横浜27団ローバー隊

ローバー隊の現スカウトや近況とOBとの連絡所

若いということ        

2007-07-10 13:11:31 | 投稿

奥田英朗(おくだひでお)の「東京物語」は、1978年から1983年ごろに高校を卒業して働き始めた青年の話である。ちょうど私が大学時代から卒業したての時代だから、その当時のキーワードがぞろぞろ出てきて大変身近に感じる話である。(著者は1956年生まれ)

キャンディーズの解散コンサートやらジョンレノン暗殺事件やら出てくるのだから、時代背景がよくわかり、かなり懐かしい。

と、言っても今日は、この本の中身ではなくて、巻末にあったこの本に寄せる書評の文の中で、興味ある文を紹介したい。

若い人たちの事を、

開門したダムのように勢いよく小便が出て、食事を抜かなきゃならないほど忙しくてやらなきゃいけないことやしたいことが山ほどあって、将来の夢に胸ふくらませる一方で、見えない未来が不安でならなくて、好きなひとの一挙一動に一喜一憂し、生意気で、すぐ天狗になる、どうしようもないバカ。

と、描いている。読んでてとても笑った。そのとおりだなと思った。皆さん若いころってこんな感じじゃなかった?  小山


モネ展       小山

2007-07-07 12:32:46 | 投稿

7月2日で国立新美術館のモネ展が終わった。代表的な印象派の画家で、風景をそのまま写した絵を描くものだから、他の画家から「眼の画家と言われたが、とんでもなくすごい眼を持つ画家」とも言われたそうだ。

「かささぎ」 という雪が降り積もった風景画だが、遠くから見ると真っ白な雪景色だが、近くによると白いはずの雪が青かったり茶色だったり黄色だったりたくさんの色を使っているのにびっくり。

微妙な色を描くのに色を混ぜると不満がつのり、結果、混ぜないで点や線のように並べて描いたそうだ。

人間もそうかもしれない。シンプルな性格を前面に出したほうが良い。飾ったりするより思い切り素直に表現したほうが良い。特に若い人は、そのほうが魅力的だ。