9月15日にアクロスの福岡シンフォニーホールで開催された、
「橘フィルハーモニーオーケストラ」の定期演奏会へ。
ホールのこの雰囲気が好き。
日常では味わえないこの空気感。
管弦楽のコンサートは本当に久しぶり。
チューニングの時から、
何十台もの楽器が響きあう音に感動、
自分の中にある芯のようなものが、
基本に戻り、落ち着いて行く。
ベートーヴェンの「運命」も
こんな曲だったのか!と
とても新鮮な気持ちで聴けた。
有名なドアをたたくような「タタタターン」の音!
一目覚めなさい一
と揺り動かされ、起こされる。
自分はこれでいいのか?
と問いかけたくなる気持ちにさせられる。
アンコールはエルガーの「威風堂々」。
(この曲の題名を思い出すのに、半日使った。
華やかで、明るさが続き、
どこまでも広がって行くような高揚感のある響きに、
ひとりで盛り上がって感動して泣きそうになった。
帰りはアジア美術館に寄って、
美術館賞。
アートカフェで画集もいろいろ開いて、ホッと一休み。
最後は音に誘われて、
中洲ジャズの轟かおりさんのステージへ。
しっかりと声量のある、素敵な歌声に引き込まれた。
ラストの曲は
「On the Sunny Side of the Street」
懐かしさもあって、
ジーンと胸が熱くなった。
管弦楽とジャズ。
生の演奏はやはりいい。
人は内側に共通の芯がある。
それぞれに響き合い、感じ合う何かがある。
その事が実感できた。
ー振動が体に伝わり、何かが目覚める。ー
色も光の波動、小さな小さな振動。
私が描く絵も、人の心を震わせて、
内側にある本質的なものを刺激し、
目覚めさせ、
奮い立たせる事ができればいいのに。
2時から6時まで、たった4時間だけど、
ひとりで盛りだくさんの1日。
体力つけて、これらもいろいろ楽しんで行きたい。
感じて、そして表現する日々を送ろう。