とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

輪島で豊作、平穏祈願のお祭が

2014年02月07日 | 日記
6日、輪島市門前町と大沢地区に楽しいお祭「ぞんべら祭り」、「小串祭り」がありました。

 門前町鬼屋の鬼屋神社では、「ぞんべら祭り」(県指定無形民俗文化財)が氏子らが田植えの準備(田作り)から田植えまでの作業をユーモラスに演じ、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願しました。
 拝殿正面の畳3枚を田に見立て、祭主を務めるの中田玄丈さんが鏡餅に棒をさした鍬(くわ)で田起こしやあぜ塗りの様子を演ずる。神楽太鼓を農耕牛に見立てた場面では、牛の鼻取り役と激しく動き回り、おもしろ可笑しく演じ参列者の笑いを誘った。

お祭の見せ場、早乙女の田植えでは高井未桜ちゃん(2歳)のスペシャル早乙女?が参加、紹介されると大きな拍手が起こりました。


雪で真っ白な門前・総持寺参道


氏子さん他地区の役員さん、早乙女さんがお祓いを


祭主・中田さんが鏡餅に丸棒をさし鍬に見立て、畦塗りを


一服の時の食事で料理、みそ汁がまずいなどと難癖を付け、御膳をひっくり返す


いよいよ早乙女さんの田植え。松葉を苗に見立て植える所作。未桜ちゃんも頑張る


植え終わると豊作に成るようにと「田囃子」に合わせ「コゴメの木」(紫式部の木)を叩く。「いつより世よし」と3回唱え祭りは終幕。

この後、12日にはこのお祭の続編とも言われているお祭「万才楽土」が櫛比神社で行われます。

午後は、大沢町の静浦神社の「小串祭り」に行きました。

猿鬼に娘が連れさらわれたなどの伝説から「人身御供」に見立てる串。三角のお餅、串柿、人参、ごぼうなどを竹串にさしたものを供える。中でも娘の黒髪に見立てたと海藻「ギンバサ」(ホンダワラ)も供えられる。

お祓いが済むと、ギンバサと小串は地区の各家庭に配られ、神棚に供えられ神への感謝と地域の平穏無事を祈る。


上大沢の間垣。日本海からの強風に耐える


大沢までの途中の川は氷ってつららとなっている


大沢の港




お祓いを受ける小串


参拝者の皆さんお祓いを


ギンバサと小串は町会長に渡されて、お祭は終わる


お祓いを受けた小串は参拝者に配られる。


直会は御神酒で質素に

前田藩の十村役が居た大沢。町野から門前までを領地とし、年貢米は船で大沢まで。
交通の要所として栄えた大沢。今こそ道路が出来陸路での行き来が出来ますが、それまでは船でしか訪れることが出来なかった大沢に残る質素なお祭でした。
三宝も輪島塗の立派なものでした




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