やまびこ

日々感じたこと、思ったこと等を、撮影した写真とともに、徒然に日記風に書いています。

2006/9/9(土)キッチン

2006-09-09 10:14:47 | 読書
今、読んでる本は、吉本ばななの「キッチン」。吉本ばななの小説は初めて読む。この間の山行の時に、山で読む本がなかったのでkioskで購入した。山にはいつもザックの中に、文庫本を忍ばせていく。

「キッチン」吉本ばなな

内容(「BOOK」データベースより)
家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。 (by amazon)

 えり子さんの言葉。「---つらいこともたくさん、たくさんあったわ。本当にひとり立ちしたい人は、なにかを育てるといいのよね。子供とかさ、鉢植えとかね。そうすると、自分の限界がわかるのよ。そこからがはじまりなのよ。---人生は本当にいっぺん絶望しないと、そこで本当に捨てられないのは自分のどこなのかをわかんないと、本当に楽しいことがわかんないうちに大きくなっちゃうと思うの。わたしは、よかったわ」

 :みかげは想う:
 いやなことはくさるほどあり、道は目をそむけたくなるほど険しいーーと思う日ののなんと多いことでしょう。愛すら、すべてを救ってはくれない。それでも黄昏の西日に包まれて、この人は細い手で草木に水をやっている。透明な水の流れに、虹の輪ができそうな輝く甘い光の中で。

 こんど、吉本ばななの別の本も読んでみたい・

 




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