非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

タワーバーチカル再検証(1)

2016-06-17 10:17:47 | タワー建設

ノート代わりのような記事になってしまいますのでご了承願います。

到着後、天候にも恵まれ早速作業を開始。

 

(1)  同軸ケーブル(室内側)点検

  芯線側と編線側をテスターで計測。コンスタントに270kΩが・・・・・何となく腑に落ちません。

  アナライザで確認してみましたが何となく短絡のような感じもしないでもない。

  でも給電点に繋がっているのでまだはっきりしません。

  後ほどアンテナ給電側も一旦外して、同軸を完全に開放状態にして再計測の予定。

  再計測はテスターによる絶縁(導通)確認とアナライザーによる開放(短絡)確認。

   

(2) TVIに関して大きな発見

      数か月前に7/14MHzで発生を確認した地デジへのTVI

      あの日は帰る前でろくにチャンネルなども確認していませんでした。

  今日、確認したらNHK総合のみに発生・・・・・・なのですが・・・・・

  良く見るとNHK総合が我が家のテレビの1chと11chにメモリされています。

  障害が発生するのはこのうちの11chのみ。

  画面右上を見ると11chはNHK総合(東京)、1chはNHK総合(水戸)となっています。

  この地域、すぐ直近に(本当に見通しです)中規模中継局がありまして、我が家もご近所さんも

  その中継局にアンテナが向いています。ここはNHK総合(水戸)です。

  こんなことからあまり心配しなくても良さそうです。

 

  そこでとりあえずTVIが出る11chのまま、いくつか検証をしてみました。

  【検証1】ダミーロード接続(リグ直下)でフルパワー(50W出力)

                まったく障害は発生しません。

 

  【検証2】同軸をリグから外してアンテナアナライザーに接続(RF信号出力:13dbm)

                13dbm、つまり20mWという超QRPです。

      障害発生。見事にブラックアウトします!

 

  【検証3】アンテナアナライザーをダミーロードに接続して、テレビにくっつけて送信

      まったく障害は発生しません。

 

    【検証4】上記の検証3のセットアップのまま、テレビ同軸にダミーロードへの同軸をぴったりくっつける。

      これ障害が出そうな気がしたのですが予想に反して出ませんでした。

      ちなみに同軸と同軸が接している長さは50センチ程度です。

 

  【検証5】検証2とほぼ同様の形態で、コモンモードフィルターを挿入。

       コモンモードは超強力なかのサガミエンジニアリング製。

       障害発生、ブラックアウト。

 

  【検証6】上記の検証5のコモンモードフィルターをLPFに変更。

      こちらのフィルターもサガミ製です。

      これは障害が発生しません。

 

      【検証7】無線機に上記のLPFを接続して送信。

      数100mW出力でも画面が乱れ始め、500mW~1W程度でブラックアウト。

 

  一部例外(検証6)があるものの、ダミー接続時はたとえ50Wでも障害はなし。

     このような事から屋外に延びている同軸ケーブル~ANTの輻射が影響していると考えられます。

 

(3) コモンモード電流測定

  気絶しそうな結果が出ました(笑) 

  若者が使う"ヤバい"という意味ではなく、真にヤバい数値。

  1W出力(SWR≒3で完全にマッチングしていない状態)でも20mA以上、50Wでは数百mA。

  やはり同軸に欠陥か?

  変なのが流れまくっているイメージです。

  後でタワーから降ろした同軸の先端にダミーロードつないで再測定予定。

 

だいぶ見えてきたので、午後は実際にタワーに登ってみます。

ぎっくり腰まだ少し痛いのですが(笑)

何はともあれ普通は見ないチャンネル設定(遠距離にある中継局)にしか障害は発生していません

でしたのでひと安心です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