日本の電力予備率が2~3%と際どい運転を迫られている。安定的にには通常は5~7%位が必要とされる。更に燃料の高騰とカ-ボンニュートラルとかで石炭火力の停止が追い打ちをかけている。火力閉鎖・動かぬ原発(日経新聞より)で見通しは暗い。 電力の基本を担うベ-スロ-ドを担うには自然再生エネルギーでは不安定すぎる。節電しか対策が無いのでは情けない。
福島第一原発の事故から10年以上経つが、ここで原発の再評価をすべきと思う。あの原発の爆発の原因は津波であって地震の揺れではありません。地震での構造的な破壊は殆ど起きませんでした。直接の原因は緊急時の炉心の冷却時の電源(ジ-ゼル発電機)が地下室にありそれが津波で水没し万事休止してしまいました。 緊急時の電源を高いところに置いたり原子炉格納器内に設置した 福島第二原発や震源地に最も近い東北電力の女川原発はあれ程の地震や津波に耐えて冷却停止しています。
残念な事ですが「羮に懲りて膾を吹く」対策でその後の原子力規制委員会等の原発再稼働の条件は的外れが多いようです。全国30基以上の原発は宝の持ち腐れとなり資源のない我が日本に多大な損失をもたらしました。今こそ原発再稼働について本当の原因と対策と冷静な判断をすべきチャンスだと思います。(私原発関係者でした(^_^;))