はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『人形遣いの影盗み』

2021-12-18 10:39:34 | テレビ・映画・本
三木 笙子 著

《内容》
ある代議士夫人の影が盗まれた―。この不可思議な事件の謎を解いてほしいと養父母の頼みを断りきれず、高広は礼と調査を始める。事件には妖しい爪哇の魔術が絡み、さらに帝都を騒がす怪盗ロータスの気配が…。心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年を中心に、明治の世に生きる人々の姿を描く“帝都探偵絵図”シリーズ第三弾。書き下ろしを含む六篇を収録。
(「BOOK」データベースより)


(*´д`*)

ガッツリ長編ミステリーを読むのもいいですが、短編集もいいですよね。

(^∇^)

他人から見たら他愛のないものだったり嫌なことが、本人にとってはひどく大切なものだったり好きなことってあると改めて思いました。

それは物ではなく、感情だったり思いだったり。それを静かに描いています。どの話も似ているんですけどね。

「身近にいる人の気持ち」

近くにいるのに上手く伝わらない、伝わっていない。でも、たぶん私もそう。きっと世の中の多くの人がそう。

(´-ω-`)

その難儀な世界が切なく、尊く、もどかしく。それに惹かれるから、このシリーズが好きなんだと思います。

第4作は評判がよろしくないので、読むのは一旦保留。読みたい時期が来たら読もうと思います。

『最愛』最終回

2021-12-17 23:08:36 | テレビ・映画・本
加瀬さーん。

凄い。

2人のために、ずーっと抱えてきて、これからも抱え続けて。

切ない。

どれも相手側発信だったから、なおさら切ない。

( 。゚Д゚。)

渡辺父、最悪やな。

渡辺息子も最悪やったけど、父親も最悪やわ。

はぁ。

加瀬さん…。

一生2人に会わないつもりなのかな。

深すぎて、辛い。

(´・ω・`)

『点と線』

2021-12-17 11:48:11 | テレビ・映画・本
松本 清張 著

《内容》
犯人が仕組んだ情死偽装トリック。容疑者には鉄壁のアリバイが…。―蘇る往時の知的興奮!本邦推理小説界の記念碑的作品。
(「BOOK」データベースより)


(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)

松本清張の名前は知っていても、本を読んだことがないので読んでみました。

1958年(昭和33年)の作品で、当時を知らない私ですが面白く読みました。一応、電報だったり時刻表の本が分かるからでしょうか。今のネット(携帯電話)で情報をとってくる世の中しか知らない世代だと、非常にまどろっこしく感じる気がしますが、どうなんでしょう。

σ(´・ε・`*)

それはさておき、解決の糸口が見つかったと思っても、ことごとく阻まれるため、真犯人の周到さに驚くばかり。気が付けば刑事の焦燥感に同調していました。

タイトルの『点と線』。世の中は点と線だらけで、そこをまんまと利用されたから、このタイトルなのでしょうか。読了後すぐの感想としては、真犯人にしてやられた!ですね。

( ´゚д゚`)アチャー

もっと読みにくいものを想像していましたが、思った以上に読みやすく一気読みでした。

食わず嫌い?はよくないですね。