北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.5.5 『空池山』(カライケヤマ・560m) 静かなり夕張の山!
GWの5日は、
前日むかわ町富内への往復で目にした、
満車状態の日帰り入浴施設や、
やはり駐車場が満車で、
テントの数の多さが尋常ではないキャンプ場などの光景が、
気持ちを重くして、
とても遠くへ出かける気にはなれず、
心落ち着く夕張の山に登ることにした。
ただ、慢性的な疲労や、
ふだん仕事が忙しく、
時間が足りなくてやり終えていない、
家のことを抱えているHiromiに、
少しでも時間をやらなければと、
11時に迎えに行った。
おかげでやり終えていない家のことが、
一段落するまでになった。
ホッ・・・
国道274号線を走り、
夕張市滝ノ上で夕張川に架かる、
「栄農橋」を渡って川向地区に入り、
狭いが舗装された市道を走って、
紅葉山地区で「山夜沢林道」に入った。
そして林道入口から少し入った地点を駐車地とした。
駐車地から徒歩でスタートすると、
すぐに施錠されたゲートが現れる。
この先の林道の状態はどうか?
毎年その姿が変化する林道だ。
ゲートから少し先で、
早速崖側の石が崩れて路面を覆っているところに遭遇。
車が走行できる状態ではない。
昨年補修されたばかりの林道だが、
やはり一冬越して荒れている。
その後間もなく、
今度は路面の崩壊だ。
崩れて道幅が半分以下になっている。
こうして毎年補修が必要な事態となり、
林道の維持管理には、
莫大な費用がかかるということだ。
林道が大きく蛇行を始めるころ、
それを離れて送電線の保守管理用作業道に入った。
これを利用すると、
林道をショートカットすることができる。
しかしこの辺りから私の状態がよくない。
体が重くて足が上がらない。
その後の急登が辛くてたまらない。
そこでHiromiに言わせてしまった、
「無理しなくていいよ、
もう下りるかい?」。
誠にご迷惑をおかけしますが、
このまま続行させていただきます。
Co.520で急登を終えた。
ここから目指すピークまでは、
小さなアップダウンを繰り返して行く。
樹林の中に刻まれた作業道が、
まるで登山道の様に続く。
そして間もなく作業道を離れて藪に入った。
藪とは言っても、
ここは笹の丈が低いので、
何も問題になることはない。
また、この高原歩きは、
笹原が大変美しく、
私は気に入っている。
時折木々の間から、
「上真谷地」(三等三角点・754m)の向こうに、
融雪が進む『夕張岳』(1,668m)が見える。
笹原の高原歩きで体調がよくなってきた私。
そして、三等三角点「空池山」。
例の黄色い私製標識があるのだが、
昨年訪れた時には下に落ちていた。
それがこの日は再び小木に、
金属のビスでとめられていた。
このビスを木に打ち込むことに反発する登山愛好家が、
それを外して下に落としたものと解釈していたが、
再び設置したのはどなたか?
登路ではけっこう暑さを感じたが、
下山は風が冷たくなり少々寒いくらいまでになった。
それでも気持ちよく下って駐車地へ。
この後車中泊の予定で、
安平町追分の「ぬくもりの湯」へ汗を流しに走ったが、
そこも駐車場がほぼ満車!
おまけにこれから入浴しようと言う人が、
ゾロゾロ歩いている。
そんな光景を目にすると、もうダメ!
