とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

豊作祈りサバ踊り 穴水町木原の白山神社

2015年04月05日 | 日記
5日小雨の中、穴水町の木原に行ってきました。例年だと4日に行われる木原の春祭り・「さば祭り」は1日遅れて5日になったので行くことができました。

このお祭りは初めて行くお祭りでしたので、少し早めに行き当元の方にお祭りの流れを教えてだきました。

神事は、田畑を荒らして娘を奪った白ムジナを退治した侍が、そのムジナの切り身を村人に配り、神社の前で足音を立てて踊ったという伝承にちなむと伝えられており400年も続いているお祭りです。

当元の一人が烏帽子(えぼし)、狩衣(かりぎぬ)姿で拝殿内をまな板に塩サバと包丁を乗せて飛び跳ねる「鯖踊り神事」踊り手を務めると言う楽しいお祭りです。


小雨の中でも、神社ののぼり旗がはためいておりました




今年は、木原にお子さんが誕生したことで、その子が健やかに育つ子とを祈願するお祭りを先に行われました。
お祓いの後、お父さんが玉串奉奠、宮司さんから記念のお守りと、元気で育つよう祈願された旨話されておりました。


引き続き木原・白山神社の春祭り。湯釜の神事です。


湯釜で清めた熊笹でお祓いを受けます。


氏子さんの玉串奉奠が終わり、春祭りが終わり「直会」になります。


直会の最中に、「さば踊り神事」が奉納されます。大きな銚子に桃の花。腹合わせにし、包丁を載せた塩サバ2匹を麻ひもでくくったまな板が準備されています。


「さば踊り」と言われる祭りのクライマックス。祭壇から、塩サバと包丁を乗せたまな板を持ち、氏子たちが廻りから囃す中、飛び跳ね、踊りながら拝殿の片隅に用意された祭壇まで進み壇上に置く。


一礼して自席に着く。


直会の終盤、帰りの「鯖踊り」。今度は仮の祭壇から再び鯖を持ち戻る。


持ち帰った鯖を小さな切り身にして氏子に配る。


お祭りのフィナーレは「お餅」(菱形のお餅)を参拝者に撒くのですが、近年お餅に替えおせんべいになったとか。


踊りを奉納した当元と祭壇を準備した当元が改めての直会で本日の神事は幕を下ろしました。




帰路、能登鹿島駅の桜の様子を見て来ました。もう少しです。

さば祭り(鯖踊り)は20軒に満たない木原地区の春祭りですが、脈々と続いているお祭りです。
木原の郷に、高齢化が進みながらもしっかりと引き継がれているお祭りです。
来週末は花見情報でしょうか・・・?   おせんべいは美味しいごま味でした。
















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