駆潜亭清吉丸釣行記

海山釣行録

カツオ

2017年09月05日 | Weblog
浜名湖わし丸さんから中深海釣りに行って来ました。
今回の同乗は初顔合わせのT中さんで飛び道具(キャスティングロッド)は持参してない様子。
なので飛び道具は自粛しようと思ったが、僚船の、かず丸船長が本日はルアーでの出陣。
話を聞くとカツオがボンボンいるらしい。
チャンスがあればと今回は堂々と積み込むことに。
もし運良くカツオのお目見えも30分はないだろうと仮眠するためにキャビンに入る。
出港出湖して間も無くエンジンの回転が下がる。
アブコや子カンパチでもいるのかなと様子を見ると、餌床(ベイトボール、アンチョビボール)にカツオが見える。
一投目、着水すかさずヒットもバラシたが、二投目も着水すかさずヒットでこれはシイラ。
万力と言うだけあって引きは最高。
餌床ぎりぎりの着水ではカツオで少しでも外すとシイラが来るということで3尾ずつゲット。
船長もT中さんのお土産含め2,3尾上げて、中深海ポイントに向かう。
シイラのエラハラを処理捌きながらポイントに向かうのだがこれが間違いだった。
腹からまん力臭(腐ったイワシがドブに捨ててあるような匂い)が鼻をつき、
素手でハラワタを掻いてしまったので爪の中にまん力かすが入ってしまった。
ポイントに到着しても臭いが残りウネリと、どんよりした空気でゲロッキー状態。
おまけに潮も速く、水深アナウンスよりも10mくらいも糸ふけが出る。
そしてアタリもこの頃では一番少なく当たっても乗らない。
定番のユメカサゴも乗らないし型物のアタリが二度あったが乗らない。
まあカツオの土産があるから余裕はあるのだが、いよいよ最終ポイントに移動。
本日は潮が速く残念でした(🎶ちゃんちゃん)。

なんて終わるところだが、これからクライマックス。
彼方に蔵王山が見えたのでふと思い出す。
江戸時代の帆掛け船が蔵王山沖に達すると帆を降ろして航海の安全を祈願したそうだ。
自分も蔵王権現の御真言「オン、バキリュウ、ソワカ」と唱えてみた。
着底しても棚を取るたびにラインが出るのでけっこうな掛け下がりかと思っていたが糸ふけが出ていただけのようで、
「仕掛けを上げて下さいのアナウンス」。
しかし、その時、重いトルクのある引き込み発生。
頭の中では間違えなくアラだと思い慎重に乗せる。
途中何度か強烈な引き込みをかわす。
船長から「キロ越えのユメカサゴがいると聞き」少し不安になる。
残り30mで強烈な引き込み発生でアラの可能性がなくなるが水面に浮いたのは予想外想定外の大型メタレッドなアカムツ1.8kg。
水面で針が外れたが浮いていてくれたので船長の操船でタモ入れゲット。
次は着底して斜めのライン糸ふけを巻き取っていたら強烈引き込み。
間違えなくアカムツでアカムツの集落直撃だと思い慎重に巻き上げると、なんと今度はアラ。
最終ポイントで最高な釣行になりました。
釣果(アラ、アカムツ、ウッカリカサゴ、ウケクチメバル、ユメカサゴ9尾、カツオ3尾、シイラ3尾)