日本では三菱ミラージュ(2代目)又はランサーフィオーレ(2代目)として馴染みのあるタイプだが、タイではランサー又はチャンプ(CHAMP)として発売されていたそうである。
発売は日本とほぼ同時期の1983年だが発売終了は1994年らしい。(タイ語Wikipediaでは1996年)それなので日本の2代目ミラージュ・ランサーフィオーレよりも長く販売していたことになる。さらにタクシーとしても使っていたそうである。
1.3ℓエンジン及び1.5ℓエンジンを搭載した3ドアハッチバック及び4ドアセダンが用意されたが、後に3ドアハッチバックと1.5ℓバージョンが廃止され、後年はチャンプⅡ又はチャンプⅢとして発売されていたらしい。(但しタクシー仕様は1.5L)
4ドアセダン。フロントが凄いことになってるな。それでもそれなりに長年愛着を持って乗ってきたのだろう。日本だとうるさいだろうな。
リア。この個体はランサーなのに何故かCHAMPのステッカーが貼ってある。さらに色々とステッカーが貼ってある。いじるのが好きな人が多いな。
サイド。80年代の三菱車、特にこのタイプは前面の角度がいいね。
タイヤ。トヨタ車のタイヤホイールだな。タイヤホイールのストックが無かったのかな。出来ればオリジナルの鉄ホイールを履いてほしい。80年台の三菱車のあのタイヤが好きなんだよな。マレーシアだと兄弟車のプロトンサガが履いてるあのタイヤホイールだよ。
リア。
やっぱりランサーと書いてある。フィオーレではないそうで。
MITSUBISHIのロゴ。
フロントのアップ。ヘッドライトのケースが無い。でもこのタイプが生きてるだけでも有り難い。かつて2代目ミラージュに乗ってた者としては思い出深い自動車ですもの。幼い頃、馴染んでた自動車が東南アジアのタイで走っていると思うだけでも感慨深い。
場所が変わりまして
今度は赤の3ドアハッチバック。これの名前はCHAMP。中古車販売店の店長(?)のマイカーだそうで。店長に撮影していいか聞いたらOKしてもらった。ありがとうございます。
さらに
エンジンルームまで見せてくれるというサプライズ。まさかそこまで見せてくれるとは思わなかった。このモデルの型式、C12Aとも書いてあるし、さらにエンジンは4G15と書いてある。そうなると1.5ℓエンジンだろうな。
エンジンの写真のつもりだけど、興奮してこんな写真になってしまった。すいません。それだけ思い入れがあり好きなんだよ。
蛇足だが、他の国を見てもこの2代目ミラージュがそれなりに居る国はあまり無い気がする。(少なくともこれまで自分が訪問した国々では)
あとはお隣のマレーシアだと2代目ミラージュベースのプロトン サガが結構いるし、天然個体も当たり前のように見る。出来ればタイとマレーシア国境付近でプロトン サガとの共演を見たいものだ。
そんな訳で個人的に思い入れの強いタイ版ミラージュを自分でネットで調べてまとめてみたが、もしかするとどこか誤りがあるかもしれません。
それでもあまり取り上げられることのないタイでの2代目ミラージュについて少しでも参考になれば幸いである。