やまびこ

日々感じたこと、思ったこと等を、撮影した写真とともに、徒然に日記風に書いています。

2007/2/24(土)影踏

2007-02-24 10:29:38 | 読書
鵠沼の海にて

今読んでいるのは、横山秀夫の「影踏」。一つの物語なのに短編を集めたような作り。自らが捕まった事件の謎を解くため、ノビ師の真壁修一が謎解きをしていく過程で双子の兄弟の心理描写が巧み。個々の事件を修一が解いていくミステリーが一気に読ませる。最後のシーンも感動的。

内容(「BOOK」データベースより)
窃盗罪での服役を終え出所した真壁修一(34)が真っ先に足を向けたのは警察署だった。二年前、自らが捕まった事件の謎を解くために。あの日忍び込んだ家の女は夫を焼き殺そうとしていた―。生きている人間を焼き殺す。それは真壁の中で双子の弟・啓二の命を奪った事件と重なった。十五年前、空き巣を重ねた啓二を道連れに母が自宅に火を放った。法曹界を目指していた真壁の人生は…。一人の女性をめぐり業火に消えた双子の弟。残された兄。三つの魂が絡み合う哀切のハード・サスペンス。 (amazon.co.jpより)

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2007/2/8(木)藤沢周平2

2007-02-08 08:14:53 | 読書
東慶寺にて
藤沢周平の「隠し剣孤影抄」を読み終えた。印象に残ったのは、「宿命剣鬼走り」


建長寺にて
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2007/1/31(水)藤沢周平

2007-01-31 07:31:23 | 読書
今読んでいる本は藤沢周平の「隠し剣孤影抄」:文芸春秋

 読み始めて、昔読んだことがあると思い出した。買う時も一瞬読んだことがあるかなと思ったんだけど。単行本はの初出は、昭和56年1月になっていた。いつ頃読んだか憶えていない。だいぶ前の記憶があるんだけど。

 八篇みんな良かったけれど、「必死剣鳥刺し」「女人剣さざ波」が好き。

 内容(「BOOK」データベースより)
秘剣、外に語らず―剣客小説に新境地を開いた名品集“隠し剣”シリーズ八篇。凶々しいばかりに研ぎ澄まされた剣技を秘める主人公たちは、また人としての弱さもあわせ持つ。剣鬼と化し破牢した夫のため捨て身の行動に出る人妻、これに翻弄される男を描く「隠し剣鬼ノ爪」。他に「暗殺剣虎ノ眼」などを収む。(amazon.co.jpより)
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2009/1/20(土)言志録

2007-01-20 07:14:47 | 読書
 前から読みたいと思っていた本を、本屋さんで見かけた。

言志四録 1 (1) (文庫) ;佐藤一斎、講談社

「如此国危 」
 一物の是非を見て、大体の是非を問わず。一時の利害に拘わりて、久遠の利害を察せず。為政此の如くんば、国危からん。

 最近、この言葉が実感として感じられる事が多いように感じる。

今年になって、色々あって 、なかなかブログに書き込み出来なかった。少し落ち着いてきたのでまた書き込みするつもり。

今年の目標は、トライすること。いつも三日坊主で終わってしまうけれど、なんとか継続したいと思っている。

 
(amazon.co.jpより)
本書は、江戸時代後期の林家の儒者佐藤一斎の、42歳から80歳にかけての、前後40年にわたる思索の賜物と言われる「言志四録」のうち、その第1巻たる「言志録」をを上梓するものである。変革期に於ける人間の生き方に関する問題意識で貫ぬかれたこの語録集は、幕末から明治にかけて多くの人々に影響を与え、西郷隆盛も自己の座右の書としていたと言われており、今日なお修養の糧として、また処世の心得として得難き書である。



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2006/12/3(日)私たちが好きだったこと

2006-12-04 00:03:09 | 読書
 近所の古本屋さんで、宮本輝の「私たちが好きだったこと」の文庫本を見つけたので購入した。(定価100円)宮本輝の作品は結構読むし好きな作家。早速通勤電車の中で読み始めたら、新宿駅で乗り過ごしそうになった。まだ1/3位しか読んでいないけど、ページが止まらない。この原作が1997年に映画上映されていたとは知らなかった。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』はよく調べる。でも終わりまで読む前に結論が分ってしまった。残念。


---あらすじ---(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
工業デザイナーを目指す北尾与志は、ある日倍率76倍の超人気の高層公団マンションに当たり、大学時代からの親友、佐竹専一(通称ロバ)に間借りをし同居することになった。その祝いにバーに行ったら愛子と曜子という見知らぬ二人と隣りの席になり意気投合した。

翌日、与志とロバが目を覚ますと昨日の夜に会った柴田愛子と荻野曜子が荷物を抱えて二人のマンションに引っ越してきた。二人の話では、与志とロバが二人にマンションへ引っ越してきてもよいと了解を取ったという。ひょんな事から男女4人という奇妙な共同生活を始め、友情から愛情へと変わる。4人にはそれぞれ小さくても心に根深い問題があるがこの共同生活により励まし、支えあい、困難に乗り越えていった。

