趣味の小部屋 ( オーディフィル 公式ブログ)

ひのきスピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。 (管理人:カノン5D)

電源ケーブル試聴「フジクラ CV-S3.5」

2008年11月09日 17時07分03秒 | オーディオ
電源ケーブル「フジクラ CV-S3.5」をアンプPMA-2000Ⅳに使ってみました。

凄く太く硬いケーブルで、銅シールドも頑丈です。銅シールドは加工の際、切断面で手を切りやすいので注意が必要です。(写真)


最初に聞いたとき、後に仰け反りましたね。
今までのモヤモヤ~っとした暗い舞台に、一気に原色系のスポットライトが何本も降り注いできた感じですw
性格として、派手で、陰影が強いケーブルだな、というのが第一感想でした。

エージングが進むにつれ、聴きやすい音になり、クラッシック曲も楽しめるようになりました。

今回は明工社のタップコンセントとアンプの間に使用し、プラグはオヤイデの029系です。

この電源ケーブルの最終的な感想としては、

標準ケーブルに比べ、驚くほどの音質向上。
特に、高域~中域の切れ味・粒立ちは抜群で、しっかり情報を描写します。奥行き表現・音像感も良好で、ソロ楽器の陰影を上手く表現します。低音の質感・量感も標準ケーブルと比較すれば良い方向に推移したように感じました。
この「長所だけ」を考えれば、数倍もの値段のケーブルと張り合えるように思えます。

ただ、何か変なのです。

イメージ的には、総エネルギーが限られている感じで、サビ部分になると周囲の楽器にメイン音像(ボーカルや主役楽器)が飲み込まれてしまうのです。しかも、音量の盛り上がり感にも欠ける…


Phile-webで相談した時に、複数の方がフジクラのついて(マイナスの)評価をしていたのは、この癖の為だったのかもしれません。

ソロ楽器の存在感は素晴しいのですが、この癖は致命傷に思います。

ともかく、500円/mでこのパフォーマンスは凄いです。実験用としては面白いので、オススメできますw
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『Key+京アニっぽい。』[CLA... | トップ | (アニメ)上から見ると・・・w »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オーディオ」カテゴリの最新記事