作を営むようになったようです。


これから農作業


急な斜面に造られた段々畑

写真の右上に見える村落から毎日登ってきて農作業をしています


村落のアップ

生活圏と畑がはっきりと区分されています
 
 
 
ここでもトラクター型トラックが活躍しています



布京村の中心部



古くなった屋根は瓦からスレートへと変わってきています


布京小学校のこどもたち
 
 
小学校の売店


日の出前から売店の裏で自習をする寮生活の子供たち 
この子たちの家は山向こうの村にあるので通うことが出来ず寮生活をしています
 
 
 
教室の前でも、起きてからすぐに教科書を広げて勉強をしています
 
 
寮の中を覗かせてもらいました
「早好(おはよう)!」と声をかけると元気な声が帰ってきます
 
 
子供たちはみな親しげに外国人の私を受け入れてくれたようです


小学校のトイレ
中がどのような状態かはあまりの凄さにとてもお伝え出来ません。ご想像にお任せしますが、このような地域のトイレに屋根と壁があるだけでも画期的と言えるでしょう
 
 
このような荒れ地にはバナナが栽培されているようです


布京村の棚田


田植え前の棚田


この辺りの棚田は、谷間の比較的緩やかな土地に造られています





山の上には今にも転がり落ちそうな巨大な岩が!