しかし、多種多様な困難を乗り越えていく中で、人生は試練と教訓の積み重ねでこの4人の楽しい生活と関係を維持させてはくれなかった。それぞれが最後には旅立ち、無償の愛と友情が思い出として残った。

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2006/11/10(金)真相

2006-11-10 10:20:17 | 読書

前穂高を望む

 今、読み始めたのが、横山秀夫の「真相」。ページをめくるのが止まらないくらい、引き込まれる。流石だと思う。

内容(「BOOK」データベースより)
犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。―息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」、選挙に出馬した男の、絶対に当選しなければならない理由「18番ホール」など、事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録。人間の心理・心情を鋭く描いた傑作短編集。
(amazon.co.jpより)



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2006/11/8(水)プラナリア

2006-11-08 11:03:46 | 読書
2006/11/8(水)プラナリア

山本文緒の「プラナリア」を読み終えた。山本文緒さんの本は始めて読んだけれど良かった。主人公の考えていること、思っていることが、そうなんだと気持ちが納得できた。

内容(「BOOK」データベースより)
どうして私はこんなにひねくれているんだろう―。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。現代の“無職”をめぐる心模様を描いて共感を呼んだベストセラー短編集。直木賞受賞作品。(by Amazon.co.jp)

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2006/10/17(火)凍

2006-10-17 09:36:10 | 読書
2006/10/17(火)凍
 昨日、新宿のニコンサロンで知り合いの写真展を見てきた。
 藤田満「営みの景」昨日で最終日。白黒写真で日本全国の田舎町の街並写真。全部の写真には人が一人も写っていない。昔懐かしい町が凛と輝いていた。日本の田舎町はどこも似たような街並なのだなと思った。

 写真展で知り合いに会って沢木耕太郎の「凍」を借りてきた。早速帰りの電車の中で読み始めた。
 
内容(「BOOK」データベースより)
極限のクライミングを描く、究極の筆致。『檀』から十年、最新長編作品。最強の呼び声高いクライマー・山野井夫妻が挑んだ、ヒマラヤの高峰・ギャチュンカン。雪崩による「一瞬の魔」は、美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るために迫られた後戻りできない選択とは―。フィクション・ノンフィクションの枠を超え、圧倒的存在感で屹立する、ある登山の物語。(byamazon)
コメント (1)
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2006/10/16(月)永遠

2006-10-16 09:06:52 | 読書
2006/10/16(月)
 
土曜日に七里ガ浜の砂浜で半分寝ながら読んだのが、村山由佳の「永遠」。良かった。短い本ですぐ読み終えた。

 内容(「BOOK」データベースより)
生きることに無器用なひとなのね。それが私にはいとしかった―葉月さんは亡くなる前、娘の弥生と幼なじみの僕に話してくれた。かつて別れた恋人のことを。弥生はその男の向かいの部屋に住み、彼の講義を聴きに短大に通った。「お父さん」と、一度も告げられずに。卒業式の日、僕は弥生の帰りを待つ―。(by amazon)

 短大に通う吉田弥生は卒業の日を間近に、この二年間を振り返っていた。母の病床で父のことを知り、その父が勤める短大に進学したのだ。名前を明かすことなく、そっと父を見つめて過ごす日々。卒業まであと2ヶ月というある雨の日、弥生は父・真山悟に思い切って赤い傘を差しだしてみた。本名を名乗ることができず友人の名を借り、つかの間の父との日々を過ごす。そして卒業の当日、弥生は地元から迎えに来た幼なじみの徹也に意外な事実を明かすのだった…。
(Timebook Townより)

 今日は新宿ニコンサロンで10/16(月)が最終日の写真展を見に行く予定。

 「営みの景」なおうつくしき田舎町にて2006~2006 
  藤田満写真展


 
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2006/9/10(日)無名

2006-09-10 10:16:31 | 読書
 今、読み始めた本。沢木耕太郎の「無名」。本当は沢木耕太郎の「凍」を読みたかったのだけれど、キオスクでは売っていなかった。もっとも、文庫本ではないのかもしれないが。

「無名」沢木耕太郎

内容(「BOOK」データベースより)
一日一合の酒と一冊の本があれば、それが最高の贅沢。そんな父が、夏の終わりに脳の出血により入院した。混濁してゆく意識、肺炎の併発、その後在宅看護に切り替えたのはもう秋も深まる頃だった。秋の静けさの中に消えてゆこうとする父。無数の記憶によって甦らせようとする私。父と過ごした最後の日々…。自らの父の死を正面から見据えた、沢木文学の到達点。(by Amazon)

