株と浮き世の話

身近な話題と終活の迷い道

リニア新幹線の談合問題

2018-03-08 22:18:46 | 真実の究明
リニア新幹線の談合疑惑でス-パ-ゼネコン4社に検察が捜査に入った。私は土建業界の様子を多少知る経験を持っているが、微妙だと感じる。 あれだけのプロジェクトになると、技術力は勿論リスクを引き受ける体力も必要だ。
そもそも発注側のJR東海が自力で設計見積もりが出来ないのでゼネコン4社の知恵と人を借りて纏めた代物だ。
ゼネコンにもそれぞれ得意分野があって、談合と言うよりは工区の調整の意味合いが強いのではないかと思う。

古い話だが、黒四ダムで有名になった、アルプス山脈を貫通した関電トンネルで破砕帯に遭遇して多量の湧水で進退窮まった時に、当時の関電・太田垣社長は請負者に金には糸目は付けないから貫通させてくれと頭を下げたといわれる。関電も工事会社も会社の命運を賭けた工事だった。

今度のリニア新幹線には南アルプスのトンネルもあるし、未経験な大規模地下駅があり、列車を運転しながらの工事となる。
リスクは山ほどある。発注側のJR東海だってス-パ-ゼネコン4社の工区の調整は願うところだったと思う。
法律で技術とリスクが裁けるかなぁ  友人にはこれが犯罪ならリニア新幹線なんて出来ないなんて言う奴もいる(^_^;)

蛇足だが 豊洲市場の工事の落札率が高すぎると小池百合子サンが騒いだが「大山鳴動して鼠ゼロ匹」だった。資材・労務費が高騰して嫌がるゼネコンに都側が頼んでやった工事もあると言う話もある。