横浜27団ローバー隊

ローバー隊の現スカウトや近況とOBとの連絡所

エンデュアランス号漂流その2

2006-07-24 23:02:30 | 地区からの連絡

九州の各地に大雨が降った。たったの3~5日間で、関東の一年分の降雨量らしい。

地球が危ないと叫ばれてから、随分たった。

60年代の初めに アメリカのレイチェルカーソンという女性が「沈黙の春」という本で、農薬の危険性を唱えたが、それからというもの環境問題を含めた地球の将来がまじめに語られるようになった。

 これからどうなってゆくのだろうか?

2025年ごろには確実に気温が今より1~2度上昇することで、今の異常気象が、より激しくなってくるといわれている。2050年となると、予想できない気象と言われている。

 先日「エンデュアランス号漂流」という本(新潮文庫)を紹介した。

昨日、本屋で新たな文庫本を発見。今月発売の光文社の知恵の森文庫。これは、写真が主体となっていて、おもしろい。

 何度でも語ろう!第一次世界大戦に突入した1904年にイギリスを出発。南極犬ぞりで横断する計画が、氷海の中に。船は沈没。

17ヶ月間の漂流生活を経て全員無事に生還するという、100年前の何もなかった時代の勇敢な男達の実話。

 ほぼ毎日遭遇するトラブルの中で、明日を夢見ながら、凍傷人まで出てくる現実。

犬ぞりの犬たちまでが食料として。アザラシやら、皇帝ペンギンを食べてゆく毎日。

地球の中の宇宙と書いた日記。

無事に生還したものの、第一次世界大戦で戦死するものもいた。隊長のシャクルトンは生還後6年後、皮肉にも、再度南極一周の旅の途中で心臓麻痺で47歳で急死する。

初めて南極点まで到達して帰還したアムンゼンや到達したものの帰還途中で全員死亡したスコット隊のほうが、有名だが、失敗したこのエンデュアランス号のアーネスト、シャクルトン隊長の話のほうが、私は強く感動を覚えた。

ぜひ、スカウトたちに読んでいただきたい!ぜひ親父の方にも読んでもらいたい!ぜひたくさんお方に読んでいただきたい!

凍りついた南極が半分の大きさになった時に、地球の人類は半分も存在するだろうか?

それどころか流氷だけでも、なくなった時には、壊滅状態になるだろう。

 最後にやっぱこれからは、スイミング教室にダイビングライセンスですね。ああ、良かった!私はダイビングのライセンス持ってるから!