帰るべ~
2024.5.4 『振富山』(フレトミヤマ・317m)~『町境』(マチザカイ・322m) 境界線上の尾根歩き
GW後半の4連休は、
Hiromiに3日の日仕事が入っていたので、
4日からの同行となった。
そして4日はむかわ町と平取町の間で活動した。
道々131号線を、
むかわ町富内から平取町振内方向に走って行くと、
道々の最高標高点を両町の境界線が、
ほぼ東西に走っている。
以前からこの境界線上を歩いてみたいと思っていた。
地理院地図を眺めると、
この境界線上には、
「振富山」と「町境」と言う、
2つの四等三角点があるので、
これを結んでみることにした。
ほぼ全線が両町の境界線上に続く尾根ルートだ。
道々を走って境界線を越え、
振内側へ少し下ったところに、
車1台分のスペースがあるので、
これを駐車地とした。
準備を整えて、
駐車地横の尾根に取り付いた。
急な尾根を登って行くと、
すぐに斜度が落ち、
一面が丈の低い笹に覆われている。
どこでも歩ける状態の中を行く。
間もなく目の前に斜度のきつい斜面が現れるので、
これを登って行くが、
手をつくような場面もあった。
そしてそれを登りきると、
四等三角点「振富山」。
点名は振内と富内からとったことが明白だ。
「振富山」からは慎重に尾根筋を選んで歩を進める。
前回ここを訪れたとき、
「振富山」から少し下った地点で銃声がした。
もう猟期に入っていたので、
これはまずいと撤退を決めた。
2年ほど前のことか?
「振富山」からはけっこう下って行く。
すると古い作業道が現れるので、
それを利用できるところは利用する。
そして前を行くHiromiが、
うっかり枝尾根に入ってしまったときは、
それを修正してやる。
そこにHiromiがピンテを付けて進む。
周囲は丈の低い笹原が続き、
景色としては変化に乏しいが、
木々には若葉が萌えだし、
鮮やかな黄緑が美しい。
いくつものアップダウンを越え、
曲がりくねった尾根を慎重に見極め、
もう東の『振内山』(740m)が、
近くに見えるころ、
四等三角点「町境」。
むかわ町富内と平取町振内の町境だ。
大木の根元で標石が地面から飛び出していた。
それにしても、
この辺りは藪が薄いので、
標石が容易に見つけられていい。
復路ではまたアップダウンを越えて行く。
そして「振富山」まで戻ったところで昼食とした。
陽射しはあるのだが、
風が冷たいので、
じっとしていると半そでシャツでは寒い。
最後は転げ落ちそうな「振富山」の斜面を下って駐車地へ。
なかなか楽しい境界線上の尾根歩きだった。
2024.5.3 『金沢』(126m)~『石油沢』(171m)~『茂平沢』(215m) 近場の里山で3つの三角点めぐり
3日の憲法記念日は、
Hiromiが休日出勤のようなことになったので、
燃料代節約で、
また樺戸山地の南端へと出かけた。
そして当別町の町道を走り、
現在北広島市に移転でゆれている、
「北海道医療大学」の前を通り、
「当別消防団第四分団」の横に駐車。
ここは広く空いており、
分団となりの神社も、
この駐車場を利用しているようだ。
積雪期にここから二度上部林道に登り、
「金沢」~「石油沢」を歩いたことがある。
神社の鳥居をくぐり、
階段を上がって神社の建物横で藪に入った。
急斜面だが長くはなく、
すぐに登りきるとトドマツの中に尾根筋が続く。
尾根の向こうには「ふくろうの湯」と言う、
日帰り入浴の温泉があるのだが、
ここは営業をしたり閉鎖したりを繰り返している。
この日山の上から見下ろす温泉施設には、
車が停まっていないので、
現在は閉鎖されているようだ。
尾根筋から荒れた作業道に出て、
それを登って行く。
そばにはタラの芽が生えていたので、
下山時に収穫することとし、
先へと進んで行った。
周囲の春紅葉が美しい。
尾根筋を進んで行くと、
広い林道に出る。
林道に出て一旦筋向いの藪に入った。
そこで、二等三角点「金沢」。
林道のすぐ脇で、
意外にも二等三角点だ。
小板にマジックで点名が書かれ、
コイル状の針金で小木にくくりつけられた、
他所でも目にする私製標識ありだ。
林道に戻って北上する。
直線的な林道が伸びて行く。
山菜採りのシーズンとあって、
たまに車が停まっていた。
この林道はゲートが備えられているものの、
開放されたままなので、
誰でも車を乗り入れることができる。
しかしゲートの扉には、
「車も人も通行禁止」と書かれている。
だったらきちんと閉めて施錠するべきだろう。
行政のやることは矛盾だらけだ。
「金沢」から3.5kmほど歩いて、
