『魔術』

芥川 龍之介 著

内容。

主人公はある夜、魔術の使い手であるミスラ君の住宅を訪れる。魔術を見せてもらうことになっていたのだ。目の前で見せられた魔術に興奮した主人公は、ミスラ君に魔術を教えてほしいと懇願する。渋るミスラ君だったが、それでも食い下がる主人公。とうとうミスラ君は、「欲を捨てるのであれば教えてもいい」と言う。それから一月ほどのち、私は友人たちと集まっていた。

【青空文庫で読了】


(￣▽￣)

子どもが読んでも分かりやすい内容です。児童書なのかな？

子どもが読むと、どういう感想を持つのかは分かりませんが、私は主人公の単純さがおかしくて。

( ・∇・)

気持ち分かりますよ。

ミスラ君が「～私がハッサン・カンから学んだ魔術は、あなたでも使おうと思えば使えますよ。高が進歩した催眠術に過ぎないのですから～」と言ったら、私でも魔術が使えると興奮し、催眠術の部分は頭に入らず。

(￣▽￣;)

「欲のある人間には使えません。～あなたはそれが出来ますか」という問い掛けには、「出来るつもりです」と答え、答えた後に不安になり、「魔術さえ教えて頂ければ」と。

その答え、おかしいでしょ。欲を捨てること出来ないって分かります。

(￣▽￣;)

でも、気持ち分かります。

終始、主人公の性格が分かりやすく、私も同じことをするだろうと思うと、おかしくておかしくて。

大人も子どもも楽しめる話です。

( ＾∀＾)