2019年2月15日(金) オフの日

2019-02-15 21:32:53 | 日記
今日はオフ。

実は今日から3連休。
3連休なんて1年に1度あるかないか。
なにしろ介護の仕事は正月休みもGWも夏休みもない。

ということで今日は久しぶりに都心まで足を延ばしてみた。
具体的に言えば新宿と池袋。
新宿は実に約4年ぶりだ。

まず電車に乗って気が付いたのは、
雑誌の中吊り広告が一切ないなということ。
いったいどうなっちゃったんだろう?
今日は金曜日なので「フライデー」の広告とかあってもいいはずだけど・・・。

あとは乗客はみんな相変わらずスマホとにらめっこしているなということ。
今“旬”のドイツの若き哲学者マルクス・ガブリエルが昨年東京に来て、
スマホについて「偉大なるエネルギーの浪費」とコメントしたそうだけど、
その光景は相変わらずだ。

年配の乗客の中には本や新聞を読んでいる人もいる。
たまたま隣に座った70歳台と思しき女性が、
『ヒトラーとは何か』(草思社文庫)を読んでいて、
思わず話しかけたくなってしまった。

   


今回新宿に行くにあたって特に目的はなかったのだけれど、
最近個人的にはまっている原田武夫氏の『PAX JAPONICA』という本の実物を見てやろうという
ささやかな目的は設定しておいた。
新宿高島屋の紀伊國屋書店(洋書のみの販売)に在庫があることを事前にネットで確認しておいたので、
無事に実物を見ることができた。

   

この本、原田武夫氏が「日本で出したら大騒ぎになる」ということで、
イギリスで出版したものらしく、
そう言われてしまうと興味津々で読んでみたくなるのが人情というもの。
幸い自分は英語を読むのはそれほど苦ではないので(もちろんスピードは劣るが)、
どうしようか思案中なのだが、
アマゾンで買えば2687円、紀伊國屋店頭では3379円。
ということで、もちろん今日のところは買うのは止めといた。

原田武夫氏は元外交官で、
今後日本は国債デフォルトなど大変な事態に陥るが、
その後はなぜか日本が世界の中心に躍り出る、
という予言をしている人で、
「世界のある一定レベル以上の人たちはみんなそのことを知っている」らしく、
最近自分が情報源としてはまっている人物。

なぜ安倍のような頭の悪い人格破綻者がかくも長く総理大臣の座にあるのか?
背後で支えている勢力はどういう集団なのか?
その集団の目的は何なのか?
といったここ数年個人的に非常に切実な問題(このブログのテーマみたいなもの)
についても一定の示唆を与えてくれる人物で、
しばらくは彼に注目していくことになるだろうと思う。



さて、4年ぶりに新宿を歩いてみた印象だが、
なんだか以前に比べて活気が落ちているような感じがした。
あとはアジア系の外国語がやけに飛び交っているな、という印象も。

ただ、マルクス・ガブリエルがコメントしていたように、
「“美しい人”だけが生き残る過酷な街、東京」
というのは分かるような気がする。
そういうプレッシャーだけは相変わらずビンビン強いんだよね。
とても疲れる。

あとはこれも彼のコメントで、
「シンギュラリティ(技術的特異点)がこれからやってくると叫ばれるけれど、それは30年前にすでに起きている。
もはや人間がテクノロジーを利用しているのではなく、テクノロジーが人間を利用しているのさ」
というのはその通りだと感じてしまった。

   
          マルクス・ガブリエル氏