 この前は吉本ばななの「キッチン」。どうも、「生と死」関係の本を読むことが多い。

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2006/9/9(土)キッチン

2006-09-09 10:14:47 | 読書
今、読んでる本は、吉本ばななの「キッチン」。吉本ばななの小説は初めて読む。この間の山行の時に、山で読む本がなかったのでkioskで購入した。山にはいつもザックの中に、文庫本を忍ばせていく。

「キッチン」吉本ばなな

内容(「BOOK」データベースより)
家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。 (by amazon)

 えり子さんの言葉。「---つらいこともたくさん、たくさんあったわ。本当にひとり立ちしたい人は、なにかを育てるといいのよね。子供とかさ、鉢植えとかね。そうすると、自分の限界がわかるのよ。そこからがはじまりなのよ。---人生は本当にいっぺん絶望しないと、そこで本当に捨てられないのは自分のどこなのかをわかんないと、本当に楽しいことがわかんないうちに大きくなっちゃうと思うの。わたしは、よかったわ」

 :みかげは想う:
 いやなことはくさるほどあり、道は目をそむけたくなるほど険しいーーと思う日ののなんと多いことでしょう。愛すら、すべてを救ってはくれない。それでも黄昏の西日に包まれて、この人は細い手で草木に水をやっている。透明な水の流れに、虹の輪ができそうな輝く甘い光の中で。

 こんど、吉本ばななの別の本も読んでみたい・

 




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2006/8/2(水)プラハの春

2006-08-02 10:16:05 | 読書
 昨日から読んでる本ーーーー「プラハの春」春江一也 集英社

プラハの春

 内容(「BOOK」データベースより)
1967年3月、プラハ。チェコスロバキアは共産主義の抑圧から脱し、経済改革と自由化への気運を高めつつあった。そのさなか、堀江亮介はビーナスのようなカテリーナ・グレーベと出会った。だが、亮介は日本国大使館員、カテリーナは東ドイツ人の反体制活動家。東西対立の最前線の地では、禁断の愛だった―現役外交官が自らの体験をもとに描いた、国際ラブ・ロマン。

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2008/7/24(月)ねじの回転

2006-07-24 22:21:12 | 読書
 


今日も休み。恵比寿、渋谷、新宿、横浜と本屋さんめぐり。結局購入した本は3冊。その内の1冊が恩田陸の「ねじの回転」。恩田陸の「黒と茶の幻想」を読み終えたばかりで、良かったので、また恩田陸の本を買った。二二六事件でタイムスリップというと、宮部みゆきの「蒲生邸事件」が浮かぶ。「ねじの回転」は今日から読み始めたので、まだ何とも言えないが、良さそう。

 この間、実家に帰って、親父さんの支那事変の時の従軍ノートが出てきたので、この時代のことが気になって、手が出たのかも。

 「ねじの回転」恩田陸 (集英社文庫)

 「近未来、時間遡行装置の発明により、過去に介入した国連は、歴史を大きくねじ曲げたことによって、人類絶滅の危機を招いてしまう。悲惨な未来を回避するために、もう一度、過去を修復してやり直す。その介入ポイントとして選ばれたのが、1936年2月26日、東京「二・二六事件」の早朝。そして史実にかかわる3人の軍人(安藤輝三大尉、栗原安秀中尉、石原莞爾大佐)が使命をおうことになる。過去の修復はできるのか!?(by集英社文庫より)」
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2006/7/22(土)黒と茶の幻想

2006-07-22 15:11:19 | 読書
 「黒と茶の幻想」恩田陸(講談社文庫)をやっと読み終えた。

 太古の森をいだく島へ--学生時代の同窓生だった男女4人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻みこめられていた。「美しい謎に」満ちた切ない物語。(by講談社文庫より)

 4人(梨枝子、彰彦、蒔生、節子)の男女のそれぞれの側から見た四部構成から成っている。それぞれが感じたこと、思ったこと、考えたことを、旅の進行とともに語られていく。

 屋久島の森の様子が仔細に描写され、屋久島に行きたくなった。屋久島には、7年ぐらい前に宮之浦岳に登る計画があったけれど、結局行けなかった。今でも行きたいがなかなか休みが取れない。
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2006/7/1(土)「ふたたびの恋」野沢尚

2006-07-01 06:08:03 | 読書
「ふたたびの恋」野沢尚

 内容(「BOOK」データベースより)
ベテラン脚本家の室生晃一は、休暇のために訪れた沖縄で、シナリオ学校の教え子である大木新子に再会する。新子はかつての恋人でもあり、今や超売れっ子脚本家になっている。彼女が沖縄に来たのは、公共放送ドラマのシナリオのストーリー作りに行き詰まったためだった。頼まれて相談に乗る晃一だったが、実は偶然に思えた沖縄での二人の邂逅には、大いなる裏があった…。(Amazon.co.jpより)

 図書館で借りたのは、「臨場」横山秀夫、「晴子情歌」高村薫、それとこの「ふたたびの恋」野沢尚。2週間で返却だからがんばって読まなくては。臨場は読み終えて、これから「ふたたびの恋」の読み始め。
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