右手の作業道に入った。
そして薄い藪を越えて、
三等三角点「石油沢」。
今冬もHiromiと訪れている。
再び林道に戻り、
更に北上する。
良い天気で気温も高いのだが、
冷たい風が少々強く、
それがかえって気持ち良い。
「石油沢」から1.2kmほど歩いて、
「茂平沢」の基部に達した。
そしてそこを少し離れると、
『阿蘇岩山』がよく見えるところがある。
デジカメのズーム機能を使うと、
上部にある航空自衛隊の建物がよく見える。
そんな風景を眺めて、
林道脇の斜面に取り付いた。
こちらは藪が濃く、
笹につかまりながら斜面を登った後は、
笹をかき分けて進む。
そして三等三角点「茂平沢」。
久しぶりのピークだ。
ただ、ここに私製標識はない。
今にきっと誰かがそれを付けることだろう。
駐車地からここまで6kmほどだった。
林道をこのまま北上すると、
この前日に登った「中小屋」に至る。
従って、例の赤と白の巨大アンテナが見える。
復路でところどころ、
伐採地の風景を眺めた。春紅葉って言うのは、
なんだか年々美しさを感じるようになってきた。
昔は何も感じなかった気がする。
それもやはり歳のせいなのかねえ?
林道から荒れた作業道に入り、
タラの芽を少々収穫。
そこで昼食とした。
この日は色々考えることがあってねえ、
疲れて切り株にへたり込んでしまった。
肉体的疲労ではなく、
このところ精神的にきつい状態が続いていたので、
それが辛いのよねえ・・・
駐車地に着いてゆっくり帰途に着いた。
精神的に辛い状態だと長い林道歩きがいい。
かなり気がまぎれる。
しかし、この辛い状態は必ず打破する!
2024.5.2 『中小屋』(ナカゴヤ・309m) 澄んだ青空・春紅葉!
2日は朝から終日晴天予報。
しかし、山以外でやらなきゃならないことがあったため、
短時間で登れる「中小屋」へ。
四季を通じて登ってきた「中小屋」も、
雪が融けたばかりのこの時期は、
初めて登るのかもしれない。
朝から空気が澄み、
空がやけに青く感ずる中、
江別市から当別町の田園地帯を走り、
当別町中小屋で、
「中小屋墓地」に入った。
そして誰もいない墓地の最奥へ。
すると空き地があり、
車数台を停められる。
まだ下草が伸びていない、
NTTの管理道路歩きが始まった。
夏場はこの舗装道路が、
雑草やイタドリに覆われる。
すぐ現れるNTTのゲートは開かれたままだ。
舗装はされているが、
もうずいぶん荒れているので、
部外者の車の進入は危険だと思うのだが。
木々の枝には若葉が燃え出して、
それがまた色とりどりで美しい。
途中のエゾエンゴサクが、
雪融け直後を物語っている。
そして林道のところどころで、
上部に建つNTTの巨大アンテナが見える。
この巨大アンテナを、
すっきりした青空の下で、
これほど鮮やかに見たのは初めてだと思う。
青空に赤と白の巨大アンテナが美しく映える。
舗装された管理道路を登って行くと、
やがて右側の樹木がなくなり、
空知平野の田園地帯が見渡せる。
なんとものどかでいい風景だ。
管理道路は250で砂利の林道と合流する。
すると正面に巨大アンテナが、
ドーンとその姿を現す。
管理道路から林道を直進すると、
NTTの巨大アンテナ方面へ。
しかし右へと進路を変えて進む。
一旦林道は大きく蛇行する。
そしてそれが終わった地点に、
このルート中最も良いところがある。
東側がスッパリと切れ落ち、
空知平野がまるごと見下ろせる。
ここでしばらく風景を眺め、
再び林道に戻って先へと進む。
するとやがて右手に荒れた作業道が現れるので、
それに入って登って行く。
そして最後は少々の藪漕ぎで、
三等三角点「中小屋」。
積雪期は遮るものがなく、
東側の風景をほしいままにできるが、
雪が融けると笹の背が高くなって、
なかなか景色は見渡せない。
下山は同ルートを引き返した。
するとふとギョウジャニンニクに気付いた。
こんなところにもあったのねえ。
今はもう採る気もなく、
ただ眺めて通り過ぎるだけ。
そしてまた空知平野の、
のんびりとした平和な風景を眺めて駐車地へ。
その後帰宅して、
やらなければならないことに取り組んだ。
2024.4.30 「馬追丘陵」 ネギを胸張って持ち帰ってはみたものの・・・
4月も最終日の朝、
「今日はギョウジャニンニクを採ったて来て、
晩飯はジンギスカンにするから!」。
勇気を出して言ってみた。
すると、意外なほどあっさり、
「わかったぁ」、
と言って冷凍庫にしまってあるジンギスカンを出した。
「やったぜ!」。
うちの女房はギョウジャニンニクが大嫌い!
