『 ラストラブ 』
[監]藤田明二
[原]Yoshi
[脚]龍樹
[音]大島ミチル
[歌]絢香
[出]田村正和 伊東美咲 森迫永依 片岡鶴太郎 ユンソナ 細川茂樹 阿部進之介 山崎一 高島礼子
NYで活躍したサックス奏者の明は、妻を亡くして帰国。
旅行会社に勤めながら娘と暮らしていた。
彼はゴミ捨て場で出会った清掃局員の結と、偶然にもNYで再会。
婚約者にふられて絶望する彼女をジャズクラブへと誘う。
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07/06/18 【 ○ 】
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この映画の前宣で、正和さんがサックスを自分で演奏していると言うことを聞き、
インタビューで「周りにいるのが本物のミュージシャンの方達だから、
自分だけ吹けないと言うのは恥かしいし、少しでも近づこうと必死になって練習した」
と言っていたので、さすが本物の筋金入りの役者さんだと思ったのですが・・・
確かに、自分で吹いているシーンはありましたが、
実際のジャズ演奏のシーンは吹き替えではないかと・・・
どれくらい練習されたのか分かりませんが、あそこまでうまく吹けるなんて
ちょっと信じられないくらいうまかったのです。
正和さんは好きな役者さんなので、この映画を観ようと言う気になったのですが、
正和さん老けました、、、。
1943年生まれと言うことだから、もう64歳!
ダンディだし、若く見えるし、素敵だけど、
もうそろそろ恋愛物からは引退した方がいいのではないでしょうか・・・?
伊藤美咲から「ジジイ!」と言われるシーンがありましたが、
1977年生まれ30歳の彼女からすると「ジジイ!」は言い過ぎとしても、
いくら正和さんが若く見えたとしても、親子ほどの年齢差を感じずに入られないほど
ちょっと無理がありました、、、。
片岡鶴太郎と同期と言う設定でしたが、これもかなり無理を感じてしまいました。
1954年生まれで約ひとまわりの年齢差はありありと分かりました。
と言うか、どう贔屓目に見たところで、キャリアの差が歴然と出ていて
片岡鶴太郎の貫禄負けでした。(苦笑)
そこにいるだけでの存在感と言うのか、オーラが凄いです。
なんか、正和さんのファンは必見のような、正和さんのための映画だったような気がします。
それだけ正和さん1人が他を圧倒して見えたのは私だけでしょうか・・・?
老けたと悪口のような言い方になってしまいましたが、
正和さんの演技力は、それはそれは大ベテランの役者さん!
泣くシーンなんか思わずもらい泣きしてしまいそうでした。
そして、悲痛感と言うか、悲壮感を漂わせる演技は天下一品ですね!?
スレンダーなボディは病弱なイメージがピッタリマッチするし、
カッコ良かったです。
親子ほどの年齢差の相手ではなく、年相応の女性との大人のロマンスだったら
まだ行けるかも知れないですね♪
でも私は、古畑任三郎が好きですが・・・
07-76 シネマックス