つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

言葉について考えてみた。

2004-11-17 23:22:39 | つれづれ
近頃、というよりかなり前から気になっている言葉。
「~じゃないですか?」「ありえない」「微妙」
みなさんもよく耳にするのではないだろうか?

「私って○○じゃないですか?」
と自分の状態を相手に肯定させようとする時にも
使われているらしいが、私はそれより
物事を相手に肯定させようという場合、
「□□って○○じゃないですか?」と使う人が多いように思う。
TVを見ていてもアナウンサーやタレントが普通に使っている。
どうしてだろう、私にはこの言葉がなぜか好きになれない。
この言葉の響き、何か嫌なのだ・・・ものすごく耳に残る。
私は「~じゃないですか?」を使わず「~ですよね?」に言い換えるようにしている。

「ありえない」、これもよく聞く。
関西なのでみんなは「ありえへん」と使っている。
「ありえない」を辞書で引くと「あるはずがない、考えられない」とあるが
最近の「ありえない」には、それ以上に強い全否定が込められているような気がする。
昔よく使われた「信じられない」に変わる言葉となりつつあるようだ。

あと「微妙」。これは私もよく使う言葉・・・
白黒はっきりさせない、グレーゾーン部分が多い日本人には
非常に使用頻度が高く、使いやすい言葉だ。
AでもなくBでもなく判断に迷う時「微妙だなぁ」なんてすぐ使ってしまう。
外国の方がこの言葉を聞いたらきっとイライラすることだろう。

言葉は日々進化している。これらの言葉以外にも、新しい言葉遣いが増えている。
「○○円になります」「~のほう」の是非についても少し前話題になった。
それを「乱れた言葉」として否定するか「進化した言葉」として肯定するかは
難しいところだが、長い目で見たら進化なのだろうか?
でも日本語の美しい響きが失われつつあるような気がしてならないのは
私だけだろうか?