「明日、蓮の絵を観に言っていい?」
昨年の6月、
ブラジルの日本人学校で数ヶ月一緒だった友人からメッセージが来た。
36年間会ってないけれど、
フェイスブックのおかげで繋がりを持つようになっていた。
わざわざ関東から福岡まで日帰りで来てくれた。
とてもうれしかった。
絵を置いてもらっていたカフェ(昨年閉店)で久しぶりの再会。
話は尽きず、お互いの近況などを報告しあいながら、
あっと言うまに時間が過ぎた。
しばらくしてから、
友人は絵の前に立ち、
じっくりと眺め、
この一枚を選んでれた。
じっと絵を見つめる姿が忘れられない。
何かを感じてくれている。
「買おうと思って来たのよ!」
ニコニコしながら、
うれしそうに絵を抱えて持ち帰ってくれた。
何かを感じて、
ここまで来てくれた。
蓮の力もあるけれど、
友人のエネルギーも素晴らしい。
絵を描いて、観てもらう事は
ふたつのエネルギーを繋ぐこと。
描くよろこびを忘れないようにしたい。
蓮の花が咲くように、
きっとそこから何かが生まれ展開していく。
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