昔は一緒に少しは食べたんだよ。
ところがある日突然体に合わなくなってしまったようで、
1本食べただけでもトイレから出られなくなってしまった。
それからは臭いをかぐのも毛嫌いし、
とにかく「臭い」、「臭い!」、「臭い!!」、「臭い!!!」、
と言い続けるものだから、
とうとう持ち帰るのをあきらめた。
もう十数年前の話しだけどねえ。
その後今から数年前に、
一度だけ持ち帰ったことがあったが、
それ以来となったこの日・・・
この日は朝からいつ雨が降り出すかわからない空模様。
それで極力近くでギョウジャニンニクの収穫に当たるべく、
馬追丘陵へと出かけた。
そして旧マオイゴルフ場そばを駐車地として、
もう閉鎖されて5年にはなるゴルフ場の中を歩いて行く。
広い池のあるなかなか良い風景だ。
この池には大きな鯉がいるようで、
時折その魚影を目にする。
ゴルフ場をセンターハウス方向に向かい、
それに近付いたころ、
少々の藪を漕いで「馬追林道」に上がった。
この新しい林道を歩いて行くと、
今まさに伐採されたばかり、
という場面に出くわす。
周囲に目をやれば、
いつ伐採されてもおかしくない大木が林立している。
そしてこの伐採地から、
尾根筋に刻まれた刈りわけ道を上がって行く。
どなたかがきれいに笹刈りをして下さった後だ。
誠にありがたい。
おおよそトドマツの林の中に刻まれた刈りわけ道を登り、
「文学台」(250m)へ。
重苦しい空の下で、
石狩平野の広い風景を眺めて下山開始。
一旦林道に下りて沢に入った。
そこでギョウジャニンニク採りを始めたが、
ここは全般的に茎が細い。
こんな近場で苦労もせず手に入るのだから、
そう贅沢も言ってはいられないが。
もうかなり成長してしまっていたが、
とりあえずレジ袋(大)をいっぱいにして下山。
また広いゴルフ場の中を歩いて駐車地へ。
自宅に着いて、
とりあえずこの夜食べる分だけを玄関に置いて、
残りは物置に入れた。
波風が立たないようにするのもゆるくない。
そして玄関から台所に持って行って洗った。
夕食までざるに入れて放置することにしたが、
女房がやってきて、
ざるごと換気扇の真下に置き、
換気扇を回し始めた。
なんともいや~な空気が流れる。
それでパッと済ませようと、
自分でフライパンに入れて、
ジンギスカンと一緒に煮た。
それから夕食だったが、
女房はジンギスカンから少しでも離れようと、
食卓テーブルのいつもの席とは違う席へ移動。
そうなるともう、
喉通らないんだよねえ!
肉だけ急いで食べて、
ギョウジャニンニクは大半を捨てた。
それも女房が出してきた、
「臭い消し袋」に入れて!
やっぱりもう持ち帰れないな、
と確信した瞬間だった。
物置にまだ大量にあったものを全て捨てようと思ったが、
茎を醤油漬けにして保存した。
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