2016年2月13日(土) 54日目

2016-02-13 20:08:05 | 日記
10回目の夜勤終了。

とにかく、大きな事故もなく無事終わらせることができて良かった、
というのが率直な感想。夜勤の時はいつもそう。
なにせ徹夜の17時間という長丁場なんで・・・。

早め早めに動いたものの、必ずしも順調にいったわけでもない。
朝方、機嫌が悪くて、食堂に行こうとしない利用者さんがいたり、
朝食の直前に尿失禁してしまった利用者さんがいたり・・・。
老人ホームなんだから何か問題が起こって当たり前と考えるべきなんだろうけど。

自分の技術的にも未熟な部分がいろいろあるし、
満足感みたいなものは、まだ持てないなぁ。

まあ夜勤の後はボロボロに疲れて、24時間くらい経たないと諸々回復しない。
今晩もゆっくり寝るとしよう。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

精神科医・和田秀樹氏の本は以前から何か読んでみたいと思っていた。
『テレビの大罪』とか『医学部の大罪』とか『東大の大罪』とか・・・。
この本は、目次を読むだけでなんとなく溜飲が下がる感じがする。
やっぱり今の日本社会って冷たい社会だよなー。




『この国の冷たさの正体』
(著)和田秀樹
朝日新書


なぜこの国はかくも殺伐としているのか?
個人、組織、そして国家、どの位相でもいびつな
「自己責任」の論理が幅を利かせる。
「自由」よりも強者の下で威張ることをえらび、
「平等」より水に落ちた犬を叩く。
私たちを取り巻く病理を全解剖。

――目次情報――
【第一章】「国に迷惑をかけるな」の異常さ
誰かを蹴落とさないと自分が蹴落とされる社会/新幹線放火事件のやるせなさ/自己責任を突き詰めて行くと、その先は死しかない/「一億総活躍社会」の異常さ/テレビが「正義」を垂れ流す/私たちは強者の嘘の情報にまみれている/「国に迷惑をかけるな」の異常さ/強者が責任をとらない日本という国/安心して働けない社会/バッシングによって消えた芸人/生保削減を目指す議員の恥ずかしい勘違い/前払い金をネコババする国と企業/自己責任という病はいつ発病したか/「民意を問う」という茶番劇/負けの美学がなくなった大阪/景気が悪くなれば、弱者から切り捨てられる/4割を超える非正規雇用で生活保護にまっしぐら/ほか

【第二章】人の弱みを食い物にするやつら
社会不安を背景に拡大する依存症ビジネス/ネットゲームの依存性の怖さ/企業は依存症患者に責任を持て/自殺は断じて自己責任ではない/報道で自殺者を増やし続けるマスコミ/飲酒運転の厳罰化が示すこと/都市部のものさしで地方の事情は測れない/ルールがあるのにルールに従わない日本人/困ったときのために法律がある/日本社会、泣き寝入りの構図/もっと身近なことに大騒ぎしろ/弱者を叩くのは、もう止めよう/ほか

【第三章】何があっても自分を責めるな
自己関連づけをやめる/「かくあるべし」思考から脱却する/思い込みをやめれば楽になる/答えの出ないことにクヨクヨしない/他人の言葉を深読みしない/失敗ではなく過程にすぎないと考える/本当に頭がいい人の条件とは/「ブレる」人のほうが強い、堂々とブレるべし/物事を複眼的に捉える思考訓練をする/「逃げ道」をいくつか持っておく/非を認めない国民性ゆえ、自己責任が必要だったアメリカ/ほか

【第四章】自分の人生まで冷たくしないために
強い者になびくスクールカースト世代/競争原理をなくすことで、個性を潰す日本の教育/子ども天国、大人地獄/大学生の8割は競争しない/かわいい子には、競争をさせよ/誰でもヒーローになれる/社会に出る前に借金苦にまみれる奨学金制度/エリート教育に力を注げない日本/社会貢献をする人間がトップに立つ仕組みを/コメンテーターの嘘にだまされない/日本人の集合知はまだまだすごい/日本は一億総振り込め詐欺に遭っている/「情けは人のためならず」を実践しよう/善悪二元論には、乗らない/「完全な人間」という幻想/人間なんだから、依存症/責任を取りたくないヤツの言い分が自己責任/ほか

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