非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

ベランダアンテナの設置方法について

2017-10-04 09:08:30 | ベランダアンテナ

根拠を示せない内容ですがご容赦ください。

アマチュア無線を初めて三十年弱、その間仕事の関係で二十回以上転居しています。

殆どの場所でベランダにアンテナを設置してきた訳ですが、今回やっぱりそうなのかなと思うことがあったので書いておきます。

本当に経験則のみの内容になってしまいますが、数十回の引越しに伴う数百回以上のアンテナ設置から感じたことです。

あくまでも私の経験ですので、同じ結果にならない可能性も多々ある事をお断りしておきます。

 

『最上階でエレメントの1/3~半分以上が屋根より上に出るなら垂直設置』

運用周波数にもよりますが、これまで運良く最上階に入居できたことが数回あります。

この際に水平出し、屋根より低い垂直そして屋根より上にエレメントが出る垂直を何度も比較してきました。

アパマンハムにとって難関のアフリカやカリブ海と出来たり、パイルに飛び込んで楽しめたのは例外なく屋根より上に出る垂直設置でした。

二番手は水平出し、そして最下位が屋根より低い垂直設置です。

つまり最上階以外で運用するなら、エレメントの水平出しが好ましいと言い換えることもできます。

そういえば5階建ての2階部分に住んでいる時に、ローバンドでアフリカと出来た時もモービルホイップ水平出し。

 

『斜め45度はイマイチ』

どこが境目とかは分かりませんが、45度よりもう少し水平側に寝かせた方が良いような印象です。

 

『低層階において同一アンテナ、同一設置箇所だと確かに水平出しの方が垂直設置より良く聞こえる』

良く聞こえるので、良く飛ぶとも言えるでしょう。

ここ数日で何回か検証してみました。現在は5階建ての3階に住んでいます。周りは全周高い建物に塞がれた場所。

送受信とも水平出しに俄然、軍配が上がりました。

昨晩も14MHz(CW/出力50W)でハンガリーとQSOしましたが、垂直だとピックアップされません。

水平にしたとたんにピックアップ。

このQSO以外もピックアップ率がまったく違いました。

 

『SD-330の水平出しは故障の原因に』

メーカーからも強く言われました。

コイル内への浸水とブラシの方減りの可能性あり。

 

『SWR値だけではまったく判断できず』

当然、異常に高いよりも低いほうが好ましいとは思います。

今の3階のベランダでも垂直設置でエレメントの長さを変えてやれば、確かにSWRはほぼ1:1に近づくのですが、

だからと言って飛ぶのかというとそれはまた別の話。

極端な話、水平出しでSWRが2以上でもそっちの方が良い結果が出ることもあるでしょう。

前住居の垂直設置の際は28MHzでどうしてもSWRが3.5程度にしか落ち着きませんでしたが、それでも特段飛ばないとかはなかったです。

3.5は高すぎでしょうが、例えば垂直だと1.1になるのに水平だと1.8しかならないといって悲観することはないと思うんです。

送信機への負担もあるでしょうから、その場合はチューナーで整合してやれば良い訳で。

SWRという数値的な指標に拘りすぎて、実際の飛び受けが犠牲になってしまうと面白くないですよね。

 

こんなところでしょうか。

極端までは行かないにしても低層階のベランダモービルホイップかつ準袋小路のような場所でも、アフリカや南極が聞こえ50W出力でもヨーロッパや南太平洋の局とパイルアップを抜けてのQSOが楽しめます。エレメントを空に向かって手を広げるように設置してやれば、どこかしらのルートから世界に向けて電波が飛んでくれるのでしょう。

またレポートします。