先日もリチウムイオン電池関連の本を読みましたが、
こちらは、完全に理系向けの本。
リチウムイオン電池を構成する正極材・負極材・セパレーター・電解質・バインダーに分けられて解説されていました。
現在は、正極材としてLiMn2O4、LiCoO2など、 負極材として黒鉛などが用いられていますが、
それを超える特性(主に容量)を実現するために様々な材料開発が行われています。
しかし、そうした新規材料は使用時に膨張する、反応速度が遅いなど様々な問題があり、
今後さらなる改善が期待されます。
本書は、各分野の研究者が合同で執筆していましたが、
それぞれの項によって読みやすさが違うかな?と感じることもありました。
値段はちょっと高めですが、リチウムイオン電池の現状を知る良書だと言えるでしょう。
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